今年もよろしくお願い致します。
今年一発目の記事は…、たかだか25歳のまだまだ人生の浅い男の、人生で一番辛い出来事。
ブログにはあまり出した事が無かったけど、ウチにはチョコの他にもモモというシーズー犬がいました。
18歳になる ご長寿のおばあちゃん犬です。
もう目も耳も…もっと言うと鼻も機能しなくなってしまって、ヘレン・ケラーよりも酷い状態。
呼び掛けても反応しないし。
目が見えないからよく分からずに歩いて壁に頭をぶつけるし。
倒れた所を起き上がらせようと抱っこしてあげても、目が見えないから自分の身に何が起こっているか分からずパニック状態になったり。
どうしたって可哀想な状態。
そんなモモの症状はどんどん悪化し、年末から急激に壁にぶつかったり転んだりする回数が増えました。
そして今日、1月3日。
我が家の恒例行事は決まっており、1月1日は母方の親戚との新年会、2日は父方の親戚との新年会、そして3日が単日でどこかに遊びに行くというもの。
…なのですが、今日も目が見えないせいで自分のウンチを踏んでしまったモモをお風呂に入れてあげたのですが、完全に弱り切ってしまい、全然動かない状態に…。(死んではいませんが)
「この状況で新年会ならともかく遊びに行くのはどうだろう?後悔するよ?」という話はしたのですが、結局行く事に。
そして ついさっき21時ちょうどくらいに帰宅し、真っ先にモモの部屋に行きました。
…が、モモはもう…。
行かなきゃよかった。
1人でも残ればよかった。
最後くらい一緒にいてあげたかった。
何もしてあげられなかった。
チョコが来た時には、モモはもうおばあちゃん犬だったから、「モモを連れて行っても、お互い大変だろう」と決めつけて、海に行く時などにもチョコだけを連れて行った。
散歩にもなかなか連れて行ってあげられなかった。
チョコが来てからは家族の誰もがチョコ主体の生活だった。
そして今日、モモがこんな状況でも家族全員で出掛けてしまった…。
少しは分かっていたのに。
こうなる可能性も少しは予感していたのに。
後悔が消えない。
ブログを書いている今もずっと涙が止まらない。
最近やたらとヨタヨタ歩いて壁にぶつかったりする機会が増えたと思っていたけど、"誰か"のそばに居たくて、見えない"誰か"を探して歩いていたのかもしれない。
本当はそうじゃないのかもしれないけど、勝手にそう感じてしまう。
18歳…。
生きたなぁ〜。
よく頑張って生きた。
最後は本当に辛かったよね。
目も耳も鼻も効かない。
真っ暗闇の無音の振動だけが伝わってくる世界。
怖かったね。
最後ストーブの前で倒れて冷たくなっていたけど、"誰か"を探していたんだろうか。
ごめんね、そばに居てあげられなくて。
もう謝っても届かないよね。
分かっているけど…ごめん。
心優しいシーズーが家族に残してくれた思い出は一生忘れません。
ただ、チョコとは最後まで全然仲良くなれなかったね。
うん、チョコがまだお子ちゃまだからね。
モモおばあちゃんがいなくなって、チョコもきっと貴方の尊さを、優しさを知るでしょう。
モモ。
ごめんね。ありがとう。
明日、雪を全て掘り起こし、春までは寒いかもしれないけど、桜の木の下に埋めてあげます。
天国でゆっくり休んで下さい。
KSK