仕事は早くに終わり、ふと商談中に多賀大社の話を聞いたことを思い出したので参拝してきた。

とても明るくクリアな空気の大きな神社でした。

願い事はせず「どこそこの某です 日頃ありがとうございます」と挨拶する。

そして遅めのお昼は鳥喜多で親子丼。
以前読んだ小沢昭一の東海道なんちゃらという本で絶賛されていた。
親父の本なのだが、実は小沢昭一さんがどういう方かはさっぱり知らない。
ラジオで「小沢昭一の小沢昭一的こころ~ちゃんちゃららちゃんちゃららちゃーちゃーちゃー」って流れるのは、親の車でよく聞いた。
実は10何年前にも、親父に連れられて、はるばるここ鳥喜多まで親子丼を食べに来たことがある。
その時の印象は「鶏肉をトッピングし、醤油をかけ忘れた卵かけご飯」と言うものだった。
非常に薄味の親子丼で関西出身の母を持ち、薄味になれている筈の自分でも、醤油を回しがけたいと思ったものだ。
実際に小学生の弟は「卵かけじゃーん」と大きな声で言って、自分は赤面した記憶がある。
だが大人になって食べて見ると、すごくしっかり味があるのである。見た目は同じなのだが親子丼の味を変えたのかと思うほどに味がある。
出汁がよくきき、とても美味しかった。
もしかすると暑い時期だから、味を濃くしているのかも知れないな。自分がよく行く鰻屋も夏と冬ではタレの量で味の濃さを変えている。そういったことかもしれない。たしか寒い時期に喜多記憶があるから。
ところでおじいさんがいたと思ったが。

そして多賀名物のお土産を買ってきた。
赤福や安永餅と似たような餅と餡のお菓子だ。
普通に美味しかった。
個人的に好きな順でいうと安永餅>赤福>糸切餅ということになる。