◎「健忘症だって・・」と笑っていたが、「えっ」ということを日々あれこれ忘れている。この、「えっ」は、「なんだ そんな つまらんことか」ということがほとんどなんだけれど、なにかの戸を閉めを忘れた、なにかのスイッチを押し忘れた、「なんだ そんな つまらんことか」である。であるがそれが日に何度もあって、「「ついに 来たか」「ボケだね」なんてことである。

 

◎今まで朝起きて、これをして、あれをしてと、我ながらリズミカルに動いていた、いや、動いていたはずなんだけれど、とるに足らないひとつひとつだが、「あれをし忘れた」「あ 忘れた」自分で気付くこともあれば、家族から指摘されて、「あれれ」と思うことある、その回数が増えてきた、毎日何かを忘れている。

 

◎この健忘症は、この暑さのせいだ、毎日35度を超える猛暑が続きオレの身体は悲鳴を上げている、身体の悲鳴が心の方にもやって来て、ものを忘れるようになっている、「この夏が終われば 暑さが落ち着けば 元のしっかりした オレに戻るはずさ」とたかをくくっているが、さてさて見通しはいかに。

 

◎そらあ クーラーの 効いた部屋で ぐっすり寝むりゃ いいわな

◎昼間は外に出てはいけないよ 熱中症だよ 

◎なんといってもジジイなんだから まごうことなき(紛う方ない) 老人だよ

 

◎去年までは夏バテは知らなかった。加齢かね、それとも今年は去年より1度以上暑いというのが原因かな。地球温暖化というが、ここまで来ると、オレはヤダねえ。

 

◎最近よく山に行っている。「老人は 月に 10回は 山に入らないと」豪語するご仁がいる。今まで月に2回ぐらいのペースで行っていたが、その倍近くのペースになってきた。おもいきり歩けるコース、テント泊を利用して信州の山を日帰りで駆け抜けるコース、身体にあっている山の登り方で満足はしているが、昔の仲間の軽いコースから離れつつある。「「軽いコースを」「テント泊がしたい」声が上がっているが、「ごめん オレは今 忙しい お連れできない コース バッカで」

 

◎トヨタに車検の予約に来ている。「トヨタなんて 高いんじゃないの」「いやあ 仕事は ばっちりだよ」ま、今回は、トヨタで買った中古車 たった60万円の品物だけど」なんて見積もりを待っていると、「17万円也」の見積もり書がやって来た。「むむむ仕方がねえか 次回からは よそで しようぜ」

 

◎先日来2回も仕様もない(しょうむない)事故をしている。大嶺の釈迦ヶ岳の帰り道で、登山口から少し帰ったところで、こぶし大の石ころを踏んでしまった。石ころが跳ねる音が聞こえ、しばらく走るとタイヤがおかしい。同道の難波さん、窓を開け、「なんともない」といいながら、「あれれ 前だ」車を斜面のある林道の端に止め見いった。「くそお やった どうしよう」ここはまったく電波が入らない、山の中の事故やら故障は大変だ。何年か前の北岳のプッツンが思い出された。この時はタクシー運転手をしている近藤さんと、もうすぐ夜叉人峠の入り口というところでプッツン止まってしまった。人家がそばにあったので電話を借り半日近く経って車屋が来てくれたが、「ヒューズが飛んだだけ こんなんで お金いただくのは」と恐縮しながら1~2万円を払った。このパンクもJAFが来てくれたのは3時間後だった。

 

◎もう一回はこれも山で、なんてことないところでさあ出発と左にハンドルを切って、ガリガリである。これも修繕に、「15万円也」とおぬかしになる、そらあできない、あきらめた、「くそお」である。