月組全ツお月様市川市民文化会館の初日を観劇することが出来ました。残念なことに一幕はスタッフらしき人達のお喋りが絶え間なく会場に響き、イライラハラハラしましたムキー暗くて静かなマサツカ芝居でよくも!!集中力を切らさず芝居を続けた月組子は本当によく頑張ったと思います拍手



南米の元英国領で軍事クーデターが発生したことを告げる各国のレポーター達カラオケ女王は重症を負いますが、英国情報部から依頼を受けたブラック・ジャックの執刀により一命を取り止め、クーデターは鎮圧されますアップ



B・Jの天才的な腕が示されると同時に、クーデターの情報を事前に掴み、儲けるはずだった人達が一転窮地に陥る描写が流れるようなナンバーで表現されますうずまき



白と黒だけなのにバラエティに富んだお衣装、舞台を広々と使ったダンスナンバー、ずば抜けて小顔なるねちゃんの撫で付けた金髪が、我々を作品世界に誘ってくれましたちょうちょ



胸元におリボン、マント姿、一見ニヒルB・J先生が暑苦しくて可愛くてどうしよう!?命の価値に差をつけようとしたり、命を粗末にするようなヤツは、権力者だろうが患者だろうが言葉でコテンパンにし、実力行使も厭わない先生グー



全般的にご機嫌斜めなのですが、彼の怒りの裏側には自身が経験して知った、生への強い執着があり、懸命に生きようとする人達に向ける眼差しは優しいのでしたお願い



ピノコとの電話で見せるデレ気味の笑顔(終演後、ファンのLINEがピノコ語で溢れる現象が起こったやに聞く)や、言い争いに割って入ろうとして足を踏まれ悶える顔、難しい手術を受けることを決めたケインを見つめる穏やかな顔、麗しいれいこさんの百面相をありがたく拝見しましたサーチ寝顔にイビキzzzのサービスまで、ご馳走様でした。



看護婦と女医(←敢えて)を堂々と呼び間違い、場を固まらせるれいこさんも最高笑マサツカ作品のお楽しみの一つは、芝居が出来るおもしろ娘役枠です。今回はりりちゃんが抜擢に応え、れいこさんとのコンビネーションで笑いを攫っていました笑い泣き



海ちゃんは情報部の将校アイリスとB・Jのかつての恋人、恵の2役でした。回想シーンでポツポツ登場する恵さんは柔らかでフェミニンな雰囲気ピンク薔薇アイリス役の時は笑顔は封印して演じ分けていました目



自分を庇って頭に銃弾を受けドンッ職場を去った元恋人、ケインとの行き詰まった関係が、おだちんも海ちゃんも上手いだけに苦しかったですショボーン



ケインの治療をB・Jに懇願する時の思い詰めた顔、治る見込みもないのにあんな顔で側にいられたらケインも辛かろう…彼女はMI6で使命を果たし続けているのに自分はそうできないなら尚更です傘



だから彼はやぶれかぶれになり、情報部から不正に得た情報を利用してブックメーカーとして生活している…ようですが、中の人の個性がどこまでも真面目(先輩の無茶振りでふなっしーのモノマネまでするほどに)なためか、危ない橋でも割と堅実に渡っていきそうなケインでしたニヤニヤ



ケインから買った情報で損失を被った武器商人の組長に捕まるおだちんと弟分のぱるくん(すれてなくて可愛いキラキラまのんちゃんとのウブなカップルOK)。情報局のPCにアクセスしろと脅す悪い人のはずなのに、IT用語についていかれずキョトンとする組長さんの愛嬌はずるいなデレデレ彼に塩対応なじゅりちゃんも新鮮でイイアップ



アジトに踏み込み撃たれたアイリスの手術を待つ間、自分は彼女にこんな思いをさせていたのかと懊悩するおだちんの芝居にホロりときてしまいましたあせる前半がもっとチャラくて荒ぶった役作りだったらさらに泣けたかも…



B・Jに噛みつかれても鷹揚に対応し、大義のためには命も惜しまない(利益のためには仲間を切り捨てても構わない)とどっしり立っているりんきらのスノードン卿、流石でした拍手新しい007シリーズのスカウトに発見されて世界のりんきらになってしまったらどうしよう…

 


リプライズの「かわらぬ思い」。あの低い出だしの一音目から危なげないどころか、深みのある歌声は温かく優しく、目の前にぐんぐん歌詞の情景が広がっていきました。温かいお布団に包まれ、揺かごで揺られている気分でした音符



ショーはれいこうみお披露目作クラッカーの再演です。今回の全ツは芝居を正塚先生、ショーを三木先生が担当。しかもありちゃんというザ・ショーダンサー、あみちゃんのように分かりやすく華やかなスターが不在の座組で、作品やメンバーが発表になった時にはし、渋い滝汗と思ったものです。



ところがどっこい、個々の舞台スキルが高く、芝居心を感じさせて場面それぞれ彩りが豊か虹デコレーションケーキの派手さは無かったかもしれないけれど、複雑で香り豊かなブランデーケーキの味わいとでも申しましょうかナイフとフォーク



あと、直近の宙組公演、ちなつさん率いる別箱組にも感じたことですが、今の宝塚は歌える男役が路線に集中している!?お耳が幸せな時間でした耳



ぱるくんの大躍進に瞠目スター男役を引き連れ、じゅりちゃんもガチッとホールドしながらセンターで歌い踊っていて、ありちゃん去りし後の月組に新しい風が吹いてるダッシュと感じました。長身も映えることラブ陰ながら応援している涼宮君も、端正な踊りで目を惹きました。



さちか姐さんの歌手ポジションにはせんりちゃんが音符晴音アキ様が芯だった場面は我らがかれんちゃんが入り、また違った個性を輝かせていました。りりちゃん、まのんちゃんも追いかけなくてはいけないし、娘役応援隊としては幸せだけど、とにかくオペラが忙しいです!!



おだちんは芝居・ショー共に2番手格で、一気に出番がそれも場面のセンターが増えていましたガーンちょっとまだ一生懸命さが伝わってきてしまいますが、ショーでも芝居パートは任せて安心、加えて熱視線、声の厚みといった自分の武器を使って武者修行中といった感じ筋肉限界突破した先、抜け感を身につけた風間柚乃が今から恐ろしいです驚き



若手の台頭が嬉しい一方、ダンス番長るねちゃんは振りと振りの繋ぎまで隙なく美しく、こちらも夢中でオペラで追いかけているうちに、気付いたられいこさんの目玉焼きヒヨコカラーの羽が目の前にありましたポーンはやっ!



終演後体感20分くらいはてなマークバスで会場を後にするジェンヌさん達手これからまだ全ツの旅は続きます。どうか皆さん怪我なく、ご当地ネタを振り振られして元気に駆け抜けてください日本国旗