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脳腫瘍の彼氏と看護師の彼女

入院患者に恋をした。相手は治療法のない悪性脳腫瘍。弱音を吐かずに病気と真正面から向き合う彼氏。そんな彼氏をわたしは支えることが出来ているのだろうか。
このブログは記録として立ち上げました。

日勤終わり。

「抗ガン剤、お疲れ様です。明日退院ですね。気をつけて帰ってくださいね。」

と挨拶すると、

「ありがと。(名字)さん寮でしたよね?夜ご飯とかどうしてるん?」

「今は節約してるので、軽く作ったりしてます。でも料理出来ないので、本当かるーくですけどね。(笑)」

「作ってるんや。偉いね。外食とか行かないの?」

「わたし地方から来てるから、ここらへん知らないんですよ。なんか美味しいとことかありますか?」

「美味しいとこなんていっぱいあるよ。」

「そーなんですか?退院したら何食べたいんですか?」

「そーだね。トンテキ食べたいかなー。」

そのときにトンテキと言う初めて聞いたワードにわたしは食いつきました。←

「トンテキって何ですか?」

「え?トンテキ知らないの?」

「え?それって有名な食べ物なんですか?どんな食べ物なんですか?」

「トンテキ知らない人、初めて見た。(笑)」
「んー、簡単に言うと豚のステーキみたいなやつ?(笑)」

肉が大好きなわたしは、興奮maxで、在処を探ろうと必死でした。←

「え?お肉?!それ、絶対美味しいやつですね!どこにあるんですか?今度行きます!」

「○○なんだけど…、一緒に行く?」

患者さんからご飯に誘われるのは珍しくないので、ついノリで軽い発言をしてしまいます。

「いいですね!是非!(笑)」

いつもは大体ここら辺で流せるのに、今回はとんとん拍子に連絡先の交換まで。

「じゃあ番号教えて。はい。(携帯を渡され)番号入れて。」

え?いつもと違うな…。ま、いっか。トンテキ食べたいし。

的なノリで番号を教えちゃいました。(笑)

「繋がった。ありがとう。また連絡するね。」

後から知ったのですが、彼氏はその場しのぎの為にわたしの連絡先を聞いたとのことです。

ここまでトンテキに食いついた女の人はいなかったようで、そんなにトンテキが食いたいのか?と思ってたみたい。(笑)

まー、そこから連絡はスタートしました。