満月の下  響き渡る ふたりの笑い声


夜風がふたりを包み込んだ  その一瞬
流れる  静かな  静かな  空気


沈黙を破るように
あなたは一歩  私に近づいて


でも   私  ちょっと  驚いて
無意識に  一歩  後退り


あなたは  何かを言いかけたけど
困ったように  少し笑っただけだった


あの時  飲み込んだ言葉を
もう  教えてはくれないのかな


ほんとは  聞きたかった
ほんとは  知りたかった


あの日の事を  思い出しては  月を眺めて
今日もケータイとにらめっこ


あなたの名前が映し出される
その瞬間まで  にらめっこ