なにも、なかったわたしは

唯一の救い

ピアノを弾くこと

ボロいピアノに

つらかったこと

ひどい仕打ちをうけたこと

墓まで

もっていく

悲惨な事実

全部

ピアノだけが

知ってる

ピアノが

なくなった

色のない世界に

墜ちた

まっくら

まっしろ

音に色がない世界

絶望