⚪NY近代美術館はロックフェラーの
 資金調達システムの一部

 歴代政権は実際のところ、合衆国政府を支配する黒い貴族カナン人の頂点的象徴である。かつてイエズス会は、世界教会の運動が世界中の対抗勢力に首尾よく打ち勝った時、世界に対して秘密の合図が送られると豪語したが、その合図が送られたのが、オカルトのオベリスクのシンボルや面と向かって、合衆国大統領が宣誓を行った時だった。

 1981年1月20日、史上初めて、大統領の宣誓式が連邦議会議事堂の西玄関に移動して挙行された。つまり、カナン人及びバビロニア人の謎めいたシンボルであるワシントン・モニュメント(ワシントン記念塔)を正面にしてレーガンは宣誓を行ったのである。
カーター政権のインフレ政策、過激な政策に痛めつけられ、うんざりしたアメリカ国民は政府をきっぱり方向転換させようと、レーガンを選んだ。レーガン政権のスタッフはフーヴァー研究所、ヘリテージ財団、アメリカン・エンタープライズ研究所といった「右翼」的組織から選ばれた。

 だがこうした組織の指導者も結局のところ、ロックフェラー、フォード、ブルッキングスといった「左翼」的財団を支配する投資家、金融陰謀家と同類だった。
ヘリテージ財団を運営する英国のフェビアン社会主義の指導者ピーター・ヴィッカーズ・ホール卿は、同財団の方針決定機関の責任者の地位に英国人スチュアート・バトラーを就けた。
因みに、ホールは軍需産業に関わる一族の家系にあり、ローマ・クラブの主要人物でもある。

 英国のチャールズ皇太子の為にレーガンがホワイトハウスで晩餐会を開いた時、招待名簿にはグロリア・ヴァンダービルト、ブルック・アスター(ジョン・ジェイコブ・アスターの資産を支配している)、ベッツィー・ブルーミングデール、ジェローム・ジップキン、ウィリアム・バックリー(スカル・アンド・ボーンズのメンバーで『ナショナル・レビュー』誌の主筆)、ルパート・ハンブロー(ロンドンのハンブローズ銀行の会長で、彼のいとこのチャールズは第二次世界大戦時、特殊作戦局の局長だった)等が名を連ねていた。

 このような選ばれた指導者群は、アメリカ社会のあらゆる側面を操作し、その支配は音楽、美術界にも及んでいる。

 1986年12月15日『ニューヨーカー』誌の中で、リンカーン・カースティンはアメリカ芸術の操作に関して以下のように指摘した。
「リンカーン・センターについてのジョン・D・ロックフェラーの関心は、それ等が自らの支配する不動産の一つということにあり、芸術の展示或いは如何なる種類の芸術にも向けられていない。それでも支配する事への関心は多大である。」

 ロックフェラー一族は単独でニューヨーク近代美術館を建設し、アメリカの大衆に「現代」美術を押し付け、その過程で何億ドルも稼ぎ出した。**スープ缶やらビール缶やらの絵の複製画を売りまくったのだ。
一方で、ロックフェラーから命令を受けた人々によって支配された伝統的美術館には、私達の文化を象徴するより高い価値のある作品がせっせと買い集められた。また、彼等のせいで、印象派の画家が何百万ドル級の大画家に昇格し、ピカソやマネの作品の取引となると、最高額の金が動くようになった。


(**補足 これはアンディ・ウォーホル❲1928ー1987年❳を指しているのです。彼はアメリカの画家・版画家・ポップアートの先駆者として余りにも有名です。彼の作品はアメリカの資本主義や大衆文化の持つ大量消費、非人間性、陳腐さ、空虚さが表現されていると言われいます。彼はシルクスクリーンによる版画を多用し、新しい現代アートを作り出しました。芸能界の友人も数多く、有名人等は彼による肖像画を自身のステイタスとしてこぞって彼に依頼しています。また彼は、自身が手掛ける映画を60作品以上制作しましたが、一般公開された作品は少なかったといいます。しかし、1966年全米で公開された「チェルシー・ガールズ」は大ヒットになりました。
また作風は一転しますが、1974年代ではジョー・ダレッサンドロやウド・キアを主演とする「悪魔のはらわた」や「処女の生血」といったホラー映画の総監修を行っています。

 また彼は1972年にニクソン大統領が中国訪問の時期に、中国共産党の毛沢東のポートレートを描いたことでも有名です。

 1994年に彼の出身地であるピッツバーグ市に『アンディ・ウォーホル美術館』が開館しています。それはカーネギー財団とアンディ・ウォーホル美術財団などが、ノース・ショア地区の7階建てのビルを改装して開いたもので、絵画や印刷作品他、映像作品合わせて1万点以上所蔵し、一人の芸術家に特化した美術館としてはアメリカ最大と言われています。

 写真家のロニー・カトローンに、一つの頭蓋骨を様々なアングルから撮るように依頼したウォーホルは、その中から1枚を選び出し、『頭蓋骨シリーズ』に使っています。このシリーズはアンディ・ウォーホル美術館にずらりと壁に並べられているのです。
また、アンディは晩年、宗教アートを制作し、キリスト教のシンボル、木製の十字架をモチーフにしました。これは『十字架のシリーズ』です。その一枚は真っ赤な十字架で右側の輪郭がカスレたようにぼやけています。背景は漆黒の黒で『頭骸骨のシリーズ』に続き、まるでカルト集団のために壁に掲げられた十字架のようです。(個人的意見)
その他の作品はドル紙幣・原子爆弾・ピストル・自由の女神・電気椅子・夕日・花・最後の晩餐などがあります。
彼についてのエピソードの多くの談は、奇異なくせにそれを現代的というお洒落なイメージでくるみわざと持ち上げて語られている感じを受けます。(彼のダークな部分さえ、アートで語れば大衆を誤魔化せるというような感じ。)
また、彼の世間の噂(彼はゲイ)として、彼のボーイフレンドのジョン・ジョルノが言った言葉。「僕が17世紀のスパニッシュチェアに座っていると、突然アンディが床にひざまずいたんだ。で、僕の靴にキスしたり、舐めたりし始めたんだよ。」❲『僕はウォーホル』PIE BOOKSより❳と話しています。アンディは足フェチだったという話のエピソードの一つです。 )



 大部分の評論家が言うように、1915年以降のピカソの作品には名画はないが、以降の60年間に、彼は何千という作品を残した。カースティンは前述の記事の中で「マネは不器用で未完の画家であり、作品は嘆かわしくもゴヤ、ヴェラスケス、ティツィアーノの3人を足して再現したもので(それでも数日後、ニューヨークでは1100万ドルで彼の作品が売れたのだから恐れいる)、ニューヨーク近代美術館は私達の文化史上最大の災害の一つとなっている。そこでは画商の趣味、市場事情、ジャーナリズムが最悪の形で結び付いていて、全体として個人所蔵及び悪趣味の弊害が目につく。」と述べている。 



 ⚪現代「芸術」に潜むフリーメイソンの
  奇怪なシンボル

 現代美術に見るシンボリズムの権威マーガレット・スタッキによれば、一文無しで合衆国に逃れてきて、連作『正方形礼讃』の販促活動を全国的に展開し、驚くべき成功をおさめたジョセフ・アルバースの正方形は立方体の一側面であり、アルバート・パイク将軍も指摘したように、フリーメイソンの基本シンボルであるとされる。
  
 アルバースはノースカロライナ州ブラック・マウンテン美術学校の理事に任ぜられたが、このカレッジの名は、魔女の踊りなど伝説に富むブロッケン山(ドイツ)にちなみ、そのブロッケン山の頂上は、国○に表れている頂上のないピラミッド同様、平坦である。
現代美術研究所で美術を研究していた当時の筆者の同級生、ノランドはフリーメイソンの山形袖章、標的など様々な「抽象的」シンボルを描きはじめ、現在では、その作品がかなりの高値を呼んでいる。いわゆる非具象主義美術は決して非具象的ではなく、オカルトのシンボルを密かに表象したものである。

 ※※サルバドール・ダリにしても、前述のパピュスの研究機関で数年の間オカルトのシンボリズムを研究した経験がある(実際、彼は魔術師の持ち物を描いた古い絵からヒントを得て作った二股の杖を常に携帯していたほどだ。)
そのダリを合衆国で絶賛したのはブラック・サン・プレス社のカレス・クロスビーだった。因みにブラック・サンは、太陽の逆側を表象するオカルト的シンボルである。


(※※サルバドール・ダリについては次回に詳しく説明します。)


 「抽象」画はロックフェラー一族によって広められた。それが古代世界のカルト(主として邪神バール崇拝)を現代的に描くものだからだ。そこに描かれる神秘的シンボルを理解出来るのは秘密組織を不滅化し、神秘的な力について多少かじった玄人あるいは知識ある人々(グノーシス)くらいのものだが、そのようなシンボルは、バール崇拝が「新プラトン主義」として幾分緩和されたルネサンス期の絵画の背景に多く見い出せる。

 そうしたルネサンス絵画のオカルト的シンボルの研究に生涯を費やした一人にウォーバーグ研究所のアビイ・バーグがいる(とはいえ幸か不幸か、彼は精神衰弱に陥った為に4年間、研究を中断、それによって第一次世界大戦への兵役を免れた。)

 そのウォーバーグが美術における神々の軌跡を辿ったところによれば、

それはルネサンス期の画家を通じて、オカルト的シンボルに変容し、そこで悪魔的様相を帯びて表現されるようになったとされる。

ルネサンス絵画に描かれている家紋及び服装のエンブレムを通して、ウォーバーグが解明したこのシンボリズムこそ、現代の「抽象」画の一派が頼みの綱としているものに他ならない。



⚪セムの子孫絶滅を策す「ナァマ計画」の
  悪魔的青写真家


 連邦政府の全ての機関は現在、アメリカ産業及びその生産性を破壊するための運動に加担している。
第一の武器は内国歳入庁で、この機関は資本を生産的に活用している人物を探し出しては破綻させている。内国歳入庁はあらゆる資産に立ち入っては押収し、その企業が二度と生産に携われないようにする。こうしたやり方は実によく練り上げられていて、合衆国に対する破壊運動に協力している一団には自動的に内国歳入庁から「非課税」が認められる。
私達の生産力を減じるも良し、同性愛を推奨して生殖力を減じるも良し、ワシントンを拠点に活動する内外の敵に対して合衆国の正当性を主張するも良しというわけだ。

 とりわけ内国歳入庁が怒りの矛先を向けるのは「愛国主義者」、「保守派」である。キリスト教思想を説く教会及び学校は連邦機関によって閉鎖され、その所有者は投獄の憂き目に遭う(だが、フリーメイソンたるカナン人の教義を説く教会はそのような攻撃を免れる。)
こうした「愛国的」教会及び学校はカナン人がセムの子孫に対して定めた「最終結論」への重大な脅威の典型だからだ。
「ナァマ計画」(この世に最初に人身御供と人肉嗜食をもたらした魔女の名にちなむ)は、フランス革命、ロシア革命、スペイン内乱において実行された大量殺戮のアメリカ版とも言うべきもので、計画自体は実に単純だ。

 新聞、ラジオ、テレビが攻撃が差し迫っていると告げる(テレビ・ドラマ『アメリカ』はこうした出来事、すなわち「ロシア人」の無血占領にアメリカ国民が抵抗を示さないようにする大きな一歩だ。)
そして全ての人に対して、全米の各都市、各町の学校、公会堂に集まるよう指示が出される。実際にこの命令に従わなければならないのは白い肌のセムの子孫だけで、他の人々、すなわちカナンの子孫は帰宅するよう命じられる。
こうして各所に集められたセムの子孫は定められた方法で、つまり斧や棍棒、ナイフで殺害される事になる。銃の使用は、ナァマの時代に銃は存在しなかったから禁じられる。そのようなものを利用する事は宗教的原則に反するからだ。より多くの流血が見られる(それが宗教的殺戮の基本的な目的でもある)よう、もっと原始的な武器が使用される場合もある。
万一間違ってカナン人が紛れていたら、そのカナン人は秘密の合言葉、すなわちフリーメイソンのパスワード「トバル・カイン」(ナァマの兄の名)を唱える事で、身の安全を保障される。

 ナァマ計画は全米のセムの子孫が絶滅するまで、効力を持ち続けることだろう。特殊訓練を受けた殺人部隊は、この計画のためだけに合衆国に輸入された「移民」の群れで構成されるはずだ。セムの子孫はまずその身体的特徴から、白い肌、青い瞳だけが指標ではないが、絶滅の為に選ばれていく。その為にセムの子孫リストが各地域ごとに作成され、それに基づいて最終的「選択」がなされることになるだろう。
そして、これが*「青い血」(ムーア人がスペイン、つまりセムの子孫ヘベルの故郷であるイベリア半島に侵入し、その地を征服して後生まれた言葉)に対する最終攻撃となる。 



(*「青い血」……マリンズはこの本の全般の中でセム人の青い瞳と白い肌にこだわっていますが、もしかしたらこれはセム人を守らせたい意識を読者に植え付けているのかもしれません。しかし、イルミ側をセム族に見立てて最終的には騙して守らせるつもりなのかもしれません。)



⚪カナン人の英雄フロイトは
 コカインを奨励した

 ナァマ計画が完遂されるまで、フリーメイソンたるカナン人によって、アメリカ国民にはエイズなど、様々な疫病がもたらされることになるだろう。1987年1月30日、エイズによって何百万人もの人々が命を落とす可能性があると、公衆衛生に関する国家的指導者オーティス・ボーインの言葉が新聞の一面を飾った。
だが、次のページには、同性愛の関係を「献身的パートナー」として祝福し認めるよう、聖職者に促すニュアークの監督教会派のジョン・スポング司教のインタビュー記事が掲載されていた。同司教はまた、この問題をシカゴで開かれる司教会議の議題として提出するつもりだとも語っていた。

数日後、ユニテリアン派の聖職者カール・シッチェナー牧師は日曜日に会衆にコンドームを配布した。後に明らかになったところによれば、同牧師には婦女暴行罪で有罪判決を受けたり、ブラウニー・スカウト(ガール・スカウトの幼年団員)の面前で裸でパレードをしたとして告発されたりした前歴があった。

 このような聖職者は乱交、同性愛行為を積極的に奨励する全国組織を代表している。
ニューヨーク州控訴裁判所主席判事ソル・ワクトラー(1950年代、筆者は彼とワシントン・リー大学でクラスメイトだった)は最近、アダルト向け書籍専門店が、その店舗区域で常連客によって日常的に性行為が行われるからといって、閉店に追い込まれることはないと判決を下した。いわく、「書籍、映画及び芸術の表現の自由は州によって大きな差違のある分野ではあるものの、ニューヨーク州は表現の自由を伝統的に育んでいる。」



 カナン人の英雄と言えば、フロイトだ。
彼は患者にコカインの使用を勧めた。
コカインは今ではあらゆる娯楽産業で好まれるドラッグであり、パーティの際には決まって配られる。

 その著書『文化と不満』の中で、フロイトは近親相姦の禁止を「年齢を問わず人類の官能的生活を損なう深刻な傷と思われる」と記している。(※つまり、フロイトは近親相姦に賛成している)近親相姦は、言うまでもなく、文明人のあいだの最古の禁忌である。

 実に卑しい教義ではあるが、こうした事がカナン人のプログラムの基本事項だ。そして更に危険なのが、キリスト教原理主義者、天啓的史観主義者、前千年王国説の信奉者等の一団によるキリスト教教会への潜入である。
既に指摘したように、キリスト教原理主義者は、自分達がニューイングランドの奴隷廃止論者の末裔であることにも、超絶倫主義者及びユニテリアン派(基本的にカバラ思想などオカルトの実力者からの支援に依存している)と結び付いていることにも、ほとんど気づいていない。

こうした一団の教えを受け入れてきた人々には衝撃かもしれないが、この結び付きは歴史が如実に示すとおり、邪神バール崇拝の時代から今日に至るまで脈々と続いている。前千年王国説の信奉者は、オリゲネスの教えに従って、キリストは突如として千年の間治めると説く。この期間にユダヤ人は改宗するはずなのである。

 (略)

 この一派の約束事はテレビ、ラジオを通じて毎日のように何千万人もの視聴者に届けられるものの、何百万ドルも稼ぐ「テレビ伝道師」連中の話しは誤った解釈に基づいている。
天啓的史観主義者は、その教義はキリストの「イチジクの木のたとえ」に基づいていると主張するが、実際のところ、イチジクの木のたとえは自然及び具体的な季節に言及しているだけであって、そこにイスラエルを当てはめることも、どこの国を当てはめることも出来ない。

パレスチナのイチジクの木は、春になると葉芽が伸び出すより先に実をつけた。イチジクの実が夏の到来を予感させたのである。イエスは、受難週の自らの予言、エルサレムとその神殿の崩壊、一時代の終焉、大審判の予言との関連から、イチジクの事を話しただけだった。ところが、現代の天啓的史観主義者はテレビを通じてこう呼びかける。「『葉芽の伸び出したイチジクの木』に注意をはらいましょう。(イスラエルのカナン人侵入者を支援するようにとの神からの啓示ですから)」





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 ……ということで、【カナンの呪い】は以上までの紹介とさせていただきます。長々とお読み下さった皆様、ありがとうございました。
 m(_ _)m