「明日は早起きして、朝ヨガにいきましょう」
1日に予定していた朝ヨガは、大みそかのお疲れがあったことから見送り、母さんの提案で今日行くこととした。
母さんと、ももゆうの4人、まだ明けきれない浜辺で静かな波の音と小鳥のさえずりを聞きながら、姿勢を正して静かに呼吸を整える。
東の水平線から昇ってくる朝日からエネルギーをもらうかのように、体が浄化されていくように感じる。
目を閉じて瞑想の時間に入る。
それぞれ正座をして、新しい年の目標を確認する。
いろいろな思いがある。
さて、朝ヨガも終えたので帰ろうかとしたときに、ゆうくんが
「昨年、ももさんにプロポーズをし婚約をしましたが、まだ、ちゃんと話をしていなかったので、この場で話したいです」
と切り出した。
私・母さん、もも・ゆうが、ヨガマットに対座する。
「『私にももさんをください』とはあえて言いません。『私にももさんを託させてください』」
親として、ぐっとこみ上げるものがあったよ。ありがとう。よろしくお願いします。