11月10日「だんじりに乗って」 | 『幸せの種』           

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このブログは「続・幸せの処方箋」です。
  ~幸せの処方箋でみんなからもらった「幸せの種」を蒔き、大きな花を咲かせて実った果実を大好きなみんなにお返しできますように~

母の月命日である10日。
母が泊まり来る時用に用意した折りたたみベッドを処分しました。



まだそのままになっている母の荷物。
収納棚に突っ込んだままの洋服。
病院から持ち帰った荷物や薬はそのまま放置。
4ヵ月が過ぎました。

まだ見れない。
まだ見たくない。

母の手作りの帽子には、まだ母の髪の毛が残っています。
長い療養に備えて、秋物の洋服も自宅から持ってきていました。
オシャレもするつもりで、よそ行きの服や化粧品もたくさん。

泣きながら 全部一つの段ボールに一気に入れました。

夫ちゃんが肩を抱いてくれました。
朝日がイイ子イイ子をしてくれました。
アロマが心配そうに顔を舐めてくれました。


「もうこれ、誰も使わないし、使えないし、あっても辛いカラ捨てちゃって」


すると、朝日が
「あーちゃんの布団 ポイ!ダメ! あーちゃんの!!」と大粒の涙をこぼして訴えてきました。

「そんなこと言ったって、あーちゃん、もうベッドで寝ないからいいの!」

「あーちゃんの布団 ポイダメよ~~~~~~!」

「いいの!もういらないの!」



自分自身に言い聞かせるように
「もういらないの。あーちゃんはもういないんだから いらないの」と何度も言いました。




朝日を車に乗せて走っていると
カツオ「あーちゃん、お空?」
わたし「うん。あーちゃんお空にいっちゃったね。」

カツオ「でもあーちゃん、もうすぐ来るよ! きっと来るよ!」
「あっくんが、だんじり乗って、あーちゃん捕まえるの!」



別の日も
運転しながら、鼻をグズグズしていると
カツオ「あーちゃん?」と、心配そうに尋ねてきてカツオ「あーちゃん、もうすぐ来るよ! あっくんが、だんじりのってお空行ってあーちゃん捕まえる!」


母に会いたいという私の願いを叶えてくれようと
元気をくれようとしているのかな。



朝日。
いつまでも、泣いててごめんね。

子供に気を遣わせてダメな母だとは思うけど
でも、悲しい気持ちや寂しい気持ち
人が亡くなっていくってそういうもんなんだって
亡き人を悼む姿を見せるのも、それはそれでいいのかなって思ってみたりもするんだ。







でもね、あっくん。
だんじりに乗ってもお空には届かないのよ(;´▽`A``