今日は凪のお天気な土曜日…


ちょっぴり~期待してたら



ドン!
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天然鯛60センチ級!


お客様が釣ってきていただきました!


これだけの刺身が…
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瞬く間になくなりました(笑)

夜はアラ炊きで一杯音符
以前紹介した韓流映画「母なる証明」で脳性障害の無邪気な純真殺人鬼を演じたウォン・ビンが今度は「なめてたロリコンオヤジが実は殺人マシーンでしたムービー」!!


「アジョシ」
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レンタル開始を待って速攻借りてきました!

本国ではR15指定をくらったにもかかわらず600万人(スゴイ)を動員したスーパー作品!!
常々、羨ましく思うのは韓国映画界は、ちゃんとした映画たる映画をみんなちゃんと評価しているって事…

まずちゃんとした作家が脚本を書き、その脚本にあったちゃんとした監督が、脚本にあったちゃんとした役者を配置して、客がちゃんと入る…

今昔の人気漫画の脚本流用(これでもちゃんと脚色出来ていればいいのだが…)で、その脚本をプロダクションのごり押しで歪めたり、万人うけなTVドラマの劇場版、それらを観客動員数の幅を広げる為にR指定されないぬるま湯脚本に変えた作品を安易な(安っぽいCGや3Dで宣伝効果)が年間ランキングの上位を占めてる我が国の映画界の実状…
そりゃそうで、現状では映画の配給会社とシネコン映画館が同じ経営者なんだから…
決して日本映画も駄作ばかりじゃないんだけど圧力のかかってない、いい作品は全国展開されないんだから…

'10の韓国最大ヒット作品がこの「アジョシ」で'11の日本の最大ヒットが「○○くん」…


少々、話が逸れちゃったけど(笑)

「アジョシ」
日本向けのCMではアベ・マリアの流れるイケメンと少女の愛の物語っぽく描かれてたけど…

いやいや!
いわゆる「復讐物バイオレンス・アクション」の定番的な内容で決して捻りの効いた感じじゃないんだけど…

それゆえに、きちんとした「お約束事」をきちんと踏まえ、見る者にスムーズに痛みを与えてくれます!
元軍特殊部隊の殺人スキルを味わう事になる鬼畜マフィアが哀れに思える程に…
なんと云っても、この映画、無駄な登場人物が一人もいない!
見事なまでの配役!!

「麻薬犯罪ヤクザの鬼畜兄弟」
「臓器売買人の悪魔ババア」
「元ベトナム軍兵士の殺し屋」
「相変わらず一歩遅い韓国警察の面々」

あげたら切りがない登場人物たちなんだけど全て完璧な配役&演技!

まぁ確かにウォン・ビンはカッコ良過ぎな日韓マダムの回春剤なんだけど(笑)
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どちらかと云えば幼さの残るイケメンなんだけど、返り血まみれで完全に目がイッちゃってるウォン・ビン…
「こんなヤツと知り合いになりたくねぇ!!」
と、思っちゃう!

ただ一カ所の台詞(かなりな見せ場なんだけど…この部分は三池崇史「十三人の刺客」に軍配)と、ラストのなんだかエンディング歌謡曲だけを除いては、ほぼ完璧な作品でした!
元ベトナム軍兵士とのナイフ格闘戦は「コマンドー」のラストを軽く越えてます!

100点満点ではないにしても90点満点で91点をあげたいです!
映画「127時間」
待ちに待ったDVDリリースされて、さっそく拝見!

どちらかと云えば日本では、アクシデントパニック系残酷描写映画っぽく宣伝されてましたが…

さすがのダニー・ボイル!

絶望的な中にもポップなカジュアル演出で脳内人生回顧な叙事詩に仕立て上げられてて…

最後には涙腺がウルウルとさせられて…

実話な主人公が自らの腕を○○しちゃうに至る、決断へのプロセスが男の我々には

「分かる!分かるぞ!!」

的な…

苦悩する主人公のバックに流れる

ビル・ウィザースの
♪Lovely day♪
虚しくも切なくも心地よい…

同じような人生回顧叙事詩を3Dで洞穴探検した嘘っぱち商業映画「サ○ンク○ム」なんかより百倍も千倍も沁みる映画でした…
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