磁石『誕生日前』2 誕生日シリーズ | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

まったり、嵐さん小説を書いています。日々の出来事も書いています。お時間ある時にゆっくり覗きに来てください。コメント、いいね!喜びます(*^^*)
気になったらぜひ読者登録もお願いします.*・゚ .゚・*.

※軽いBLですので、ご注意を。



誕生日前2





カズがずっと不機嫌なままだ。

時々カレンダーを見てはブツブツ言っている。


「カズ?」


「なに?」


やっぱり怒ってる?

なんだかよく分かんないな…


「しょーちゃん、今日は先に寝てていいよ。」


「えっ?あ、うん…」

なんだ寂しいじゃんか。

今日はずっとゲームか?!

寝室に行く前にもう一度声を掛けた。


「カズ?」


「んー?」

ゲームの画面から視線を外さず返事だけが返ってきた。

「ご飯、ちゃんと食べろよ。あと、水分もちゃんと取って。分かった?」


「あー、はいはい。分かった。しょーちゃん、お母さんみたい。」


「おかあ…さんって。俺はカズのなんなんだよ?」


「ん?しょーちゃんはオレの大事な人だよ。」
そう言いながら俺を見てニコッと笑う。


カズのやつ、こんな時だけは可愛い顔して俺を見るんだから。
よくわかってんな…全く。

俺がその笑顔に弱いことをよく知ってる。

「カズ?やっぱり一緒に寝よ?ダメ?」


「えー、ダメ。今日はこのゲーム先に進めたいんだ。」


「そんな事言わずにさ。」

俺はカズの持っているゲームを奪ってカズの頭をワシャっと掴んだ。

そして、少しむりやり唇を重ねた。

「ん、んっ」

カズがもがいて俺から離れた。

「しょーちゃん、やめて。」


「なんで、いいじゃん。最近なんでそんなに不機嫌なの?俺がヤなの?」


「違うよ。しょーちゃんのことは好きだもん。」


「じゃあ、なに?」


「別に…なんでもないよ。」


「じゃあ、いいじゃん。一緒に寝よ?なっ?」


「…うん…分かった…」

カズは不機嫌ながらも頷いてくれた。



俺はベッドでカズを優しく大事に愛した。


カズの声がエ ロくて可愛くて。


いくところまでいって…




カズが俺の胸の中で静かに寝息を立てていた。

子供みたいに眠るカズが本当に可愛くて愛しい。

優しく抱きしめて俺も眠りについた。




カズがどうして不機嫌だったのか。

理由を知るのに時間はかからなかった。



続く