【 米国の小説家 オー・ヘンリーの言葉 】
人間にとって大切なのは、
この世に何年生きているかということではない。
私の母は女性の平均寿命を全う出来ずに亡くなりました。
この オー・ヘンリーの言葉を読んだ時
母が価値のある行いをしたかどうかなんて事よりも
ただただ、長生きして欲しかった‥‥
と、共感をする事が出来ませんでした。
母は生前
自身の葬儀は家族だけでつつましく送って欲しいと願っており
願い通り近親者のみの家族葬を執り行う予定でおりました。
しかし、それにも関わらず
母のご友人、私の兄弟の友人たち、その他様々な方がお見送りに来てくださり
家族葬のはずなのに
なぜこのように人が集まるのか
驚きいっぱいの葬儀となりました。
参列下さった皆様が共通しておっしゃられたのは
《 母に深くお世話になった、助けられた、どうしてもお見送りをさせてほしい 》
と言う言葉でした。
わざわざ長崎県から駆けつけてくださった兄の大学時代のご友人は(彼は母から 長崎君と呼ばれておりました)
生活費が危うくなる頃に、母が決まって夕食に招いていたそうです。
(そう言えば 長崎君は頻繁に夕食を食べに来ておりました)
また、何かしら問題を抱えていた弟の友人たちも母の周りに集まり、母に甘えていたように記憶しております。
母は取り柄のない ただの主婦・・・
しかし
母の優しさがかけがえのない形となって
多くの方の心にしみわたっており
そして
その《優しさ》こそ、母が残した価値であると言うことに気づかされました。
今では オー・ヘンリーの言葉に共感出来るようになりつつあります。