スーザン・ボイルが初めてのオーディションに登場した時、観客は彼女の外見と話す言葉から、彼女を軽く見るような態度で笑った。

年齢を聞かれて47歳だと答えた時に質問者と観客達は目を見合わせざわめく。続けてスーザンが放った言葉が秀逸。



『それは私のほんの一部だわ』



そう言って腰に手を当ておどけるスーザンにまたしても会場がざわめく。

このおばさん大丈夫なのと言わんばかりに。


彼女が歌い始める前、おそらくその場にいた誰もが信じていなかった。しかし彼女が歌い始めると会場は一変し、彼女の歌声に魅了された観客達の歓声は鳴り止まなかった。



『それは私のほんの一部だわ』

カッコイイ!

なんて素敵な人なんだろう、ってファンになった。










彼女の名前はキアラ・セトル。

残念なことに私はこの映画を観ていない。仕事人間だった私は映画を観に行くことなんて稀で、上映期間がとっくに過ぎてからYouTubeでこの動画を見つけた。

何度観ても泣けてくる。













大好きな友人が今インドのバラナシというところに滞在している。

リシケシュにハマったのは、彼女がいてくれたおかげだ。

彼女のパワーと魂に共鳴共振している私がいる。