(・∀・∩)ウィ


最近、どんどん帰宅が遅くなってるオィラです。

大半、即寝しとりますが……今日は、外の寒さで目が冴えてます(笑)


ちなみにこの話
読んでくれてる人って何人いるんやろ?ってアクセス数見て…悶々としとります(笑)


んな事より……続き



車内は、さすがに静かだった。

下手に切り込める様な話題でもない……

しかし、時々、虚ろとも見える表情浮かべるアヤからは、切り込んでくる様子もない……


時間が妙に永く感じる間があった。

口火を切ったのは………

「……どう…し…よ?」

……アヤからだった……


「………どうしたいん?」

質問に質問という愚行をするオィラ


「…わからへん……どうしたいんか?もどうしたら良いんかも……わからへん」

少し声が上ずる……


「けど、早くどうするか!決めて行動しないと……」
今見ても、思慮に欠ける言動でするオィラ


「それは分かってるよ!!!」
少し声を荒げた後…………沈黙……


「なぁ……とりあえず、病院行ってキチンと検査しよ?」

「………怖い……」


「けど、キチンと調べて、分かってからやったら、対処も見つかるやん?」


「分かったとしても、どうしたら良いん?」


「………彼氏に言う……とか?」


「………」


また、静まる車内……

いつもは、ポジティブ思考で、人の話をよく聞き、白黒ハッキリしたがるタイプのアヤだが、余裕がないのか……いつもと、かなり違う……


……いや、コレが本来の姿なのかも知れない……


少し間をおいてから………「とりあえず、出来てるとして、選択肢は…2つやん……産むか……堕ろす……か」

極論すれば、ソレしか無いのだが……あまりに、思いやりに欠ける言い方に聞こえたらしく


「そんなん!!!わかってるわ!!!

どっちも決められへんから………困ってるんやん…いきなり、そこまで決めささんでも…いいやん……」


いきなり怒ったか!?に見えたが……徐々に下がる声……

事を性急に進めすぎた……

冷静に先を話す自分に酔っていたのかも知れない発言だった……


順番を無視した物言いに少し反省する……



「とりあえず、病院に行ってき……怖いかも?やけど……」


「………1人で?」


「……うん……普通、着いていく様な所ちゃうやろ?」

出来る事などないかも……だけど、助けてあげたい…って想いで来たはずなのに、矛盾した言葉を吐くオィラ

「……うん」っと少し寂しげな表情を見せながら頷いた時に
(病院前まででも一緒にいく)って選択肢もあることに気付く……



「んで、発覚したら、次は彼氏……やんな?」


「うん……1回でも言うておかなアカンって思うんよ?………でも、別れてる分に言いにくい……」


気持ちは分からないわけではない……
だから、言葉に詰まる……

「………悪い事してるわけちゃうんやし……無理に…とは言わんけど………な」

『悪い事ではない』………この一言がこの時は妙に場を和ませた。

「……うん……ホンマやったら喜ぶ事やもんな!」
少し明るく前を見るアヤ


「んで、言うか?言わんか?は任せるけど……俺は言った方が良いと思う……
言わん後悔よりも言う後悔の方が……ってヤツで……」

「何それ?どっちも後悔やん」
今日会って初めて笑う。

「いや!!“例え”やん!?
言わん状態で考えるんと…言った後で考えるんと、やったら後の方が気ぃ楽なんちゃうかな?ってさ……」ちょっと慌てながら答える……


「……んっ…でも……ありがとう……ちょっと気が楽になったかも?言うか?考えてみるわ……」


「かも?って疑問系かいな(笑)けど……あんま考えこんだらアカンで?1人では……特に!!!」少し強めに念を押す


「………?うん……分かった!ホンマありがとうな……」
そう言って車から降りる……

窓を開けて
「気ぃ付けてな?」
って言うと……

「そっちも事故んなよ?」って笑いながら応えた……


これが……オィラが見たアヤの最後の笑顔だった………


……終わらんかった((((゜д゜;))))

後、ちょっと続く(笑)
(・∀・∩)ウィ♪

変な時間に目覚めたオィラです((((゜д゜;))))


昨日、今日とヤバいくらいにバタバタで更新が………(言い訳作文用紙3枚分有り)


んじゃとりあえず……続き~~



アヤと別れての帰り道…車中で、離れ際の一言が妙に、気にかかった。


「助けてよ…」


あまりに、深いが…
あまりに、ザックリとした言葉

「これからも、助けてな」って意味なのか……?


今、精神的に支えてほしいから、出たサインなのか?
ならば、何に対しての“助け”なのか?



それ以前に、本気の一言なのか?

冗談なのか?


色々な葛藤があるものの、正解は出ない……


とりあえず、帰宅して、布団に入る……

その前に、一言メールを送る。

『ただいま、今日は朝まで、ごめんな。

また、色々ゆっくり話したりしような。
とりあえず、今から爆睡します(笑)』的なメール。


ソレを打ち終わった頃、眠りについた……



……そして、夕方……

夜寝ることを計算に入れないまま、熟睡してしまったオィラ……

さっそく、ケータイを確認する。

いくつか、メールが来ていて、順番に確認していく……


アヤからのメールはない……

寝てるのか?

とりあえず、来ていたメールに返信して、腹を満たしに外に出る。


当時は独身の友達の方が多かった為、適当に誘えば、とりあえず誰かと食事は出来た。

そして、外食を終わらせ夜に帰宅する……


たまにケータイを見ていたものの、アヤからの返信はない……

まだ寝ているのか?
はたまた、友達とは、こういう距離感の付き合いなのか?

それとも、オィラの感じが、良くなかったのか……?

まぁ、とりあえず、深くは考えず、「返信が来るまでは…」って思って待つ事にした。



それから、返信が来たのは1週間してからだった……


あの離れた後から数日、体調がスゴく悪くなって……
吐き気や胸やけがひどく、仕事も何とか……ってくらいだったらしい……

あの少し、肌寒い中で薄着やったから……って風邪気味なんかも?的な文章だった。



その日は、数回やりとりして、久々に電話をした。

体調不良のせいか、声に確かに元気がない…
少し、何気ない話をして、早めに切り上げて電話を切る……


その日から毎日、メールのやりとりが、また再開していった…

内容は、テレビの話だったり、近況や、過去の話、いつでも話せる様なとりとめのないものだった……


それが、1週間くらいした時、ある日、アヤから急に電話が来た。

これまで、いきなり電話はなかった…

少し驚きながら、電話に出る

「もしもし……いきなりごめんな……」いつもよりか細い声が、事の重大さを伺わせる……

「うん…大丈夫やで!どした?」って聞くと……


「あんな……ずっと予定日にこうへんかって……調べたらな……反応でてるねん……どうしよ……」
そう言って言葉が詰まる

「!!前の彼氏との!?」
「うん…」


……そう、アヤは妊娠していたのだった…

前記述で書いた通り、倦怠期中は、「会っていない」と聞いていたから、理解するのに、時間がかかったのだが……実は数回会っていて、体だけの関係をしていた……っということを、その時に聞いた……

とりあえず、何故にそんな嘘を……よりも、目の前の現実だった……


「連絡はしたん?」って聞くと……

「繋がらへん」ってどんどん声が小さくなる……

「とりあえず、今って家?出れる?」電話じゃ表情がうかがえない……

「うん……けど、大丈夫?」

「大丈夫!来てほしくないんやったら、言うてな?」
「ううん……来てほしい」

たぶん、自己満足の一種なんやと思う……

行って何が出来る訳でもない……
でも、何か動かないと……って気持ちだけの行動だった……

若かったせいか、相手の体調や気持ちを気遣う余裕よりも、自己満足を優先させてしまっていた。


1時間後、アヤとオィラは、また車中に居た……

今回は、雑談をする余裕などはなかった…


この車内でオィラは、自己満足と気遣いの無さを痛感させられたのだった………

続く……

次で完結させる予定っす((((゜д゜;))))
こんばんは(笑)

新横浜よりこーしんq(^-^q)

なぜ…オィラが横浜に……?って事よりも続きですワラ



オィラが元々、アヤに「逢おう」ってなったのは、理由が様々あって……

1つは、会って話した方が早い。
1つは、えらく落ち込んでたから、気分を変えさせる為。
んで、後は、イメージだけが独り歩きしているが…アヤという人物の姿を見てみたいっていう好奇心だった。


いつもなら、下心もあるのだが……不思議とこの時は無かった……


「そろそろ……本題にいこっか?
んで、どんな事があったん?」



そして……少しだけ沈黙が入りかなりの静寂……
人気がない分、かなり静かに感じる……

すると……
「あんな……」と、少し震えた様な声でアヤは口を開いた……


最初は、彼氏との出会い……
よくある友達の紹介

どちらから……っと言えば惚れたのは彼氏から…

聞く限りでは、弟タイプの彼氏みたいで、
頼りないが頑張る。
強がるが甘える。
カッコをつけるが、補助が必須

聞いていて、そんな印象だった。


最初は、そこまで気を惹かれなかった彼氏だったが、半年くらいの熱烈アピールの末に付き合う様になり、
時には、姉の様に……
時には、彼女の様に…
時には、良妻みたく彼氏をたてたりする内に、アヤ自身もどんどん引かれていったらしい…


そんなある時、毎日が平穏で一緒に居ることが“当たり前”になってきた頃、「同棲しないか?」って彼氏から提案があった。


しかし、彼氏の浪費癖、無理に組んだ車のローン
更には、所得の低さや、自分の環境などから、提案を拒否

すると、「何で?」みたいな感じで、口論になったらしい。


どうやら、彼氏は、“平穏な当たり前”がマンネリ化してるのでは?……という危惧から、提案をしたのだったが……


立ちはだかったのは、現実の壁

それを反論の余地もないくらいに、彼女から突き付けられる正論


黙って落ち込むか……
逆ギレするか……しか手がないくらいの状況


彼氏は後者を選んだのだった……

そこから口論になったのだが……

根っからのしっかり者のアヤと、ソレを頼りにしていて、彼女からの人知れぬフォローすら気付かない彼氏

勝者は明らかだった……

すると、「俺と居て楽しい?」という話になり、本当は平穏な当たり前に彼氏より幸せを感じていたのに……ワザと沈黙をしてしまった……



すると…彼氏はアヤの部屋から出ていってしまったらしい。
そこから、距離が広がり倦怠期を向かえてしまったらしい……


最初は連絡がなかって

アヤから連絡をした……
その後、毎日メールや電話はするものの……
「会おう」という言葉が彼氏から出てこない……


アヤ自身も、間違った事は言った覚えもなく、しかも、喧嘩後の最初の連絡はアヤからした。

だから、「会う」という約束だけは、彼氏からしてほしかった……っというよりは、譲れなかった。

その結果……どんどん連絡回数が減っていった……

その状況に不安を覚えたものの……

その彼氏には以前では、考えられないくらいに、手を繋いだり、照れながらもたれかかったり……などもした。

それが目一杯の愛情表現だということを彼氏も知っている

……だから、どこかで「別れはない」とタカをくくっていたらしい……


しかし、ある時彼氏が連絡をしてきて……電話越しに「俺、居なくても、大丈夫やろ?」って告げられたらしい……



そのまま、何故かろくな反論も「別れたくない」という本音も言えないまま別れてしまった。

コレが事の真相だった……

「ホンマ……電話じゃ済まへん話やのに……」
顔を下に向ける……


「ホンマ………ホンマに、大丈夫な訳ないのに………バイバイじゃ終われへんのに……」

会う前に飲んでた酒のせいか……
イメージでしか知らないオィラだからか……

本音が漏れていく……


すると……
「大丈夫?」と顔を覗き込むと大粒の涙が流れていた……


「ちょっと……見やんとって~や!!!」

慌てて顔を背ける……


「……かまへんやん………我慢せんと泣いたら?」
って、言った後……


「…………うぇぇ……」っと声を出しながら、泣き出した……


お世辞にも、綺麗な………とか、可愛らしい泣き方とは言えなかった……

凄く声をあげながら、もはや、泣きじゃくっていた……



しばらくして、泣いて落ち着いたのか……
背中を丸めながら泣いていた体がゆっくり起き上がった……


「ごめんな……初顔合わせやのに、こんなんで………」
化粧はかなり崩れ、髪はかなり乱れていた。


「かまへんで
『泣いたら?』っていうたんオィラやし……大丈夫?」

「うん……だいぶスッキリした……ありがとう」
泣いた後の気分なのに、こちらへの気遣いが始まっている……

「なら、良かった……
ホンマ、たまには、感情出したりもええやん!
オィラ達前から言うたみたいに似た者同士なんやし、何でも言いあおうや」って言うと……


「何でも?何でもええの?」

「うん……何でも!!」




すると……「んなら、考えてみるわ」って笑いだした……

その表情を見て、軽く冗談を言いながら、朝日が出始めた時間に車を走らせはじめる。


そして、そのままアヤを見つけた自販機まで送る……

そして……別れ間際に………「困ったら何でも、言いや……たまには頼るんもありやで?」って言うと………

「……じゃあ……ホンマに助けてよ……」って急に……しかも、ハッキリした口調で言われた!!


「えっ?」って答える俺を背中にアヤは去っていった……


……続く