自分を拠点に半径何km以内の人という形で、女性を対象にして探し始めた。
そこで初めてコンタクトをとれたのが、イギリスの方だった。
住んでいる場所が近かったので、私はたどたどしい英語のメッセージで会う約束をし、食事をしながら会話した。
背丈は私と変わらなかったが、まつ毛までも金髪で、伏目でもわかる大きい瞳。
綺麗に筋の通った鼻の頭から、左右にかけて広がるそばかすが可愛いく、明らかにSサイズ顔の外国人女性が目の前にいる。
向かいには、同じ人間なのに、「平たい顔族」という映画のセリフが頭に浮かぶ、全く違う見てくれな自分自身の日本人を痛感している私。
彼女のオーラのお陰で、当たり前な和風の空間も別世界に変わる。
右手の箸は置けないくらいお腹が空き、美味しい料理だったので、携帯はGoogleに直ぐ頼れるように、画面も準備万端に左側へ置いた。
だが、彼女の整った唇から出てくるのは流暢な日本語。
英語を勉強したかった私の考えとは全く反していたが、そんなことはどうでもよくなり、中途半端な発音と文法で恥をさらすなら、喋らないほうがいいと言い聞かせ、従順に日本語を喋った。
会話はとても楽しく進み、ここでも人の語学力に頼る自分がいたが、娘以上に感謝した。
つづく…
