しかし、親はトチ狂って、有名難関校のパンフレットを集め始めた。
(無理だっていうのにまぁ、おバカなんだから。)
結局、中堅校2校と超難関の国立中学に願書を出されてしまった。
四谷大塚では基本的に個別進学指導はない。
あるのは予習シリーズの配布と日曜テストだけ。
代わって、二つの補習塾で相談を受けた。
なんというか、補習塾は僕なんかには興味無いって感じだった。
捨て駒って奴か、他の出来のいい友達ばかり丁寧に指導されていた。
まあ、塾なんて合格実績を残すのが重要だから受かりそうもない僕には時間をかけたくなかったのだろう。
それで、親はわかっていなかったが、僕は受かるわけもない受験を本番に向かった。