昨日で東日本大震災から11年。
あの日の事、そのあとの事、何もかも絶対に忘れません。
保育園で勤務中に地震が起き、園児の避難や保護者への連絡、お迎え待ち…自分の家族との連絡もままならず、園児全員のお迎えが完了してから停電で信号が止まった道路を慌てて運転して帰った。
たまたま夫が代休の日で、まだ小中学生だった子供達を家でしっかりと守っていてくれた。
地震翌日の夕方には電気が復旧して喜んだけれど、テレビで津波や原発事故の映像を見てガタガタ震えた。
津波に襲われた岩手県の山田町に私は小6まで住んでいて、父方の親戚、友達がたくさんいるのに…。
福島の郡山市には転勤族の弟がいるのに…!
小さい時から津波警報のサイレンが鳴る度に、真冬の夜中でも震えながら高台にある中学校に家族で駆け上がり何度も何度も避難した。でもいつもわずかな津波くらいしか来なかった。だから大きくなるにしたがって、
『津波なんて来ないじゃん。』
って思い始めていた。
でも、来た。
大津波は来るんだ。
海に1分もかからず行ける自宅。5m以上あったのでは(子供だったのでそのくらい高く感じた)という防潮堤に登って、その上で走って遊んだ…あれを簡単に越えて津波は襲ってきたんだ。
ガタガタ震えた。
親戚はみんな無事だったけれど、漁師をしていた友達のお父さんは行方不明のまま。
自宅があった地域も全て流されていた。もしずっとあの場所に住んでいたら…。私は、家族はどうなっていたんだろう。
こんな風に、時々思い出してはぐるぐると考えてしまいます。
でもこうして考えたり、テレビなどで知る現状や問題点に関心を持ったり、ふるさと納税をしたり…出来る事は少ないですが、絶対に忘れずにいたい!心を寄せ続けていきたい!と思っています。