父の願い。
それは、
自分亡き後、兄弟達(子)が末永く仲良く暮らして欲しい。
ただそれを願うだけだった。
今後の様々な状況を懸命に考え、
こんこんと遺言を遺した理由を綴った。
自分の築いた財産を、必死で守ってきた財産を
後世のために、子供たちのためを考え遺言を遺した。
長男に遺産を偏らせてはいたが、
父の重いは十分の伝わるはず。
とにかく仲良く暮らして欲しいと追記にも謳った。
とても感動的な内容の遺言である。
・・・・・・・・・・・・・・・
長男のもとに
数日後、遺留分減殺請求が届いた。
・・・・・・・・・・・・・・・
今日は良い遺言の日です。(4/15・よいいごん)
遺留分は、家族を崩壊させる力を持つ。
権利主張の根源に、希望の減衰が見え隠れする。
もう一度、
今日は良い遺言の日です。