☆過去にアップしたものを少し手直ししました。
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彼は唐突に聞いてくる。
「えっと・・・」
私が戸惑っているといきなりキスされる。
「他の男と会ってたでしょ?」
「ふーん。」
彼はヤキモチ焼きだ。
「翔くん、本当に友達なの。」
「じゃあなんで挙動不審なの?」
「べ、別に・・・。やましいことなんてないし。」
「わかった。今回は信じるから。」
私なんてどこがいいのかな。
特に目立って可愛いわけでもないのに。
それなのにこうやってヤキモチまで焼いてくれる。優しい眼差しで、見つめてくれる。
「別に何も考えてないよ。」私は心の中を見られてるようでドキドキした。
「ふーん。どうして私なんて選んだんだろう?って思ってるだろ?」
もう、なんでこの人は私の考えてることまでわかるの。
「図星?」彼はクスっと笑って私を見た。
「やだよー。意地悪するもん。」
「なんで、選んだか教えてやるよ」
もう、翔くんは意地悪だよ。私をこんなにドキドキさせて。。
私が翔くんの隣に座ると彼はすぐに私を押し倒して激しくキスをした。
「・・・翔くん?」
「何?」上から私を見る目が綺麗。
大きなその瞳で私を捉える。
「さっきの答えは?」と私が聞くと、
「教えたくない」
意地悪くそう答える彼。
「翔くん、教えてよ」そう言うか言わないかで、唇を塞がれた。
厚くぷっくりとした唇は私の官能を刺激した。
いつの間にか翔くんのリードで私の体は熱くなっていった。
熱くなる体を二人は重ね合わせた。彼は私に焼きもちを妬くといつもこんな風に私を抱く。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
目が覚めると翔くんの顔が目の前にあった。
「また、ふざけて。」と、私が背中を向けると後ろから抱きしめてきた。
「答え。教えてやろうか?」
「・・・うん。」
翔くんは私を自分の方へ振り向かせた。
「えっ?」
「好きなのに理由なんてある?好きだから選んだ。それだけ。」
彼はそう言って優しく笑った。
あんなに激しい眼差しで私を見てたのに今度は優しい。
なんなの、この人。
「なんで、俺を選んだの?」
また、意地悪なことを聞いてくる。
「なんで?」
「それは、好きだから。。」
「ふふ、それだけ?」
「えっ?そうだよ。翔くんが好きだから。一緒にいたいって思ったの」
そう言うと、今度は優しいキスが降りてきた。
さっきの激しいキスとは違う。
そして優しい眼差し。
このギャップに惹かれているんだ。
好きだよ、ずっと大好き。
見つめると優しいキスが降りてきた。