片想いと親友と。(翔潤)17 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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17

あかりもまた、夜行バスに揺られていた。


翔。


会いたいよ。


だけど、潤の事は?


本当にいいのかな。


勢いでバスに乗ってしまったけれど、本当に良かったんだろうか?


だけど、翔を好きだと言う気持ちは本当だ。


潤は、私に自分の気持ちに素直になれって言った。


潤。


私いいのかな?


本当にいいのかな?



あかりは、眠れないまま、終点の東京へ着いた。



バスから降りてまずは、自分のアパートに戻った。


ーーーーー

翔もまた、あかりの実家に向かっていた。



あかりの実家は昔一度来た事がある。


記憶を頼りにあかりの実家に向かった。




俺の記憶は正しかった。一度来た場所は、忘れない。


表札を確認すると、インターホンを鳴らした。
ごく普通の住宅街にある一軒家。


しばらくすると、ドアが開いてあかりの母親が出てきた。



「はい。」


「あの…櫻井です。」


母親は、しばらく俺を不思議そうに見ていたが、何かを思い出したように「あっ」と言った。


「はい…櫻井です。」と俺は軽く微笑んだ。


「翔くん?やだ、分からなかった。昔一度来たわね?」


「はい。お久しぶりです。」


母親は、何かを察したかのように、喋りだした。

「あ、あかりは昨日、急に帰るって帰っちゃったのよ。」


「そうですか。」


「入れ違いだったかな?」と母親は、何かいたずらっぽく言った。


「あの、じゃあ、僕は帰ります。」と言いかけた時、母親が「ちょっと待って」と家の中へと入ってしまった。


しばらくすると、何やら紙袋を持って出てきた。


「これ、あかりが忘れて行っちゃって届けてくれる?」


「はい」
何やらノートぐらいの大きさだろうか…
そのノートぐらいの大きさの紙袋を渡された。


「じゃあ、届けますので。」


「あの子それがないと困るから、お願いね。」



「はい、じゃあ、失礼します。」
俺は紙袋をしっかり握りあかりの実家を後にした。



あかりは、やっぱり実家に来ていたんだ。



だけど、入れ違いかよ。


もう1日早ければ。


とりあえず、バスの時間までまだある。


どうしようか?


俺は、何かを思い付いてポケットから携帯を取り出した。



電話帳にまだ入ってたはずた。


ゆいこ・・・



あった。


ゆいこちゃんとは一度会った事があるのを思い出した。
その時に番号を交換していた。



ーもしもし?

ゆいこが恐る恐ると言った感じで電話に出た。


ーあの、櫻井です、けど、


ー翔くん?


ー良かった、わかった?


ーどうしたの?急に。びっくりしちゃった。


ーあぁ、えっと、今日時間ある?


ーいきなり電話かけてきて、唐突だなぁ。


ーごめん。実はこっちに来てるんだ。


ーえっ?!本当?


ーうん、で、ちょっと話したい事もあって。


ー何だか、いきなりな人だな(笑)
だけど、いいよ。


ー本当?


ーうん。


俺たちはファミレスで待ち合わせる事にした。



続く