秘密
実はあたしは浦上より前に付き合ってる人がいました。
なんやかんやあったから誰にも言わなかったんだけどね。ちょっと変わってたけど良い人でした。まあなんでこんなこと言い出したかってゆうとその元カレからメールが来たわけね。まぁ知ってる人もいないから内容載せるけど
ゆっちゃひさしぶり。
もう黒人男性と付き合う夢は叶えましたか?喜々として黒人の素晴らしさを力説していたゆっちゃんを懐かしく思います。
泣きじゃくるゆっちゃんが「好きだけど寂しいから別れる」と言って自分から連絡を断ったあの日から、もう5年が経ったんだね。月日が流れるのは早いもので。
突然メールを送ったのは、特に用事や理由があるわけではなくて、ただ昨日友達と会ってゆいかの話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。
今から思うと、なんだかあのときの付き合いは、おれの一人よがりだったなぁという気がします。ゆっちゃんはいろいろと我慢して溜め込むタイプだったから、なかなか気持ちに気付いてあげられず、よく泣かせたり怒らせたりしていた印象があります。いつのまにか不機嫌そうな顔になっていて混乱したことが何度あったことか・・・。今では素直に気持ちを言えるようになっていますか?
そういえばゆっちゃんにとっては初めての彼氏だったのかな?だからか、付き合う前から慎重で、いろいろ確認していましたね。「デート代は割り勘?」「キスは付き合って何ヵ月後の予定?」とか質問されて、返答に困ったのを覚えています。探りすぎ(笑)。
まだラブラブだったころ、ゆっちゃんは「私たちが別れるなんて考えられないね」って何度も確認するように言っていましたね。そのたびに「う、うん…」と答えていたけど、微妙にプレッシャーを感じていたのを今でも覚えています。
結果的に考えれば、おれはゆっちゃんと付き合えてよかったなぁと思います。いつも不安げで泣き虫なゆっちゃんと付き合うことで、自分が強くなるということを学べたように思えます。
いろいろ書いたけど、おれはゆっちゃんが大好きでした。これからもゆっちゃんらしさを失わず、それとせめて毎日お風呂には入るようにして、新しい誰かと幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. 貸していたスラムダンク全巻、売ったって本当ですか?
メールは返してませんが奴は相変わらずでした。
