お前!
『騙されるに決まってるんだよ!』
『なに考えてるんだよ!』
『今、どこにいるんだよ!』
『なに?フィリピン?』
『フィリピンで結婚しても日本で書類出すなよ!』
『お前がお金持ってきてくれるんだからみんな親切に決まってるじゃないか!』
私が結婚を決めてフィリピンに行った時
親しい友からの電話でした。
すごい勢いで電話をしてきました。
フィリピンに行く直前、数人だけに
「これからフィリピンに・・・」
「結婚しに行ってくる」
メールを送っておいたのです。
電話がかかってきたのはタクシーの中でした。
大きな怒鳴り声が電話の外まで聞こえます。
「フィリピン人にはいい人もいるけど、そんなの
ほんの少しだけしかいないんだぞ!」
「いい人に巡り会える確率は低いから
絶対、お前は騙されてるって」
当然、隣に座っている彼女にも聞こえます。
出会って3ヶ月、彼女の親にも会ったことが
ありません。スカイプでは何回も何回も
顔を見てましたけど、私はタガログ語が
コンテ・コンテ少し少しなので、彼女の通訳で話していた
程度だったのです。
電話を切った後、
彼女は不安そうな顔をして、しばらく無言が
続きました。
「あなたの友達は酷い」
泣きそうな顔をして言いました。
彼女は、日本語が話せました。
なぜなら日本に仕事に来ていたからです。
夜の仕事だっだのですが、
私とは、お店で知り合ったのでは無かったのです。
フィリピンパブ全盛期の終盤、日本に出稼ぎに来て
すぐに規制が厳しくなりましたので
出稼ぎの期間が終わってフィリピンに
帰ってから、
次はシンガポールへ出稼ぎを変えたそうです。
日本にいた同僚たちは、規制が厳しく
なった日本にしがみついていこうと
日本人と結婚した人が多かったそうですが
彼女は、日本人との結婚を選ばず
結婚をあきらめシンガポールで働き
親の面倒をみるために家族の犠牲になり、
一人で生きていこうと決めたそうです。
話を戻します。
電話の先の友達はかなり興奮していましたので
私は、その場をおさめようと「わかった、わかった」
と言って電話を切りました。
私の結婚は100%ギャンブルでした。
出会って3ヶ月での・・・
フィリピン人女性と結婚して良いこと悪いことを正直に