まだまだ日本では認知度の低い“メンタルトレーナー”

 

メンタルトレーナーって知ってますか?

一般的にな認識を抜粋して青文字で書いておきます。

「メンタルトレーナーは、今後需要と認知度の向上が期待される分野ですが、現時点では「非常に高い」というレベルではありません。」

「特にスポーツ分野から認知度が上がりつつあり、多岐にわたる分野での活躍が期待されています。」

とまぁ、簡単に言えばこんな感じなのですが、残念なことに現在の段階では まだまだ日本社会にはメンタルトレーナーの認知度は薄いようです。

しかしながら私の学びの諸先輩の方々は25年前から熱心に社会に浸透させ、輝かしいスポーツ界の実績に限らず、受験を控えた学生や、企業にお勤めの社員様の戦力化などにも尽力しており、ここでは守秘義務の関係上書けないのですが、それはもうメジャーな方々もメンタルトレーニングを活用し実績を上げておられます。

 

しかしなまぁ、一般的にはまだまだこれからってとこですので、まずはプチ知識として“メンタルトレーナー”の歴史を書いておきます。

 

【メンタルトレーナーの歴史】

メンタルトレーナー(メンタルトレーニング)の歴史は、主に1920年ごろ旧ソビエト(ソ連)における心理学からの研究が起源とされています。

《メンタルトレーニングの起源と初期の発展》

  • 1950年代前半:旧ソビエトでの研究開始

    • 当初は、宇宙飛行士向けのトレーニングとして開発されました。狭い宇宙船という過酷な環境下で、孤独な作業を行う宇宙飛行士が自己の心を自分でコントロールできるように、実践的なトレーニング法が作られました。

  • 1957年頃:スポーツへの応用

    • 宇宙飛行士向けのトレーニングがスポーツ分野に応用され始めました。

    • 当時は、スポーツが**「武器を持たない戦争」**と捉えられていた時代で、オリンピックでの金メダル獲得は旧ソビエトの威信を誇示する手段の一つでした。この政治的背景の下、競技成績向上のためのスポーツ・メンタルトレーニングの研究が進められました。

《世界への普及と発展》

  • ソビエト連邦崩壊後

    • ソ連崩壊に伴い、それまで秘密とされていたメンタルトレーニングの詳細な情報が世界各国に広がりを見せました。

  • 1984年:ロサンゼルス五輪での注目

    • アメリカがオリンピックチームにメンタルトレーニングを導入し、大きな成果をあげたことで、その重要性が世界的に広く知られるようになりました。

  • アメリカでの発展

    • 現在、メンタルトレーニングの実践と研究はアメリカで最も盛んに行われています。スポーツ分野にとどまらず、教育、健康、ビジネス、パフォーミングアーツ(舞台芸術)、軍隊、医療など、非常に多岐にわたる分野で応用され、日常的な領域となっています。

  • 国際学会

    • 国際応用スポーツ心理学会(AASP)のような国際的な学会が開催され、世界中から最新の研究情報が集められています。

《日本での歴史》

  • 1985年頃

    • 日本体育協会によるスポーツ選手のメンタル・マネジメントに関する研究をきっかけに、日本国内でも様々な研究がスタートしました。

  • 2000年4月

    • 日本スポーツ心理学会が、競技力向上のための心理的スキルを中心にした指導や相談を行う専門家として、「スポーツメンタルトレーニング指導士」の資格認定制度を発足させました。

メンタルトレーニングは、心の健康をゼロ地点とした時、ゼロからプラス(パフォーマンス向上)へと導くことに焦点を当てたトレーニング技法として発展してきました。

ティーチング、コーチング、カウンセリング、メンタルトレーニング

ティーリング・コーチング・カウンセリング・メンタルトレーニング

こんなイメージです。

真ん中にある実線が平常時の自分として平常線と考えて下さい。

・何か新しいことを始める時に何も知らないところから「ティーチング」によって学んでいきます。

・そしてできるようになってくると更に上を目指すために技術的・知識的な「コーチング」の指導を受け上達して行きます。

・白の曲線は、うまくいかなかったり何かの障害がでてきて落ち込んでしまった時、先輩やコーチ、時には監督さん、外部のカウンセラーにも相談に乗ってもらって問題を明確にするために「カウンセリング」として相談に乗ってもらったりまします。

・最後に水色の曲線、これが「メンタルトレーニング」なんです。

曲線の始まりが平常線から始まっていますが、トップアスリートや企業経営者などは下部から右上を目指した依頼があるし、高い位置からより高くしたいとの依頼も多いのです。

高い実績のある方は非常に貪欲でもあり何としても結果を出すためにはどんなことにでも取り組もうとするのです。あのMLBの二刀流選手のように。

彼も高校生のころからメンタルトレーナーと二人三脚で今も指導を受けているそうです。

で、私の場合は「日本メンタルトレーナー協会」の学びを重ねメンタルトレーナー1級を取得し、尚且つ「聴くプロ」と言われる全国心理業連合会公認「プロフェッショナル心理カウンセラー」の資格も取得しメンタルトレーナーの道を歩み始めました。

 

このブログを閲覧してくれていると言うことは、私と何らかのコンタクトがあったかと思います。

これから「メンタルトレーナー」として色々な経験をすると思いますができる限り記録としてもブログに残しておこうと思います。

また、メンタルトレーニングに対しての質問があれば聞いて頂ければお答えさせて頂きますね。

これから、よろしくお願いいたします。