君が   壊れないように
君が   傷つかないように

そう思って  いつも
薄い  薄い   透明の板を
二人の間に  立て掛ける


どんなに  手のひら同士を合わせても
どんなに  名前を呼び合っても

見えない隔たりが   全てを濁らせて  
なにもかもを    曖昧にしてしまう


ほんとは  知っている

僕が   壊れないように
僕が   傷つかないように

ほんとは全部   僕のために



そんな身勝手な僕を

ねぇ、

どうして君は  抱き締めるの

どうして僕は  抱き締め返せないの