仕事でとてもお世話になっていて 体に無理をさせて働く私をいつも心配してくれた
仕事に復帰して1ヶ月
職場では もう悲しみは乗り越えましたって感じで明るく振舞ってはいるものの やっぱり心の傷は癒えていない
久しぶりに会う方に「生まれたんだね!」と声をかけられても『それが違うんです。』と心を穏やかに事情を説明することも平気そうにしているけど そんなことは全くない
何事もなかったかのように振る舞うのも疲れてしまった頃にお会いした あの方。
私の手を強く握り「大変だったな…」と今にも溢れそうなほど涙をためた目を見て 私も泣き出してしまいそうで必死にこらえた
とても暖かくて柔らかくて厚みのある手だった
こんな優しい手に包まれたら 悲しみの箱の紐がほどけてしまう
この時は仕事中だったからなんとかこらえることができた
仕事からの帰り道
運転しながら あの手の暖かさを思い出し 久しぶりに泣いた
復帰した1ヶ月間の心の疲れもあって涙が止まらなかった
私もあの方のように優しく暖かく包み込む手をもった人になりたい
心の傷にそっと寄り添えるような手に
