人形屋ホンポ スタッフブログ ひいなあそび -7ページ目

【鯉のぼり】鯉のぼりを揚げる時期は、いつからいつまででしょう

五月五日のこどもの日は、男の子のお節句です。

春の陽気に包まれた暖かい季節になると、
各地で鯉のぼりが見られるようになります。

青い空を悠々と泳ぐ姿は、
なんとも清々しいものですが、
鯉のぼりとは、
いつからいつまで飾るものなのでしょうか?



鯉のぼりはもともと、二十四節気の
「清明」のころといって毎年4月5日ごろに飾り、
「小満」の5月21日ごろに仕舞う、
とされていました。

清明とは、暦の上ですべてが清々しく感じられる季節で、
草木の花がほころび始めるころです。

小満は、陽気がよくなって緑が生い茂る頃とされ、
田植えの準備が始まる時期ですね。

現代では、特にいつからいつまで、
と決まった形があるわけではありません。

一般的には、3月20~21日の春分の日を過ぎて
お彼岸が開けてから、4月中旬ごろにかけて
飾ることが多いようです。

片付けるのは、5月5日を過ぎてから、
湿気を閉じ込めないために、カラッと晴れて
乾燥した日がおすすめです。

地域によっては、5月5日ピッタリに仕舞ったり、
連休明けに仕舞ったり、5月いっぱい飾る、
というところもあり、様々です。


鯉のぼりは屋外に飾るものですから、
片付ける際には、汚れてしまっている・・・
なんてこともあるかもしれませんね。

そのような際には、浴槽などの水桶に
水を張って浸け置き、
静かに振り洗いをしましょう。

クリーニングへ出してしまうと、
口輪部分が破損する可能性があるため避けます。

汚れのひどい部分は優しく手洗いし、
陰干しでしっかりと乾かしてから仕舞ってください。

仕舞う場所は、押入れの上段など
湿気のこもらない場所がお勧めです。

春から初夏へうつりかわる爽やかな季節、
鯉のぼりを飾って、楽しいお節句をお迎えください。

【五月人形】端午の節句には、なぜ菖蒲を飾るのでしょう

男の子のお節句、五月五日の端午の節句。
実は、別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」
とも呼ばれることをご存知ですか?

この日には菖蒲を飾ったり、
菖蒲湯に入ったりする慣わしがあります。
端午の節句と菖蒲、一体どんな関係があるのでしょう。



端午の節句はそもそも、古来では
「菖蒲(しょうぶ)の節句」と呼ばれ、
菖蒲など薬草を使って無病息災を祈願する日でした。

古くより邪気や魔などの悪鬼は、
強い香りを嫌う、と考えられていたため、
独特の香りのある菖蒲は、
邪気を祓う特別な力があるとされていたのです。

また、菖蒲は薬草としての効用があり、
腹痛や打ち身、解熱、
胃痛、創傷などといった治療にも用いられ、
特別な植物でした。


そこで、平安時代の宮廷においては、
軒先にヨモギや菖蒲を挿し、
臣下は菖蒲で作った冠を被り、
菖蒲の葉で作った薬玉を柱に下げるなどし、
無病息災を祈願していたのです。

鎌倉時代になると、武家では、菖蒲の名前が
「尚武(しょうぶ=武を尊ぶこと)」
と読みが同じであることから、
端午の節句を尚武の節日として、
重んじる風習が生まれました。

これらのことから、
現在でも、端午の節句には
菖蒲の茎や葉を入れた菖蒲湯に浸かったり、
菖蒲をひたした菖蒲酒を飲んだり、
菖蒲を枕に敷いて菖蒲枕で眠るなどというならわしが、
邪気払いとして受け継がれているのです。

端午の節句の時期になると、
スーパーなどで菖蒲が売られていますので、
ぜひ、菖蒲を入れて沸かした菖蒲湯に入ってみましょう。

健康を祈願するだけではなく、身体がぽかぽかと温まり、
さわやかな香りにはリラックス効果もありますので、
お勧めです。

【五月人形】五月人形の名匠、加藤一冑とは

五月人形の甲冑師、加藤一冑(かとういっちゅう)。
実物と同じ鎧兜を忠実に再現できる名工として、
大変人気があります。

「本物」を探求し続けることにこだわり、
華々しい受賞歴を誇る一冑の鎧兜とは、
どのようなものでしょう?




一冑は、丹念な歴史考証を元に、
実物に大変忠実な鎧兜を手掛けることのできる、
数少ない甲冑師です。

その技術力の高さから、国宝、重要文化財の修理や
復元模造品などの制作に多く携わり、天皇即位に際しては、
天皇のわきに並ぶ挂甲(けいこう)の鎧二十両を手がけました。

また、一冑の制作する江戸甲冑は、
東京知事指定伝統工芸品に指定されており、
節句人形コンクールでは
都知事賞受賞、東京都功労者の表彰を受けるなど、
数多くの賞を受賞していることでも有名です。

先代である初代加藤一冑が、戦後の物不足の最中、
全てを手作りで手がけていたことを土台として、
現在においても、甲冑に仕様する金具に至るまで、
すべてを一冑自身が作成しています。

細部にまでこだわりつつも、
決して全体のバランスを損なうことのない
一冑の鎧兜は、機能的な美しさと、
美術品としての工芸的な美しさが見事に調和しています。


当時の技法を凝縮した一冑のこだわりの鎧兜。
お子様の大切な初節句に、ぜひお迎えしてみてはいかがでしょうか。