土曜日に2回目を見てきました。
1回目は展開に度肝を抜かれるばかりで興奮しっぱなしでしたが、2回目はまだ冷静に見れたような気がします。笑
僕は前情報の段階から今作には結構期待してました。
予告編の段階で、今までにないようなリアリティのある逃げ惑う民衆の姿とか、初代の、原爆に焼かれた人のケロイド状の皮膚を模したと言われるゴジラのビジュアルに、血が出ているかのようなグロテスクなディテールを加えてうまくブラッシュアップされたような感じとか。
これは面白くなりそうだ!と思ってました。
また、前回戦後まもなく公開された初代ゴジラについて話しましたが、今回のシンゴジラは3.11の地震以降のゴジラということでその辺も大きい意味があるなあと考えていました。
冒頭は謎の水蒸気爆発や、そこから現れたら巨大不明生物への対処に奮闘する政府が描かれますが、誇張気味に頼りない総理大臣や、何を決めるにも会議だらけで事態はどんどん悪化するばかりの状況で、
おいおい日本ホントに大丈夫かよ、、
と不安になってきますが、
とうとうスクリーンに巨大不明生物、ゴジラがど正面で現れ、その不安を超える不気味な姿が目に焼きつきます。
とにかくゴジラがキモい。
予告編の逃げ惑う人々はこれから逃げていたわけです。
そりゃあ逃げますよこんなキモくてでかいのが近付いてきたら、、笑
でもこの今までの「かっこいい」とか「愛嬌ある」などのゴジラの印象をひっくり返すようなビジュアルのおかげで、僕を含め今までのシリーズファンの脳内はリセットされました。
ただただ得体の知れない生物に出会ったときの感情を抱くわけです。
言い換えればゴジラを恐れる劇中の人々とある程度同じ立場に立てるような作りになっているということ。
あと注目したいのは上陸時の描写。
激しくも静かに船や瓦礫が街に流れ込む様子は津波を想起させます。
進化していくゴジラという設定もこの描写のためにあったのかもしれません。
それに加え、何を考えているのか全く分からない、意思がなさそうに見えることもあって、ゴジラがマンションを使って無理やり立ち上がろうとし結局マンションが崩壊してしまいゴジラが倒れるシーンとか、あくまで、無情にも降りかかる1つの災害として描いているんだなあと思えてくるわけです。
さて、あくまで生物なので駆除しようという政府の決議によって自衛隊が出動するわけですが、発砲の際に近くに人がいるということで、攻撃は中止となり、ゴジラは海へ帰っていきます。
後に再出現し、再び自衛隊の攻撃(タバ作戦)が起こるも防衛ラインを突破され東京は火の海になります。
ここまでの、ゴジラが一度逃げ帰ってから再び現れるまでに判明するのは、ゴジラが放射能に耐性を持つ生物であることと、ゴジラ自身も放射能を撒き散らすということ。
思い出されるのはやはりあの放射能漏れの事故でしょう。
比喩とはいえど3.11の被害がもし東京で起きたらどうなるのかということが見事に描かれていると僕は思うわけです。
また、核を恨む牧教授の存在や、後半アメリカが下す東京にいるゴジラへの核攻撃という部分でも、
核の恐ろしさを伝える、核について考えさせる作品として、真・ゴジラの名前は伊達じゃないなと思わされました。
そしてゴジラ作品として、見逃せないのは特撮パート。
この時代だから出来るCGならではの表現は、ミニチュアや着ぐるみでは出せないリアリティを生んでいてとても良かったと思います。
ゴジラが東京を火の海にするシーン。
これを見るだけでも十分価値があると思います。
ん〜マーベラス♪( ´▽`)笑
おまけに背中からも放射熱線が出るなんて聞いてないぞ!!
かっこよすぎないかこれ!!笑
厨二心を見事にくすぐってくれるわけですが、
初回に見たときは初登場の気持ち悪さからくる恐怖も相まって、ただただ絶望でした。笑
あ〜日本終わったわ。うん。みたいな。笑
ちまたではこのゴジラの放射熱線、内閣総辞職ビーム(ニコニコ大百科参照)なんて言われているそうな。笑
そして2つ目の大きい特撮パートはヤシオリ作戦でしょう。
一応ネーミングには、神話である「ヤマタノオロチを倒すために飲ませた"八塩折の酒"」の意味が込められているそうですが、
エヴァを知っている人にはヤシマ作戦にしか見えないあたり監督の遊び心が伺えます。矢口蘭堂って名前も碇ゲンドウからきているようにしか見えないし、、笑
ティンパニから始まるあの曲はまんまエヴァでしたし 笑
ヤシオリ作戦自体の目玉はやはり新幹線と在来線による爆撃と血液凝固剤の経口投与でしょう。
爆撃はロマンに溢れていて好感が持てましたし、経口投与もまあそんなうまくいくかよとか賛否両論あるかと思いますけど、核による攻撃で倒そうとするアメリカとの極端な対比という意味では、そのチープさが効果的だとも思えます。
ゴジラの凍結については話の展開が早くてわかりづらかった人もいると思うので軽く説明しておくと、
正確に言えば経口投与したのは血液凝固剤であって、それが直接凍結につながったわけではありません。
今回のゴジラは、核分裂によるエネルギー精製の際に生まれる膨大な熱を、背中からの放出をサブ、血液による冷却をメインにしていたわけです。
さらに、放熱が不十分ではなくなった場合にメルトダウンしてしまうことが予想されるため、自動的にスクラムを起こして体を冷却する器官を備えているとのこと。
つまりは血液凝固剤によって冷却器官の発動を促したというのが正しい判断です。
ちょっと他の体構造については説明が早すぎて未だに理解できていない状況です、、、、笑
終盤の牧教授の解析図を折ったとことか、、笑
最後のシーンですが、
うまいことゴジラを凍結したあとの矢口のセリフ「俺たちはゴジラと共存していかなければならない」的なニュアンスのもよく言わせたなあと思います。
核エネルギーを撤廃すればエネルギー足りねえから代替案を出せとか、
核エネルギーを使うから放射能の被害が出るんだし使うんじゃねえとか、
どうしてもメリットとデメリット、賛否両論が生まれる核エネルギー問題。
このセリフには核エネルギーとうまく付き合っていくしかないんだっていうメッセージもあるという気がしていて、締めくくるにはとても十分だったと思います。
個人的には1つも笑みをこぼさない、市川実日子さん演じる尾頭ヒロミが、ゴジラの体内の半減期が思ったより短く除染に目処が立ちそうだということで、
そっと微笑むのですが、
これを見るだけでも十分価値があると思います。(2回目)
東京が火の海になるシーン、尾頭さんの微笑みによるギャップ萌え、この2つが僕の思うシンゴジラの見る価値です。(大嘘)
冗談はさておきこのツイートを貼ってこのブログを締めたいと思います。
長くなりましたがこれで終わりです、、疲れた、、笑


