私今日こんな天気なのに傘忘れちゃったのねw
んでとりあえず電車で地元ついて
まぁー大雨雷洪水警報出てますからすんごい雨。

とりあえず駅の近くの大型スーパーまで急ぎ足で行って傘のコーナーみたんだけど
1000円前後の傘しか売ってない。

んーすでに軽く濡れてるのにこの値段はもったいないなーと思い断念。

意を決して雨の中に飛び出す。


…そしてそっこう信号にひっかかる`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

まじ今日ついてなさすぎワロタwwwwワロタ…(´:ω;`)

ライトグレーのワンピースがみるみるうちにダークグレーに変わってく。
寒くてほんとにちょっと泣きそうだった
最悪だーテンション下がる…って思ってたら

急に雨がやんだ。

違う。

私は大きな傘の中にいた。

私とさほどかわらないくらい腰が少し曲がった小柄なおじいさんが
にっこりとほほえみかけてきた。
「傘忘れちゃったの?風邪ひくから入りなさい。どこまで行くの?」

私は一瞬テンパってわけがわからなかった。
「え、あ、え…くぁwせdrftgyふじこlp;@:」

爺「私の家はふじやのほうなんだけど通り道かな?」
私「あ、その、えっと、ふじやの少し先まで行きます…」
爺「そうか^^じゃあうちまで一緒に入って行ってそのまま傘あげるからそれで帰りなさい^^」
私「(´:ω;`)ブワッ!!傘をいただくわけには行きませんがお言葉に甘えて入れさせてもらいます」

そうして私はおじいさんと相合傘をしながら帰り道を歩いた。
相変わらずコミュ障な私はあんまり楽しい話はできなかった。
天気の話とか近所の話とか本当に他愛もない話をしながら帰った。

おじいさんのおうちは本当にうちからわりと近くて
傘大丈夫っていったんだけど返さなくてもいいから持って行きなさいとさっきまでさしていたのとは別のビニール傘を差し出して言ってくれたので
私は何度も何度もお礼をしておじいさんの傘をさして帰った。

どのくらい距離をとったらいいのかわからなくて
私の右袖は重くなるくらいびしょびしょだったけどすごくあったかかった。

一人になってから人目も気にせずニコニコしながら泣いた。
人間って捨てたもんじゃねぇーなーって。

晴れた日に傘とお菓子を持ってお礼に行こう
私ももっと人に優しくしよう


嘘みたいなさっき本当にあった話☆