ハラビロ『あの辺にあるのが大体クヌギですね…杉も混じってますけど…』




俺様は少し武者震いがした…




何処にいるんだよ…カブトムシは…




ハラビロ『そう簡単には居ないと思うんスけど…』




なんだよ、ウジャウジャいるんじゃないのか…




ハラビロ『夜になるとウジャウジャ集まっては喧嘩が始まるらしいッスよ!!』




喧嘩が始まる?!




ハラビロ『要するに食べ物の取り合いで、勝ち抜き戦が繰り広げられるって事です☆』




その時…




パタパタパタパタパタパタ♪




何か来たぞ!?




ハラビロ『あっ!?』




直ぐ近くのクヌギに止まった!!




おいハラビロ!!




アイツがカブトムシか?!




ハラビロ『あっ、いや…あれは…


クワガタですね!!』




あれがクワガタぁ?!




ハラビロ『はい…ミヤマクワガタって言って、かなり強いらしいッス!』




行くぞハラビロ…




ハラビロ『いや~やめた方がいいッスよ!! マジで…』




俺様はミヤマクワガタとやらに向かって行った!!




ゆっくりと近付いた…




ゆっくりと…




ゆっくり…




そしてミヤマクワガタのいるクヌギへ登った☆




ゆっくりと…




ゆっくりと…




そしてミヤマクワガタは俺様に気付いた。




ギロッ!!




ミヤマクワガタは俺様を睨み付けてきた!!





コイツ目付きがかなり悪い…




そしてミヤマクワガタが言った。




ミヤマ『何見てんだコラ!!』








つづく