引退後~逮捕まで その15 | ひとみの 忘れたい記憶と残したい記憶・・・

ひとみの 忘れたい記憶と残したい記憶・・・

 元AV女優仁○ひとみの
 AV女優の頃のお話から引退後、
 そして現在の幸せな日々のお話のブログ。
 ヤクザに拉致られ覚醒剤漬けにされ
 そしてAVの世界へ・・
 現在と過去、行ったり来たりで書いてます。

逮捕から何日かたったある日・・・・

その日もいつものように取調室にいた、私・・・

担当刑事が急に変な?事を言いだした。





『今日な、東京の方から麻捕りとそれから東村山署から刑事が来てる』

『お前にな、聞きたいことがあるんだそうだ・・・』

『だから、今日はここの取り調べはその後だから』

『とにかく、知っていることは全部話をするんだぞ!』





はい・・・と素直に返事はしたものの・・・・

なんの話だろう???

なんとなく麻捕りの方は察しがつくのだが・・・・

東村山署???? そっち方面には知り合いすらいない・・・





最初は、麻捕りと話をした。

結局知りたかったのは、私へ薬をおろしている

卸元を知りたかったらしい・・・

そんなこと、わざわざ岐阜県まで来てもらって悪いが

私が口を割るわけがない ┐(´ー`)┌

だが、、、、、、、、

麻捕りはずっと私を内定に入れていたし

素行についても、すべて尾行したり電話を盗聴したりして

ある程度の察しはついているはずだった。

色んな會の名前とその組に属する人間達の名前が

次から次と出てきた。





私は、知りません。

私は見ず知らずの外国人からいつも買っていました。

そう、話をいい続けた。

そんな私から芋蔓式に持って行こうなんて・・・・

そのために、わざわざ龍にまで話を持っていったりして・・・

しゃべるわけがない!

結局麻捕りとの話は、2時間程度で終わりにしてくれた。





そのあと、東村山署の刑事達との話が始まった。

ほんの数年前に

どうやら、東村山署の管轄のとある交番が襲われたらしい・・・

その時、警官が腹を刺されて即死・・・

その時の警官が持っていた拳銃を

犯人は持って逃げ、未だに犯人は捕まっていないらしかった。





でも、なんでその事件の事を私に????

どうやら、その時付き合っていた彼氏Aが何かしら知っているのではないか・・

私がその話を何かAから聞いていないか?

そういうことだったようだ・・・





もちろん私は、なんのことだかさっぱりわからないと話をした。

その時に、色んな種類の拳銃の写真を見せられ

この拳銃の名前は?じゃぁこれは?

などと、クイズのように、次から次と拳銃の名前を答えさせられた・・・

もちろん知っているものもいくつかあったので

それは素直に答えたのだが。

答えると 『知ってると言うことは、見たことあるんだな?』 と・・・・・

もちろん、答えは 『見たことありません』 に決まってるのだが(^^;;;





結局、麻捕りも東村山署も

聞きたい事は何一つ私から聞けない状態のまま

その日は帰っていった。





今回自分が逮捕された罪名となんの関係もない事件・・・・

例え知っていたとしても

自分と関係のないことを、ぺらぺら喋るわけがない・・・

それなのに、なんでこんな所まで聞きに来たんだろう?

すごく不思議だった。





その日の夜

留置場は、今まで女は、私とあっちゃん二人だけだったのだが

急に女性の数が7~8人に増えた!

前の晩、フィリピンパブに捜査が入ったらしく

そこで働いていたフィリピンの女性が

不法滞在といことで、みんな連れてこられたらしい・・・





一気に、女性の数が増えた留置場。

夜寝る前、布団置き場から自分の房まで布団を運んでくるのだが

フィリピンの女性達が布団の運び方がわからなかったらしく

もたもたしていたので

布団置き場は、ごった返してしまっていた!





そして、なぜかフィリピン女性達は

寝る前に必ず布団置き場の横にある水道がついている場所で

足を洗うのだった!

なんで必ずみんな足を洗うの?

一回でいいから聞いてみたかった^^

でもみんな日本語が出来ない子達だったので

タカラ語ができない私は、聞けずじまいになってしまった(^^;;;





次の日の朝

運動の時間の時だった。

運動の時間というのは、ほんの10分程度、

朝ベランダのような所にだしてもらい、その時間を自由に使ってよい

そういう時間だった。

だいたいみんな、その時間はたばこを吸う。

たばこは一人2本までしか吸っちゃいけないことになっていた。





その運動の時間の時。

前の晩に連れてこられたフィリンパブのママさんと私は

喧嘩になった!





『あんたみたいにフワフワした女は、出たらどうせまたシャブやるわよ!』


私 『はぁ????私のこと何も知らないくせに何言ってるの?』

私 『あんたみたいなババアに、上から目線で物を言われる筋合いないね!』





そこから、取っ組み合い寸前くらいの喧嘩になってしまった・・・・

すぐに留置の看守が止めに入ったのだが(^^;;;





結局その喧嘩が原因で、その後の何日間かは

運動の時間に外に出してもらえなくなってしまったガーン





私は、その女に言われた台詞が悔しくてたまらなかった。

別に、そこで取り調べを受けている間も

出たらやめようとか、そういうことは何も考えていなかった・・・

でも、でたらまた、薬をやろう!

そういう考えも全く持っていなかった・・・





なんだろう・・・その女に今後の自分を見透かされた!

そんな気分になる一言だったのが悔しかったのかもしれない。

でたら薬をやめよう、、、、

全くそういう考えすら浮かんでいなかった自分を見透かされたようで

悔しかった・・・・・



続く・・・