特別な日。(N Side)
今日は、クリスマスイブだ。
大事な日。
絶対忘れないよ、だって大好きな人の誕生日。
コンサートでお祝いして5人全員で集合写真も撮って。
相葉くんの隣はオレ。
今日は、帰ったら改めてお祝いしたいと思ってるんだ。
そして、無事にコンサートも終わり明日もあるからとすぐにそれぞれ帰宅の途へ。
オレはと言うとタクシーで相葉くんのマンションへ。
マンションに行く前に予約しておいたケーキを受け取りに。閉店していたケーキ屋さんのドアを軽く叩くと店長さんが出てきてそっとケーキを渡してくれた。
マンションへ着くと相葉くんの部屋へのインターフォンを鳴らす。
まだ帰ってないかな。
どうしよう。寒いし…
もう一度インターフォンを鳴らすと返事が帰って来た。
「はい。」
「開けて…」
「えっ?カズ?」
「寒いから早く!」
「はいはい。開けたから入っておいで。」
オレは急いで相葉くんの…まぁくんの部屋へと向かった。
鍵は開けておいてくれたのでそのままドアを開けてリビングへと入って行く。
「カズ、いらっしゃい。どうしたの?さっきまで会ってたのに。」
「うん…これ。一緒に食べたくて…」
オレが、小さなケーキの箱を差し出すとまぁくんは嬉しそうにオレを見た。
「えー、なになに?ケーキ用意してくれたの?クリスマスだもんね。一緒にやる?クリスマス!」
まぁくんは嬉しそうに笑った。
「ちょっと、まぁくん…今日は何の日かもう忘れちゃったの?さっきもお祝いしてもらったでしょ?」
「えっ?あ、そっか!誕生日か?!」
「そうだよ!」
オレが笑うとまぁくんも笑った。
「でも、お祝いならさっきみんなでしてくれたじゃん。昨日も夜中にLINEもらったしさ。」
「もぅ、まぁくん。だからさ。二人でもお祝いしたかったの。」
「ふふ、そうなんだ。可愛いやつ。」
「もぅ。いいじゃん!/////」
「わかった。ありがとカズ。でも明日もあるからもう少ししたら帰りな。」
「えー!いいじゃん。せっかくなんだし。」
「うん…まぁ。いいよ。仕方ないな…(笑)」
まぁくんはそう言いながらも嬉しそうにオレを見た。
まぁくんのその笑顔が見たかったんだ。
オレだけに向けてくれる優しい笑顔。
二人でHappy Birthdayを歌ってお祝いしてちょっとだけシャンパンを飲んでケーキを食べた。
「まぁくん。今日は本当におめでとう。」
「うん。カズありがとうね。」
「で、プレゼントなんだけど、用意出来なくて…」
「えっ、いいよ。プレゼントなんてさ。」
「でもさ。せっかくだし今日はこれがオレからのプレゼント。ねっ?」
「ん?なに?」
まぁくんが不思議そうにオレを見つめるから恥ずかしくなっちゃったけど…
オレは隣にいるまぁくんの頰っぺにチュッとした。
「ふふふ//////おめでとう。」
「カズー♡ありがとう。やっぱり大好きだよ。」
そう言ってまぁくんはオレをギューッと抱きしめてくれた。
あと少しで今日も終わっちゃうけど…
相葉くん、誕生日おめでとう...♪*゚
これからもずっと大好きだよ♡