バタフライハンター | 仕 事 百 貨 の ブ ロ グ

バタフライハンター

"人々は天職というとらえどころのないものを見つけるべきだと感じているが、
真の愛というのがなんなのかわからないのと同じで、誰もそれがなんなのか
具体的にわからない"



「バタフライハンター」 の著者は天職とは何なのか探すために、
自己啓発本やキャリアカウンセラー、性格診断などを利用せずに、
天職だと言える人にひたすらインタビューすることにした。
どうやって今の仕事に出会ったのか、なぜ天職だと言えるのか…


相手は木登り好きな少年から難易度の高い高所作業をするスパイダーマン、
義眼を作ることが楽しくてたまらない目玉職人、
男性にまじって「きこり競技」でチャンピオンになったきこりレディ、
映画の予告編のナレーションを担当する声のセールスマン、
脳性麻痺でプレー経験のないアメフトのキッキングコーチ、
虫好きが高じて昆虫採取を続けるバタフライハンター…




結論はでないけれど、何かしら共通点がある。

それはまず仕事に偏見がない。
仕事だからつまらない、という考えがない。

あとは好きなことを突き詰めた(dig it)結果である場合が多い。

人生が分断することなく連続性がある。


多くの人は「就職」や「定年」で分断されることが多い。
学生時代に何かに取り付かれたように自由を謳歌し、
その後は定年目指して仕事に耐えるような。

選択肢は大学の学部だけしかないわけではないし、
エントリシートを提出できる会社だけではないということ。


まあ、とにかく楽しく読める本です!オススメです。