ミヤマ『そう恐い顔すんなよ…』




チッ、俺様は上へ登った。




ミヤマ『お、おい何処行くんだよ! まさか…まだやるつもりか?!』




当たり前だろう!!




ミヤマ『本気かよ?!』




ミヤマクワガタはビックリしていた!!




カブトムシに何度も立ち向かって行くオオカマキリが段々恐くなっていた。




俺様はまたカブトムシの所へ向かっていた!




ゆっくりと…




ゆっくりと…




そしてカブトムシに気付かれないように静かに隠れた…




……




1時間は経っただろうか…




ミヤマ『アイツ…攻撃しねぇのか?』




俺様は攻撃しなかった。




ただただ待った…




チャンスを待った…




そして…




カブトムシが動き出した。




どうやらカブトムシは移動を始めるようだ…




フゥーー!!




俺様は大きく息を吐いた☆




その時だ!!




ブルルルルル




シャキーーン!!




ブロロロロッーー!!




カブトムシが飛び立ったその瞬間に!!




シャキーン、シャキーン、シャキーン




待ってましたと、俺様は羽を広げたカブトムシに襲いかかった!!




カブト『お前…マジか…』




俺様は執念深いんだよ(笑)




カブト『解ったよ…俺の負けだ…』




俺様は少し体が震えていた。




カブトムシは…




飛び立った時に、オオカマキリの鎌に薄い後ろ羽が切り刻まれていた…




カブトムシの戦意喪失だった!!




ミヤマクワガタがやって来て…




ミヤマ『アンタたいしたモンだよ☆ いや~馬鹿にして悪かった!!』




カブト『俺もだ…俺はとんでもない奴を相手にしちまったよ(笑)』




解ればいいんだよ☆




そう言って俺様はクヌギを降りた…




ミヤマ『おい! 何処行くんだよ☆』




俺様はもう帰るよ…




こんな危険な所はもうまっぴらだ(笑)




そう言って俺様は森を出た☆






つづく





次回最終回…