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 悪性リンパ腫のち子宮体癌

悪性リンパ腫闘病記でしたが10年後、子宮体癌になりました。ひとりごとブログです。

1月21日

昼頃主治医から電話


朝から母の病院、美容院も行き

ご飯を済ませた頃でした


呼び掛けに反応がほとんどありません

昨日までは『はいっ』と返事してくれていたのに、とのこと

誤嚥性肺炎だろうと‥‥

治療と様子を見ながらまた電話を入れます

と報告がありました


シーンと静まりかえる母と私


入退院を繰り返す度

高齢のため復活しきれず

少しずつ少しずつ弱っていく

たん吸引をしている

食事を取るも残差物が多い、と経過は聞いていました

誤嚥性肺炎を心配していました


15時 17時にも主治医からは報告の電話がありました

土曜日だし今日は泊まるわなぁと

携帯電話とにらめっこ


母が支度を始めています

もうあかんと思う

父が『ワシが死んだらこれ着せてくれよ』と言っていた着物を出してきました


もちろん兄姉にも逐一報告しました


18時電話がありました

病院へ来てください

血圧が薬を投与しても上がって来ないらしく


病棟へは2名まで

夜間受付でコロナの簡易検査をして陰性なら上がれると


病院へ母と向かいます

車中 母が兄姉に電話をいれます

着物は車に置いて受付へ

大丈夫 そう思いたい気持ちが勝った

コロナも陰性で病棟へ

そして病室へ


たくさん管につながれていた

父ちゃんきたよ!


体が冷たい

モニターが0‥‥

母と私は声をかけ続けています


主治医と看護師さんが入っできました

瞳孔を確認しています

看護師さんが時計を主治医に向けました

私はその時初めて父の死に気付きました

死亡時刻を告げられ母と泣きました