捨てられない想い(ニノ)4 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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あれからしばらく彼女は来なかった。


時々メールをするくらいだった。




―和也が首にしるし付けたからホント困ったよ?

;あれは愛のしるしなの

―でもね、上司にジロジロ見られるし隠せない場所だったから、ファンデーションかなり塗って…大変だったんだよっ

;ごめん、もうしない。

―本当に!?そう言ってまたするんだよね?和也は意地悪だから(笑)

;しないよ。嘘は言わない

―もういいよ・・・
和也、ちゃんと私を好き?私は好きだよ。

;もちろん好きですよ。

―ありがと。またね。


;またな

………………


またそのメールも次第に途切れて行った。



その日は仕事が早めに終わり真すっぐ自分の部屋へ帰った。


部屋に入ってから何か違和感を感じた。



なんだろ…?



あれ?いつもより片付いてる…?


朝飲んだままのコーヒーカップも洗って伏せてあった。



俺は彼女だとすぐに気付いた。



掃除しに来たんだと、ちょっと笑みがこぼれる。


でも何かがおかしい。
何だろう?



そうだ…いつも彼女がつける香水がない。



テーブルにいつもちょこんと置いてあった。


もう一度キッチンへ行く。


俺とお揃いのマグカップもない。



嫌な感じがした。



寝室へ行った。


やっぱり。


彼女の部屋着もハブラシも、いつも使ってたタオルも。



彼女の物は何ひとつなかった。



そう言えば最後に会った日、変な事言ってたな。


このままでいいのか?とか。



俺は玄関の郵便受けを開けた、やっぱり。。


彼女の合い鍵。


イルカのストラップが付いてる。




俺はパニックになった。


なんで何も言わずに立ち去るんだよ。



気が付くと玄関で泣いていた。



置き手紙も何もない。



彼女の残した物は合い鍵と合い鍵に付いたイルカのストラップだけだった。



続く