悪夢は私立中学受験から始まった。小学校5年生の時、親が僕を進学塾に入れた。その名も「英才学院」当時ブイブイ言わせていた四谷大塚進学教室のための塾。塾のための塾というビジネスモデル。毎週日曜日に受ける全国テストのための予習を行う小さな塾がいっぱいあった。そこには信じられないくらい頭のいい奴が集まっていて、授業の難しさに衝撃を受けた。すぐに落ちこぼれた僕は塾でいじめられた。バカでビンボーとからかわれ、みんなに教室でパンツ脱がされそうになっても講師は全く助けてくれなかった。