泣きたいときに涙が出ないんだ

友達のお母さんの告別式には泣いたのに
自分がフラれても泣けないんだ

言いたいときに言えないんだ

くだらない愚痴は言えるのに
『ありがとう』が言えないんだ

見たいものが見れないんだ

悪いところは目につくのに
いいところはなかなか見えないんだ

泣きたいときに涙が出ないんだ

心では泣いているのに
顔は人形のように蒼白で、まるで別世界

全部自分が悪いんだって分かってるのに。

弱音はいてちゃ始まんないよ
元気出して 
何もかもが嫌になって
泣きたくなったら戻ってくればいい

とりあえずやってみなよ
僕は待ってるから
できるとこまでやってみなよ
ずっと待ってるから

でも頑張りすぎないで
君が壊れたら 僕は泣く
涙枯れるまで 僕は泣く

君の乾いた心を濡らすこと
それが僕の存在価値だから

いつだって戻っておいで


その日の夕方に熱は下がり、翌日は学校に行くことにした

ふと思い出した
母からのはがきをまだ読んでいない

それを拒絶する気持ちと、見てみたい興味が
俺を迷わせた…

おそるおそるはがきを手にとる
真っ白な官製はがきだった
丁寧な字でここの住所が書いてある

表を見る
そこにはこう綴られていた

『泉へ
お久しぶりです。あれから、もう10年が経とうとしていますが、お元気ですか。
私は日々、労働に明け暮れ、後悔の念にさいなまれています。
あなたの父を殺してしまったこと、あなたを刺してしまったこと、
あなたを殺人者の家族にしてしまったこと、本当に申し訳ないです。
死んでも償いきれません。生きている限り、償いを続けます。

ところで、あなたに直接お話ししたいことがあります。
8月20日に、刑務所まで出向いてもらえればありがたいです。
面会時間は13:00~です。いつまでも待っています。
さようなら。
母より』

いろんなことを思った
短い文章の中からでは、母の本心が読めない
俺に何を話したいのだろうか
全く予想がつかなかった

ただ確かなのは、その時
少なからず恐怖心を感じていた

自分を刺した人間を、父を殺した人間を
目の前にして誰が平静でいられようか

俺は憤りを感じていた


















■□私信□■
♪虹♪さんへ
こちらこそ、コメントありがとうございますラブラブ!
いえ、右の方に『日記はこちら』というリンクを貼っているんで…
ちなみにこちらなのでよろしくっ

その詩を書いた時は、まあ個人的な話なんですが
自分のブログに自分の友達の悪口書いてて、ほんっと小さい人間だなって思った時ですかね[笑