Play Move ~動きで遊べ~

Play Move ~動きで遊べ~

スポーツ選手に必要なトレーニングを書いていきます。
スポーツ選手は「体をイメージ通り」に動かしたいのです。
本当に動ける体とは?いろんな視点から考えていきます。

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どーも、高田です。





とはいっても、何も要素にこだわることが重要でないとは思いません。




ファンクショナルトレーニングにしても、体幹にしても、それは重要なトレーニングであることは間違いありません。



もともと、ファンクショナルトレーニングとは「人の動き」を機能に基づいてトレーニングしていこうという狙いです。



有名どころでいえば、「Joint by joint」の理論を応用としている人が多いかと思います。



足 可動

膝 固定

股関節 可動

腰椎 固定

胸椎 可動

肩甲骨 固定

頸椎  可動

肩    可動


といったように、人体の関節の「機能」を分類し、本来人が設計されているように動かすことができれば、動きの「質」は向上するという理論です。




が、いまだにこれら理論を真に受けているトレーナーなどが多いことは少し残念に思います。



多くのトレーナーは非常に勉強熱心であるのは確かで、もちろん、関節機能解剖学を勉強しているかと思います。




上記に上げた関節で動かないところなどありましたでしょうか?



答えはNOです。



人の体、特に関節に限って言えば、三次元に動くことによって力の吸収と生産という前提条件があります。



この前提条件に従っていえば、人の体で「固定」される場所があってはいけないのです。



腰椎も動くし、肩甲骨も動くし、膝も動く。関節の機能に着目するなら、こっちのほうが自然なわけです。


というと、ACLがー、MCLがー、ヘルニアがー、と未だに「局所」しかとらえられない人が多いのですが、

「許容範囲」というのは確かに各関節に存在しているので、そこを見極め、障害に結びつかないようにしていくことこそが、パフォーマンスアップをさせるトレーナーの役目でもあり、力でもあります。


先に「理論」を学ぶことの危険性はここです。



疑問に思ったことがあるのなら、まず理論を学ぶのではなく、原理を学ぶべきだと思います。





あっ、こういったことを勉強するならば、フランクリンメソッドがいいと思いますよ。


人の動きというのを、非常に多角的かつ本質的にとらえたムーブメントの教授法ですから。