しばらくのあいだ、ここで、きみを抱いていたい。


ランタンの灯りでポーリーンが闇の中の散歩から、
               戻ってくるまで。



彼女は私の恋人じゃないけれど、
i-deathで彼女の恋人は 「私」、
としてしか名のっていないから。



















”どこかで、

 「不思議」を感じたその刹那、

 不意に撮られた「街並み」は、


 何かが足りなく、何かが余計な、

            「夢幻の境」を感じさせ、


 そういってる間にもう、盗られた「街並」を、綴る「絵」は、

 ちょっとづつ違う「何か」を現していく。 ”


・・・これは、私が昨年ころに、ある、詩のサイトで発表した、一つの「詩」です。
   この詩のコメントをきっかけに、私は「繊細さ」について、とても、独り占めできないほど、学びました。


最初のコメントは、

1.せんさいですね。

  そのなにかをぜんぶならべていったら、
  きっとぼうだいなりょうになりそう。。


2.ありがとう。

 せんさい・・・塾高生だった私が、後に放校になったラグビー部の札付きと、
 一触即発の殴り合い寸前で、何故か仲良くなった奴に、
 「お前がそんなにせんさいな奴だとは知らなかったんだよ。ゴメンな。」
 と、電話で言われて以来何十年ぶりに、言われた言葉です。
 すみませんが、どのへんがせんさいなのか、本人はいまひとつ分かっていません。
 できたら、教えてください・・・、変・・・かな?


3. あばれんぼうだったのですね(笑)。

 繊細って言っても、弱さ、っていう意味合いは全然ないんです。
 1メートルをセンチで表したら100センチですよね、
 1メートルをミリで表したら1000ミリで、こっちのほうが細かい。
 それだけたくさんの物を見れて、たくさんのものを測れる、という意味合いで。

 そうですね……


 全体的な言葉のならびから感じられる印象なのですけれど。

 『何かが足りなく、何かが余計な、「夢幻の境」を感じさせ、』
 のところで、風景がぼーんと膨れるんですね。
 足りなくもあって、余計でもあるから、減るのかもしれない、増えるのかもしれない、
 伸縮自在な、その尺度が、「夢幻の境」……
 ここらへんで、その語感から「無限」をも連想させるのかも。
 冒頭に「その刹那」っていう言葉があるから、
 一瞬でその風景に潜む豊穣さを感じとっている。


 感じとっているだけじゃなくって、
 『ちょっとづつ違う「何か」を現していく。』
 という言葉が最後にあるから、それは動的に変化してゆくし、
 それが「現していく」ように見えるっていうことは、
 そこに意味を感じとっている……。
 その「何か」が「これだ」っていうふうに断定しないのが、
 あるいは繊細かもしれないですし、
 ありのままに受け止める目なのかもしれない。

 なので、ここにあるのは「○○だ」とか「XXだ」という
 想いを描写にこめていったら、膨大な量になるだろうなあって、
 そんな感じでした。そういう具体的な喩えを一切なくして、
 そこにあるものを短い言葉のなかにすべて込めきっているから、
 私のばあいは、その風景はどんなだろうって想うよりも、
 話し手の、視線と視野の深さにまず圧倒されました。

 こんな感じで良いです?*^ ^*;


4.再度ありがとう。
  再度、ありがとう。
  しかし、あなたは、本当に頭が良い、凄い「詩人」だと思います。
  せんさいっという事について、何回も何回も、私は、あなたから教わったし、
  これから先も教わり続けるでしょう。
  難解な事を難解に伝えて「質問」に答える事もできない公立の小・中学校の教師が、
  社会問題として取り沙汰されて早何年・・・。
  あなたのように、「長さ」「距離」の「尺度」を持って「私」の素朴な質問に、
  しかも、今後のものの見方の「自覚」までInspireされるような「すごく分かり易い」
  丁寧で、素敵な「答え」を返して頂いて、心から嬉しく思っています。
  これからも、どーぞ宜しく御願いいたします。


5.資格
 教員資格は18歳の時点での選択ですから……。
 安定した就職先、としてしか選ばない人も多いんですよね。*^ ^*;
 いっそのこと、大学で教員資格をとるのを必修にしたら、
 なにか変わるのかもしれないとも想うのですけれど……。。。
 こちらこそよろしくお願いいたします。o(_ _*)o


6.なるほど、

 現在では、学校の教師の「質」「能力」について、ますます評価がわるくなって行く一方だという意見もあり、
 私の友人が評して言う事には、「彼らはコピー」・・・若干謎めくとも、きっぱり言って、一人で頷いていました。
 もう何十年も昔の事ですが、私は、小学校・中学校とも、6年+3年、合計9年間、最も教師を憎み続けている
 者でありましたし、教師からの憎まれ方も小中時代を通じて尋常ではなかったように思います。


7.繊細・・・
 一つお聞きしたいのですが、どういう風な理由があると、そこまで教師に憎まれるんですか?


8.えっ、それは・・・
 やっぱり、私と中学時代の相棒的友人が、恐らく正気を失う程に生意気で、しかも、根拠のない自信に満ち  

溢れるほど明るく、教師を憎む大天才でしたので。









明かりを消して欲しい?



 私はランプの投げかけるほどの薄明かりで、
 きみのぬくもりを指先でさぐる時に、



 きみのくちびるに私のくちびるを重ねて、
 時々、きみの顔を見ていたい。