ゼロファーストデザインで特注家具のデザイン・製作のご依頼を頂きましたお客様の納品事例をご紹介します。今回のアイテムはご自宅リビングの壁面収納と、それに合わせて製作した踏み台です。
今回製作した壁面収納はTV台とショーケース、収納の要素が一体となったデザインで、予め置く物や収納する物のサイズや物量をある程度想定した上で扉や引き出しの割付を決め全体のデザインを進めて行きました。
今回特にこだわったのが材料と塗装。材料はメープル材と一部シカモア材を使い、一番見える部分となる扉や引き出しの前板にはメープルの無垢材を使っています。塗装は現在特に日本で生産される家具ではあまり使われなくなったラッカー塗装仕上げ。今現在主流となっているウレタン塗装やUV塗装に比べるとラッカー塗装は塗膜が薄い為、何度も塗り重ねる必要がありますが、塗り重ねる事で生まれる独特の柔らかいツヤは他の塗装には無い風合いをもたらします。特に今回のような飴色の塗装だと更に高級感を生み出します。
つまみは真鍮製の物を使っています。アンティーク加工が施された仕上げで、飴色のラッカー塗装の木部との相性が良いです。取手やつまみの有無、使う場合はその色や素材や形によって大きく印象が変わるので、小さいパーツですが非常に重要です。逆に選択肢がたくさんあるので、特注で家具を製作する場合は選ぶ楽しみもございます。
お客様からの壁面収納と合わせて踏み台を製作して欲しいとのリクエストがあり、収納と素材感を合わせた踏み台を特注で製作。こちらの写真は踏み台といって一般的に一番イメージされる昔ながらのタイプ。専門用語で「四方転び」と呼ばれる四面どの面も垂直ではなく角度が付いた構造の為、見た目以上に作るのが難しく手間がかかるので、作る人の技量が必要とされます。その為、昔は家を建てた大工さんが新築祝いとして作ってあげたとか、または新米の大工さんが腕試しに作ったとも言われています。
今回特注でデザイン・製作したのがこちら。昔ながらの安定感のある四方転びの構造をデザインのモチーフに、それをモダンな空間にも合うようにアレンジ。壁面収納と共通の仕上がりイメージになるように、木部はメープルの無垢材、フレームは真鍮古美色メッキで製作しています。仮に踏み台を出しっ放しに置いてもインテリアの雰囲気を壊さず調和するようなデザインを心がけました。
横から見るとこのような感じで、シンプルで軽量になるようなデザインにしました。女性でも片手で持てる重さなので、日常で毎日お使い頂いても持ち運びが苦にならないです。
S邸 “Original Wall Cabinet”
Size:W3634mm・D474mm・H2200mm
Material :メープル材/シカモア材ラッカー塗装・真鍮取手・面取りガラス
Design:Ken Nozawa
S邸 “Original Step Stool(踏み台)”
Size:W380mm・D360mm・H400mm
Material :メープル材・スチール真鍮古美色メッキ
Design:Ken Nozawa
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