暗闇で1人
呼吸もできず
ただ飾られていた
私がいました
苦しくもなく
辛くもなく
ただ飾られていた私
そんな私に
声をかけてくれた
人がいました
とても暖かく
全てを包んでくれる人
私はその人を
御主人様と呼びました
その日から私は
心を持ちました
すごく幸せで
ずっと続くことを
願っていたのに
ある日私の前から
突然御主人様が
いなくなりました
私をまた
ただの飾りに
したのです
心を持ち合わせた私は
すごく苦しくて
すごく辛くて
私は1人で泣きました
一度幸せを感じた私は
また幸せが欲しくなり
幸せになる為に
次の御主人様を
待つことにしたのです
他の飾りは言いました
御主人様というのは
1人しかいないと
そしてずっと傍に
居てくれる存在だと
私の
初めての御主人様は
いなくなりました
あれは御主人様では
なかったのでしょうか
では誰だったの
次の御主人様は
本物の御主人様かな
だといいけど
たくさんの飾りが
ある中で1人
私だけを見てくれる
御主人様は誰なの