主将 市野皓也
後半戦も始まり、いよいよ部を去る時が近づいてきたため、また、本当に優勝したいので、言葉下手な自分はここに思いを綴らせていただきます。言葉下手でいつもミーティングのときも話が長くてごめんなさい。今回もだいぶ長くなります。ごめんなさい。ありがとうございます。

これはある方からいただいた言葉ですが、
人間、性格は簡単には変えられないが、意識の持ち方や、思い、そして覚悟次第で生き様は変えられる。
このことは自分に非常に刺さるものだったので紹介させていただきました。
これからたくさんの苦労が後輩のみんなには訪れるかもしれなません。
それでも、自分から逃げず、精一杯努力し続けてほしいと思います。

さて、歴代の偉大な主将、日本一威厳のない木村かずき、結果で示すダンサー上原和人、飲尿文化創立者柏瀬太一、はユーモアに溢れ、本当に皆心の底から尊敬できる人たちばかりで、正直主将をやると決まったとき、目から血が、鼻から心臓が、口から下痢が出そうなくらい不安でした。
2年の春に学年の代表をやると決まったときに、同期のみんながひろやがやるべきだと言ってくれて、大森が涙を流してくれたのを見た時、このチームは自分が引っ張っていくと誓ったのを記憶しています。
自分はちょうどその時期、最愛の母を亡くし、兄も一命は取り留めたものの病が悪化し倒れ、父は母の死のショックから体重が10キロほど減り弱々しくなっていた頃だったので、そんなことを理解しての大森の涙だったんだと思います。
練習に参加できない中、同期から「待ってるぜ」「あとはお前さえいれば完璧だから」のLINEや励ましの電話、ビデオ通話など本当に心の支えになりました。ありがとう。

話は逸れましたが、自分は主将としてチームにまだ何も残せていません。まだ優勝もさせてあげられていなければ、感動の涙も流されてはいません。そんな自分を主将として認め、ついてきてくれているみんなには感謝しかありません。自分の悪いところが出たときに役割を全うしてくれるみんなには本当に助かっています。

今でも主将としての自分を追い求めるあまり、「リーダー」になれていない自分がいます。ただ自分が思うことを発信してしまうようなときもあります。感情で怒ってれんたろうと喧嘩になってしまうことなんか多々ありました。それでも仲間には数々の「リーダー」がいます。下級生との連携を取るれんたろう、客観的視点から冷静な方法を考えるこうき、チームの技術力向上のために考えるだけじゃなく身を削ってくれるしゅうちゃん、連絡取るの鬼早い八十川、チームに足りないものを背中で補おうとする枝松、見えないところで先頭を切って走ってくれているしんたろう、後輩との関係に悩みながらもチームにとって最善を追い求め続けるもも、幹部はもちろん、幹部以外にも「リーダー」がたくさんいます。

持論ではありますが、
組織を強くするには、主将は正直誰でもいい。リーダーがいれば必ずチームは纏まる。

言い換えると、組織を強くする為には誰かが「リーダーになれ」ということです。目指してなれるものでもないかもしれません。それでも、学年問わず一人ひとりが、優勝する為の理想のチーム・選手像を追うことで、正しいこと正しくないことは見えてくると思います。その善し悪しを常に頭の中で整理し、チームを優勝へと続くレールの上から落ちないように軌道修正する。これがリーダーのあるべき姿だと思います。 
誰でもいいです。次期主将じゃなくたって、3年生じゃなくたって。リーダーが沢山現れたら、必ず優勝出来ると思います。

その他この4年間で得たこと、感じたこといろいろあります。そのほとんどすべてが後悔、失敗から生まれたものです。
試合の前に飲みに行くのではなく、カーボローディングをしてエネルギーを蓄えること、起きたら絶対に10gタンパク質を摂取することで体重が維持されること、結果が出なくてもウエイトトレーニングを続ければ自信がついてきて打てるようになること、結果を出すために何が必要か失敗から学びました。

この準硬生活、いやこれまでの人生、もしかしたらこれから先の人生でも1番の後悔は、母が亡くなる前に感謝の気持ちを伝えられなかったことです。
恥ずかしいですが、母との最後のLINEは悔しくも下の写真でした。



家族、仲間、恋人など大切な人はいついなくなるかはわかりません。何気なくバイバイしたその一瞬が最後かもしれません。ちょっとした小さなことにも「ありがとう」を言うことができずにその人がいなくなったら悔いても悔い切れません。
自分は「ありがとう」という感謝の気持ちに溢れるチームにしたい、その想いもあり、スローガンを「感全制覇」にしました。
ノックを打ってくれてありがとう、アイシングしてくれてありがとう、ティーをあげてくれてありがとう、この何気ないありがとうを言葉にして、さらに本気で思って伝えられている人は何人いるでしょう。自分の経験や大脳生理学からありがとうと本気で思い、誰かのためにと本気で思うことで人は強くなると言い切れます。

またこのことから伝えたいのは「ありがとう」の大切さだけでなく、逆境は成長のチャンスであるということです。この逆境は自分を自律させる機会になりました。今まで困ったことがあったら母に伝えていた自分ですが、自分で解決しなければなにも起きない状況になったので何かあればまず自分で考え、自分で行動してみるというふうになりました。今までは母がいるという環境に頼っていましたが、環境が変わったことにより成長できたのです。

環境が変わった。そう、自分たち立教大学準硬式野球部もここ1、2年で環境が大きく変わりました。コロナで思うように練習ができなかったことですね。このコロナの状況を成長のチャンスと捉えて家で新しいトレーニングをしたとか、バット振りまくったとか、本を読んで感性を磨いたとか、自信を持って言える人は何人いるでしょうか。自分は昨年の自粛期間は学年、チームに色々投げかけてはいましたが、実は楽な方に楽な方に逃げていました。
しかし、今年の夏の自粛期間は自信を持ってやり切ったと言えます。家に長くいれるから出来ることとして、メンタルトレーニングSBT(No.1理論)の本を何回も読み、パワポに33ページでまとめ、落合のスピン打法についての本も半周し、動作解析をしている高校の同期にもバッティング指導を受け、50円の水を買ってきてガムテープでくっつけて背中に巻いて腕立てをしたり、公園では野球を楽しむ小学生たちを横目に見ながら全力ダッシュ20本、夜中に1人でたこ焼きパーティをして体重を増やしたりもしました。また、コロナ関係もOBとの連絡、幹部への提案、幹部での会議、幹事会との会議、予定の作成・修正、下級生とのやりとり、部員の親との電話など、2回ほど本気で部活を辞めようと思いましたが、なんやかんやすべてやり切ったと言えます。

以上のことは後悔や失敗からの学びを生かした経験です。この秋のリーグ戦もいよいよ大詰めですが、前半戦の失敗、春リーグの失敗を生かして何かを変えればそれが絶対に優勝へのワンエレメントになるでしょう。
みんなで優勝に向けて最後立教の強さを見せつけてやりましょう。

Aの後輩たちへ
本当に見えるような文句も垂れず、ついてきてくれてありがとう。優勝したい、打ってやりたい、抑えてやりたいっていうアツい想いが日に日に強くなっているのを感じて一緒にやっていて本当に頼もしいです。20時とか、21時近くまでグランド残ってひたすらバットを振っている姿、練習終わってグランドが閉まった後公園で21時過ぎまで一緒に練習してくれた人たち、家に帰ってもなお素振りの動画を送ってくるひかりと岩崎、オフの日に公園で一緒に素振りやシャドウをやってくれる人たち、常に誰よりも意識高くひたむきに練習しまくる竹生、実はたまに俺のこと怖いと思ってる千頭和、どんなにくだらんことでゲラゲラ笑ってくれる林、嫌がらずにみんなのケアをして、人一倍努力もするてつ、調子を聞くと100%の確率でボチボチって言う三輪、汚いこと企むと笑ってくれる白石軍団、見た目じゃわからんけど実はたぶん人一倍真面目で努力家な白石、態度に出しちゃったことを素直に謝って著しく成長した素直な負けず嫌いの吉野、明日は絶対打ちますって言ってほんとに打ってくれる頼れる藤井、いつもめっちゃくちゃ前向きな言葉を返してくれるあおき、自分の役割を全うしようとするし、電話したらいろいろ深くまで話しちゃった古泉、いつでも自信満々だから野球向きで本当に心の底から信頼できる小松、どんな状況でも練習はやめない福嶋、試合後の電話にダルがらず明日は自分と藤井で勝ちますってはっきり言ってくれる努力家霜鳥、卵焼きをいつも美味しいって言ってくれるけど実は卵焼き自体が好きなだけの川瀬、実は汚いこと好きな渡部、ミートバイバイ伊藤、振れてるねって言うと嬉しさを隠しきれない主務館拓馬、実はノックの向上心が人一倍あるしんちゃん、
本当に感謝してもしきれません。
お前らを優勝させたい。お前らと優勝したい。心の底からそう思います。最後優勝に向けて力を貸してください。

Bの後輩たちへ 
コロナの関係で夏から直接関わることが出来なくなって本当に心の底から残念だし、申し訳ない。8月も主将としてやれることは全てやったつもりだったけど、慣れないことも多くて至らない部分があったことをお許しください。ただ、良くも悪くも新しい立教を作っていけるのは君たちだと思う。俺たちにはない考え方を持った人がたくさんいると思うからみんなの感性を働かせて強いチーム作り、最適な環境づくりに努めてください。
また、この秋の分まで来年の春から爆発できるように後悔ないように今から最高の準備をしてください。

たくほ、約束は来年の春果たしてくれ、期待してる。

マネージャー・スタッフへ
立教のマネージャーが六大学のマネージャー、いや日本の大学のマネージャーで1番仕事をしてると思う。ほんとうに。他の大学じゃあり得ないティーをあげてくれたり、マッサージしてくれたり、アイシングしてくれたり、SNS関係やその他数えきれないくらいの仕事を選手のために、チームのために全力でやってくれて本当にありがとう。他の大学のマネージャーは全体練習が終わったら即帰宅なのに遅くまで残ってくれて仕事を全うしてくれて本当に感謝しています。くだらないことで笑ってくれたり、ときにはドン引きしてくれたり本当に「最幸」です。マネージャーの力なしでは本当にここまでやれていません。ありがとう。
最後、優勝するため引き続きサポートよろしくお願いします。

同期へ
一人一人書きたいですが、たぶんエグい量になるので短くまとめます。本当にこの学年で主将ができてよかった。最後にみんなで優勝して笑い合っていろいろあったけど全部笑い飛ばしたい。
この代で優勝するために4年の最後の悪あがき見せてやろうぜ。
試合中声なんかいくら出してもいい。怒られるのは俺だから。全裸になってもいい。怒られるのは俺だから。それくらいの覚悟を持って最後までやり切ってやろう。優勝するぞ。
絶対優勝するぞ。