ああ、一週間が終わった...。
金曜日の夜から少し解放された気持ちになる。 また始まる憂鬱な..…
月曜日の事は考えるのはよそう。
明日はずっと寝ていよう..
ゆっくり...ずっと寝ていよう...。
起きたらYouTube観て、好きな事だけしよう。
宿題は日曜日にまとめてやればいい。
そうしよう。
土曜日..
まさか、そんな事が起きていたなんて
思ってもみなかった。
紗季は前々から
桃香のいじめにあっていた。
紗季は休みがちだった。
頭が痛い...手が痛い..気持ちが悪い..
口にはしないけど、誰もが、桃香のせいだって思ってた。
紗季には唯一、心を許せる友人、優美がいた。
毎晩、LINEでその日あった出来事、桃香の事も相談していた。毎晩、ピンポンと来る紗季のLINEを
ほとほとウザイと思いながらも、聞いていた。
時には泣きながら電話をしてくることもあった。
土曜日、優美は、何故か、桃香とメイ、菜月に
遊ぼう!と誘われて断る事も出来ず遊んでいた。
優美が持ってた、スマホがピンポン!となった。
あっ、紗季からだ。
ちょっと見せて。
....桃香は紗季の手からスマホをとった。
『月曜日、学校行きたくないよ。
もう、死にたい...』紗季のLINE
『学校行きたくなきゃ行かなくてもいいじゃん。
死にたいなら死ねばいいじゃん。ꉂ(ˊᗜˋ*)』
迷うことなく 桃香が返信した。
既読....返事はなかった。
紗季は優美の言葉に呆然としていた。
優美は、私じゃない!私じゃないよ!
そう心の中で叫んだ。
バラしちゃダメだよ。 桃香が言った。
その夜、優美は誤解を解きたく
紗季にLINEした。
既読は付くけど、返事はなかった。
紗季は暗い部屋でひとり..
死んじゃえばいい..優美が..
信じていた優美が、そう言った。
優美じゃなかったの?
ううん、もう、そんなのどおでもいい。
桃香がLINEを見た。そこに居た。
みんなで笑ってたんだ。
誰も信じられない。
紗季は絶望していた。
そして、いつもより深くリスカした。
月曜日から、紗季が学校に来なくなった。
そんなことがあったと、後から誰かに聞いた。
一歩間違えば、紗季は本当に自殺していたかもしれない。簡単に..いとも簡単に、人を殺しかねない11歳の少女達。無意識にではなく確信を持って。
そんなクラスメイトと過ごす
地獄のような学校生活
逃れられない...5年1組 檻の中
