⚪カインの種の混合が悪魔の出現を招来した


 歴史に見られるオカルト組織の発達を辿る時、カインの罪、史上最初の殺人の重要性は注目に値する。
ヘブライ語でカインは“Kajin”と綴られる。これは詠唱するかのように発音する。“Koon”に由来し、俗語表現ながら「混血の人々」を示す。
“Kajuns ” “coons”もここから派生している。
トバル・カインはカインの子孫であり、その名はフリーメイソンの秘密の合言葉として今日利用されている。トバル・カインはレメクの息子であり、ノアとは兄弟関係にあるが、レメクの2人の妻の一人から生まれている。彼は鍛冶屋で、後には魔術、妖術の祖として有名になった。その父レメクはカインの血筋のメトシャエルの息子である。
アダムの2人の息子、カインとアベルにはそれぞれの世界が開けていたから、不和の原因などほとんど無かったと考えられる。それでも、邪悪なカインは弟に喧嘩をふっかけた。
聖書によれば、二人は神に捧げ物をしたが、神はアベルの捧げ物にだけ目を留め、カインの捧げ物は、彼が価値のない者、即ち蛇の血統であった為、目を留めなかった。このため、怒りと嫉妬に駆られたカインがアベルを殺害したとされている。

 (略)


神はカインを「エデンの東、ノドの地」に追放した。彼は前アダム人の女を娶って、更なる過ちを犯した。❲創世記4:17❳には、「カインは妻を知った(つまり肉体関係をもった)」とある。カインの妻は禁じられた、不自然な肉の出だった。このことはソドムとゴモラの男達に言及する。❲ユダの手紙11❳の「不幸な者達です。彼等は『カインの道』を辿り……」で明かされる。

 確かにソドムとゴモラの男達は不自然な肉の欲の満足を求めていた。前アダム人は、
蛇のシューッという音にも似たヘブライ語“Nachash”(黒人の意)で言及された。アラブ語の“Chanas”は、サルの意の“Khanoos”、悪魔の意の“Khanas”同様、このヘブライ語から派生している。
このように、歴史に見られる種の混合、悪魔の出現はカインの過ちと結びついている。カインはまた、黒ミサ、即ちサタンのミサをこの世で初めて祝った事でも知られている。



⚪アメリカを両性具有の国にするという
 カバラ思想

 ニムロデの辿った道はオシリスとその妹イシスの伝説にも生きている。オシリス(カナン人の神バールの別名)とその配偶者アシュトレト(ことイシス)の儀式は、カナン人によってエジプトに持ち込まれたもので、そこでは豊饒の神々が崇拝された。
エジプトの伝説によれば、オシリスの弟セト(セム)は彼を14の肉片に切り刻んだとされている。イシスはそれを集めたが、最も重要な男根が見つからなかった。伝説によれば、カニが食べたとされているが、イシスはそれに代わるものを木で作って、兄を復元したのだった。

 男娼、売春婦に捧げられたバール神の神殿に起源を持つ所から、フリーメイソンは合衆国を両性具有(バイセクシャル)の国にするという隠された動機の為に、暗躍する見えない勢力であり続けてきた。
その思想的指導者アルバート・パイクはこの事について、独断的なその書『道徳と教義』(前出)で、「畏れ多くて口に出来ないその名の綴り字を逆に並べて分割したところ、“bisexual”(バイセクシャル)となった」とあっさり白状している。これは正にカバラ思想であり、私達の目をバールとアシュトレトのカルトに直接向けさせるものでもある。
同書でこの点より明確に記しているのが「フリーメイソンは啓蒙の光を求める。これを追究していくと、ご覧のとおり、カバラ思想に直接結びつき、そこに戻っていく。自説を曲げない真の宗教は全てカバラに発し、カバラに帰する。イルミナティやヤコブ・ベーメ、スェーデンボル、サン・マルタンなどに見られる宗教的理想の高邁な部分は全てカバラから借用されている。フリーメイソンな組織も全てその秘儀、シンボルをカバラ思想から拝借している」という記述である。
フリーメイソンの真の起源とその目的について、これ以上明確に示したものはない。カバラ思想に起源を持ち、世界に散らばる600万人のフリーメイソンを支配する実力者集団にして更に謎の多いイルミナティを通じて、悪魔的目的を果たすのがフリーメイソンなのである。

 始まりからして、その秘儀は常にバイセクシャルだった。いや、彼等は欲情の赴くまま、快楽にふけったというべきだろう。つまり、より刺激的で新しい官能世界を探し続けたのだ。現代の心理学者の言う「既存のものに代わるライフスタイル」的気晴らしである。


 デルタ(三角形)はそうした淫乱な儀式のシンボルだ。何しろ、合衆国議会図書館のポルノ関連の一大蔵書は「デルタ・コレクション」と呼ばれ、そのコレクションに含まれる書籍目録の蔵書カードの左肩には三角形のシンボルマークが付けられているくらいである。
デルタは永遠の存在(ヘブライ語の“Yod”)の三位一体サークルを意味する。二重デルタ(ユダヤ教のシンボルである六芒星)では、上の男性三角形が下の女性三角形に対して至高の存在であることを示して、男性デルタが女性デルタを貫いている。逆三角形はカドシュ(の位階)の儀式においては、大祖父及び大皇帝としてルシファーを意味し、分割され得ない三位一体を構成する。この為、カドシュ(の位階)は逆デルタに盲従の誓いを立てる。三角形はまた、フリーメイソンのロイヤル・アーチのチャプター❲上位ロッジ 訳借用註❳のシンボルとして、分割され得ないフリーメイソンを意味することもある。

 デルタもしくは三角形は今日、何百ものアメリカの企業の新たなロゴとして大々的に採用されている。アメリカのビジネス界に氾濫するこのロゴを集めた分厚いレポートが筆者の手元にあるが、その企業がフリーメイソン帝国の一部であると、選ばれた人々に伝える為のものと思われる。

 また、「トライアッド(三角形)」は、ビジネスの方策とさして日常的に殺人を行う中国古来の闇組織の名である。三角形は世界中で、国際ビジネスの陰謀のシンボルであり続けてきたという事だ。
武器商人カショギ(彼のビジネスは1980年代、イラン・コントラ事件に発展した)は、自分の活動をアメリカ支社に連絡する時、支社をトライアッド・アメリカと呼んでいた。この支社は多くの地域で多くのアメリカ人を騙し、何千万ドルもの契約をせしめるだけせしめて破産した。ここにも象徴されるものがある。


 フリーメイソンの儀式について記した為にウィリアム・モーガン大佐が殺害された事で、19世紀、アメリカでは反メーソン党なるものが誕生した。モーガン大佐の名著『暴かれたフリーメイソン』には、クラフト(の位階)のあるフリーメイソンが質問書(公判前の審問)で、職業及び棟梁メーソンのロッジの象徴するものを問われ、それぞれ「ソロモン王の寺院建設に従事している」、「至聖所、神聖なるものの中の最も神聖なるもの、即ちソロモン王の神殿」と回答したと指摘されている。因みに質問書は、以後弁護士の主たるテクニックとなり、開示として知られている私権剥奪法的手続きが巧みに進められるようになった。





⚪薔薇十字団と創始者
 フランシス・ベーコンの謎


 英国の支配権を手中に収めると、カナン人は悪魔崇拝者としての伝統的慣習を復活させた。
程なく魔術を体現するようなカルト、黒ミサ、血の儀式が英国にはびこるようになった。

 ペンブルク伯と言えば、早くにオラニエ公ウィリアムを支持し、英国銀行の勅許状に同意の署名もした人物だが、この新たな「神秘主義カルト」の指導者となったのがその夫人及び、夫人の弟フィリップ・シドニー卿だった。
同卿は姉に捧げた『妖精の女王』を発表して、英国文学に神秘主義を持ち込んだ。グロスター公爵ハンフリーもまた、神秘主義カルトに大きな影響を及ぼした。同公爵は黒い貴族の血を引き、「恐れを知らないリチャード」と称されたノルマンディ公爵の2人の非嫡出子の家系にあった。グロスター家はウィリアム征服王子に従って英国に入っている。

 (略)

 秘密主義の影響は『テンペスト』作中のプロスペロの仕返しなど、シェークスピアの作品にも多く見られる。……『マルタ島のユダヤ人』は、レスター伯付きの医師だったフレデリコ・ロペス博士の生涯を戯曲化したものだと言われている。ロペス医師は1593年、エリザベス女王を毒殺しようとしたと告訴され、1594年に絞首刑に処された。
一部の学者によれば、エリザベス女王はレスター伯ロバート・ダッドリーと極秘結婚をしていて2児を設けたとされている。一人はニコラス・ベーコン卿のもとに養子に出されたフランシス・ベーコン、もう一人はサセックス伯ロバートだ。それ故、この二人の誕生の儀式を司宰した可能性のあるロペスを黙らせる事が、王位継承を守る為には必要だった、と。
また、そのベーコンこそウィリアム・シェークスピアの名で戯曲を書いた張本人だとする見方もある。



⚪シェークスピア戯曲には
 カバラ思想が潜んでいる。

 フランシス・ベーコン卿は英国に「新哲学」をもたらした。それは帰納論と「知識のピラミッド」に基づくものであり、どちらもより科学的というか、最もらしい形で述べられた人間史上主義の原則だった。
1350年~1425年の間に、中世のギルドはより高い賃金を要求されることを貴族階級が恐れたため、政府命令によって消滅していた。
ベーコンは、最初は薔薇十字団(この組織の創始者はベーコンだとされる)の運動を、後には思弁的メーソンを通じて、中世ギルドの復興を手掛けた。
薔薇十字だとされる(薔薇十字騎士団)は、薔薇十字をシンボルとして誇示した。十字の縦は生命を、横は死を象徴し、薔薇は何よりもまず、全ての中にある秘密を、第二は女性性器の開花を象徴した。
このカルトは1615年には早くもボヘミアで知られていて、その信奉者は錬金術師ジョン・ディーリー博士によって組織化されていた。

 フランセス・イェーツの主著『エリザベス時代のオカルト思想』によれば、ベーコンの一部の著作の源泉は〈薔薇十字団の宣言書〉にあるとされている。また、イェーツは、マーロウの戯曲は神秘主義の背後に潜む権力を容赦なく検証した為に、シェークスピアのより謎めいた作品によって、明確な目的を持って、曇らされてしまったのではないかとも指摘する。

 (略)


 近代の著述を見ると、英国人研究者は、フランシス・ベーコン卿は薔薇十字団の運動ともフリーメイソンとも一切関わりないと、躍起になって主張している。



⚪悪魔主義者な巣窟
 「黄金の夜明けのヘルメス教団」


 スティーブン・ナイトの『知られざるフリーメイソン』(前出)では、英国フリーメイソンについて、興味深い詳細が記されている。彼の指摘によれば、1799年の非合法団体法によって、フリーメイソンは、会合を開く時には必ず治安裁判所書記官にメンバーの氏名を届ける事を求められたとされるが、この要求が満たされた事は一度もない。

ナイトはまた、
英国フリーメイソンの現在の大スポンサーはエリザベス女王だとも言う。
英国の裁判官の50~70%がフリーメイソンだということも、彼によって明らかにされた驚くべき事実の一つだ。

顧客を得たければフリーメイソンに参加するしかない。弁護士はそう考えるのである。
「法曹界がフリーメイソンの牙城になっている」というのがナイトの見解だが、事務弁護士会の90%はフリーメイソンである。これでは、事務弁護士会によって誰に法的援助が与えられ、誰に否定されるかが、最終的に判断される以上、公平さに欠ける。
非フリーメイソンがフリーメイソン相手に訴訟を起こした場合、法的援助は得られないという事になる。これこそカナンの遺言の典型、即ち自らの種族のメンバーでない者、全てに向けられた隠された陰謀である。英国における法の執行に暗い影を落とすフリーメイソンの陰謀は、その邪悪な影響力の表れの一つに過ぎない。

 エリザベス女王の時代に多くの地下組織に見られるオカルト的要素が、ヴィクトリア女王の時代になると表面化した。社会の上層部にさえ魔術が広がり、気分を変える効果を持つドラッグ、薬草、悪魔的装身具が重用された。狂宴や血の供犠がロンドンのスラムの真ん中でも、
田舎の古い地主の所有地でも密かに執り行われた。
こうした一団で最もよく知られたのが1887年に薔薇十字団のメンバーだった3人によって設立された「黄金の夜明けのヘルメス教団」だ。
設立者の3人、A・F・A・ウッドフォード師、ロンドンの検死官ウィン・ウエスコット医師、サム・リデル・メイザーズという名のスコットランド人、は、いずれも高位のフリーメイソンであり、カバラ研究家としても有名だった。
程なくしてこの一団に詩人ウィリアム・バトラー・イェーツ、そして黒魔術の実践で世界的に知られるようになるアレイスター・クロウリーが参加した。

 この教団の目的は10のセフィロトを崇拝すること(つまりカバラ思想)によって、魔力を得て超自然の力を味方として求める事にあった。また、同教団ではネオファト(4位階)、アンダー・オーダー(4位階)、サード・オーダー(4位階)といった位階が設定されていた。

 アイルランドを代表する詩人イェーツは後、黄金の夜明けのヘルメス教団に参加したのは、自らの白魔術とクロウリーの黒魔術を対決させる為だったと主張した。
20世紀最大の悪魔崇拝者として知られるクロウリーはヒキガエルにイエス・キリストの名を与え、その後十字架に貼付け、その苦しむ様を楽しんだこともある。
風説によれば、彼はまた150の儀式殺人(犠牲者のほとんどは幼児)に関わったとされている。
こうした犠牲者は大抵の場合、銀のナイフで殺害された。クロウリーはその著書『告白』の中で、「私はメキシコで野獣666の名で知られる、ドン・へスース・メディナという老人を紹介された。彼はアルマダの栄光を持つ大公爵の子孫であり、フリーメイソンのスコットランド儀礼の高位階の長の一人だった。カバラ思想についての私の知識は、当時の基準を持ってしても既に深遠の域であったので、私こそ彼の力で与え得る最高位階の参入に値すると、彼は考えた。滞在期間が限られていることを考慮され、力は与えられた。私はたちまち昇級して第33位階及び最終位階に到達し、かの国を後にし
た。」と記している。ここから、20世紀最大の悪魔主義者は第33位階のフリーメイソンであったことが裏付けられる。



⚪フェビアン主義に進呈された異名は
  「陰謀的社会主義」

 ブラヴァッキー夫人は神智学を体系づけた人物として知られている。彼女はインドに渡って「フェビアン協会」を発展させたが、インド支部はやがて、メンバーが同性愛行為の慣習によって逮捕された事で信用を失った。
その後、英国に移った彼女はそこで、同名のアメリカ協会に先立って、「神智学協会」を創設した。また、「ヘルメス教団」の設立にも参加した。

 1884年にフェビアン協会を設立した一人として知られるアニー・ベサントは、このカバラ思想の信奉者集団、神智学協会でブラヴァッキー夫人の補佐役を務めていた。ベサントと伴にフェビアン協会を設立した人々は全てフリーメイソンであり、列記すれば、ジョージ・バーナード・ショー、ホールデーン卿、ラムゼー・マクドナルド、シドニーとベアトリスのウェッブ夫妻といった名が並ぶ。

 フェビアン協会の名は、決戦を避けて持久戦で勝利を得た事で有名なローマの将軍ファビウスに由来している。英国にあって、フェビアン主義者の計画は、ハンニバルを討とうと時期を待ったローマのファビウスさながら、ひたすら待つ事だった。フェビアン主義者達はこのローマの将軍の戦法に倣い、巧妙な長期計画を通じて、先制者による社会主義政府を英国民に次第に押し付けていく事を提案した。
こうした下心のある計画推進法故に、フェビアン主義者達には「イエズス会的(陰謀的)社会主義」というニックネームが与えられた。その戦法の一部として、1890年には、アニー・ベサントがランカシャー州を中心とした英国繊維産業界の中心的扇動者となっている。

 1930年代、フェビアン主義者は、政治経済計画の頭文字を取ってPEPと名付けられた特別班を組織した。この組織は小売業界の大帝國マークス・アンド・スペンサーの大富豪イスラエル・モーゼス・シフによって指導された。
1931年、シフはPEPの主要メンバーに「極秘」と記された文書を配布した。そこには計画の概要が以下のように記されていた。
「好むと好まざるとにかかわらず、個人経営の農夫は種々の出来事によって、農業の大きな変化に従わざるを得なくなる。農夫は生産物の量、質について指示を受ける事になる。(この事はその後間もなく養豚市場局として実現した 原著者)。農夫は自らのビジネスに関して自由に市場取引する事も、自らの意思で決定することも出来なくなる。計画経済には土地の所有権を大幅に侵害していくことも含まれている。必要とされるのは、広大な土地の所有権を移行する事である。」

 (略)

 このようなPEPにあって、最も積極的に活動したのはアスター子爵、ハーバート・サミュエル卿(パレスチナ総督)、ハーバート・サイモン卿、C・M・ジョード卿、ギルバート・マレー教授、ベーリアル学寮長だった。彼等はいずれもフリーメイソンであり、王立国際問題研究所のメンバーでもあった。又、この一団は世界信仰友の会とも緊蜜に結び付いていた。
同組織は1936年にロンドンの第2回世界大会を開催しているが、そこで発言したのはエドワード8世付き司教で、高位の聖職者である前モンゴメリー司教ブラウンだった。同司教は聴衆に以下のように語った。

「ソヴィエト連邦は世界的共産主義国家の先触れにすぎず、資本主義国家は次第にそこに吸収されていくでしょう。
たとえ何処かの政府、教会、或いは何らかの機関が異を唱え、共産主義国家の行く末を阻もうとしても、無情に打ち砕かれ、破壊されてしまうに違いありません。世界統一が実現されることがあるとすれば、それは世界的共産主義を通じてでありましょうし、それは

『天から神を、地から資本主義者を追放せよ』

というスローガンによってのみ実現され得る事でしょう。そうなった時、そのようになって初めて、完全な世界信仰友の会が存在します。」

これはカナン人による世界的陰謀の野望を詳細に述べたものだった。 
神の追放、神に対するサタンの反乱、カナンの呪いは有史3000年の間、そのスローガンを変えていないという事だ。


 ラビのベン・モゼグは世界友の会に言った。「確かなことはフリーメイソンの神学は基本的に神智学であり、カバラ思想のそれに一致するということです。ユダヤ思想とフリーメイソンの哲学、神智学、更には秘教思想全般との繋がりをわざわざ入念に検証しようとする人々は、カバラ思想の神学が将来生じる宗教の変容に重要な役割を果たすかもしれないという意見を聞けば、顔色を失ってしまうでしょう。そこには現代の宗教問題に対する解答が含まれているのです。」
ここにも、全ての問題に対するカナン人の解答が差し出されている。現代に蘇るバール信仰、そしてそれに続く宗教の変容の時代、正に毒杯がキリスト教原理主義者から私達に差し出されているのである。




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 ここまで引き続き読んで下さった方は、フリーメイソンがどんな組織であるかが、どんどん理解出来てきたのではないでしょうか。
フリーメイソンの元締めはカナン人で、カナン人が世界中を共産主義にするという計画を持ち、それを宗教界も引っくるめて推し進めているという事が書かれていました。

『天から神を、地から資本主義者を追放せよ。』
 
 このセリフは、天から神を追放する事など到底出来はしないから、彼等は自分達だけでなく、全ての人間が神に愛されない世界を実現させようとする宣言の言葉なのだと私は思いました。