お久しぶりです。 拙い文章ではありますが、楽しんでいただけたら作者冥利につきます。修正を加えました。

第2話『ユウトピアな学園へようこそっ(*゚∀゚*)』
3人が昇降口(しょうこうぐち)をくぐり、クラスの紙を受け取る。
理王(りお)、羅菜(らな)、兎華(とか)はお互いのクラスが書いた紙を見せ合った。
そして、3人とも驚いて目を合わせる。
「「「えー?全員1年2組?すごい偶然!(ぴょん)」」( ^ω^ )」

3人は、1年2組の教室に着き、空いていた席に固まって座る。
3人がたわいもない雑談をしていると、担任となる黒い髪にスーツに身を包んだ女教師が教室の前方の扉を開き、やって来る。
教師は教壇に立つと話を始める。
「さて、私がお前たちの担任となる 彩伊 瑠環(さやい るわ)だ。事前に連絡がいっているとは思うが、この由緒正しき(ゆいしょただしき)学園に男と言う名の異物(いぶつ)が混入した。このクラスにいるぞ?私がその噂の問題児を受け持つ事になった。 ゴミのような異物(いぶつ)はそこにいるぞ!」
瑠環(るわ)は叫んで理王(りお)を指差した。
指を差された理王は椅子を蹴って立ち上がり叫ぶ。「先生は俺が男だって分かってくれるんですね?」瑠環(るわ)は首を横に振って否定する。「・・・お前は男だが、今のお前は 女だ!」その決定的な言葉に理王(りお)はその場で泣き崩れる。「う、嘘だー!俺は男だ!だ、誰か信じてくれー!(´;ω;`)」泣き崩れる理王(りお)に対して、瑠環(るわ)は怒気を荒げる。
「お前、高校生だろ?泣き崩れる前に服を着替えて来い!誰か手伝ってやれ!ほれ、これに」
そう言って、理王(りお)に女子用の制服一式を手渡した。


理王(りお)と羅菜(らな)はトイレの個室で悪戦苦闘していた。
パンツ1枚になり、ピンクのブラジャーを着けるのに苦しんでいた理王(りお)は呟く。
「こんなの女子は毎日着けてるのか?手がもげそうだ!」
そんな、理王(りお)の様子を見かねた羅菜(らな)は理王(りお)のブラジャーのホックを留めてやる。
「お姉ちゃん、ぶらじゃあ着けられないの?アタチもママにつけてもらうの。(^_^)」
茶色いツインテールを揺らしながら言う羅菜(らな)。
そこからは割とスムーズに着替える事が出来た。
着替え終えた理王(りお)は鏡に映る自分の姿を見て、叫ぶ。
「俺、女装しちゃってる?嫌だああああ!」
トイレに理王(りお)の悲痛な声がこだました。

トイレから出て、教室に戻る理王(りお)と羅菜(らな)。 だが、教室には誰もいなかった。
顔を見合わせる理王(りお)と羅菜(らな)。
「皆、もう体育館に行ったのか?や、やばくないか?ごめんな。俺に付き合わせてm(._.)m」
謝る理王(りお)に対して羅菜(らな)は首を横に振る。
「お姉ちゃんは悪くないよ。(╹◡╹)」
理王(りお)は素朴な疑問を口にする。
「何で、俺がお姉ちゃんなんだ?」
「お姉ちゃんだから^_^」
理王(りお)の質問に対し、意味不明な事を言う羅菜(らな)。
理王(りお)は苦笑する。
「お姉ちゃんじゃないけどな。まぁ、世話になったし、お姉ちゃんになってやるよ。困った事があったら、助けてやるよ(`・∀・´)」

2人は遅刻して体育館に入る。すると、歓声が沸き起こる。
「羅菜(らな)様のご降臨!」
理王(りお)が声のした方角をみると40人以上の女子の集団が羅菜(らな)に声援を送っていた。
理王(りお)と羅菜(らな)は顔を見合わせる。
「知り合いか?」
「ううん。アタチ知らない・・・」
羅菜(らな)を崇める謎の集団、その正体は羅菜(らな)を崇める団体 『RG信仰教団』だ。
この組織は羅菜(らな)が入試試験を受けたその日に発足し、以来勢力を大幅に拡大した。
学園側の収集がつかず、部活動として認められている。 活動内容は羅菜(らな)を神と崇める。それだけだ!学年、クラス問わず所属出来る。
なので、羅菜(らな)を何とも思っていないけど、楽だからと言う理由で所属する者も少なからずいる。うるさい歓声のせいで羅菜(らな)を睨みつける者がいることに2人は気がつかなかった。

入学式が始まる。いつもの焼き直しだ。 生徒会長の挨拶。生徒会長は壇上に上がると挨拶を始める。
「さっ、・・・。何かピンク色のアレも満開に咲き誇り?じゃなくて散りゆく?頃となりました?
今日新たな100歩を踏み出す?侵入性(しんにゅうせい)の皆さん!?ご入学おめでとうございました。会計は150億円になりましゅ?私たち罪香性(ざいこうせい)はみなさんの入学を心からお祈りいたします。・・・失礼いたしました。みなさんの入学を心から歓迎します。ですが、この由緒正しき『笛塔名学園(てきとうながくえん)』に汚物が混じってしまった事が大変、遺憾(いかん)です。コホン! ここがみなさんのユートピアとなることを心からお祈りしています。
改めて、みなさんのユートピア『笛塔名学園(てきとうながくえん)』へようこそ!これを以って生徒会長の挨拶とさせていただきます。」

理王(りお)と羅菜(らな)は寝ていたが、兎華(とか)はなぜか話を聞きながら人目もはばからずゲラゲラ笑っていた。それから、PTAの挨拶などを終え、入学式は無事閉幕する。

新入生が退場する時、事件は起きた。
ギャルっぽい3年生が羅菜(らな)に足を引っ掛けて転ばせたのだった。
「調子乗るなよ?1年?あのうぜえ輩に囃し立てられていい気になるとかマジないわー!調子乗ってる後輩を教育するのは先輩の役目っしよ!アタシが教育してやるよww」
その場で大泣きする羅菜(らな)。
その声が鬱陶しく(うっとうしく)、3年生は羅菜(らな)の胸ぐらを掴もうとした。
理王(りお)は泣き声を聞き振り返り、羅菜(らな)が泣く姿を視認する。そして。
・・・次の瞬間。
退場しようとするクラスメイトたちの列を猛スピードで駆け抜け、突き飛ばし、疾風(しっぷう)のごとく駆け抜ける何かがいた。
それは理王(りお)だった!
理王(りお)は右拳を握りしめる。
その直後、ギャルっぽい3年生を衝撃が襲い、その体を吹き飛ばした。
理王(りお)の放った右ストレートがギャルっぽい3年生の右頰(みぎほほ)を捉え、殴り飛ばしたのだった。
ギャルっぽい3年生に向かって理王(りお)は言い放つ。
「下らねえイタズラしてんじゃねえよ!つーか、羅菜(らな)泣かせてんじゃねえええっ!」
ギャルっぽい3年生は理王(りお)を笑い飛ばす。
「え?ちょっと足当たっただけでマジ泣きしてる1年が悪いんですけど。てかアンタ、マジキモすぎ!wwなんなの?先輩に対して殴るとかマジナイワー!あの1年とどんな関係?」
理王(りお)は言い放つ。
「あいつの友達であり、あいつの姉だっ!」
そう言い放つと理王(りお)はその場から立ち去る。

教室に戻り、HRを受け、放課後の教室。
机に突っ伏す(つっぷす)理王(りお)に羅菜(らな)が近づく。
「ありがとうね!りおお姉ちゃん!(*゚∀゚*)アタチはりおお姉ちゃんに救われたよ!」
理王(りお)は起き上がり、言う。
「当然の事をしたまでだよ。そう言えば、何で羅菜(らな)は猫のパーカーを着てるんだ?ʕʘ‿ʘʔ」
羅菜は笑顔で答える。
「それは、アタチが猫だから!にゃんにゃん!(*≧∀≦*)」

ここまで読んで下さった方々に無限の感謝を!