【第4章「医療独占体制の安定した収入源
    ・死の予防接種」】

⚫「現代医学教会」の4つの聖水
  
 ーその①予防接種

 ロバート・S・メンデルスン博士は医療独占体制に対し、忌憚のない発言をしてきた数少ない医師の一人だが、現代医学を「教会」と呼んで嫌悪感を露骨に表した。彼はこの教会には4つの「聖水」があるとしたが、その第一番目が予防接種であった。博士は予防接種について「安全性に疑問がある」と言って反対したが、他の医者達の中には安全性について疑いをはさむ者はいなかった。
注目すべきことは、危険性への警告や反対意見を全て無視しながら、これら4つの聖水を全ての米国民に義務化する為に19世紀の全期間にわたって奮闘したのが、ロックフェラー財閥であったという事実である。

 4つの聖水は、ヨハネの黙示録に出てくる「馬に乗った4人の御使い」に例えるのが良いかもしれない。何故ならいずれもその通った跡に死と破壊をもたらすからである。

その中でも影響が長期間に及ぶという点で最も有害なのは、この免疫予防接種であろう。現代のホリスティック(総合的)医学の専門家達は、「本来体には、病気に対抗するための自然な免疫防衛機能が備わっている」という事実を発見したが、予防接種はこの事実に全く逆行する行為である。
「現代医学教会」は、病気に感染する危険は「聖なるワクチン」によってのみ免れる事が出来ると主張する。そして、生体に病原体という異物を注入すると「医学の奇跡」がもたらされ、一生涯その病原体に対する免疫が与えられ、それ故「免疫化」なのだという。

 医者が医学界で最高の異端者になりたかったら、この4つの聖水のどれかに対して、あからさまな疑問を表明すれば良い。この中でも、現代医学の治療法として最も深く根付いているのは、間違いなく、多くの予防接種プログラムである。またこれは、医療独占体制にとって一番安定した利益を得られる方法でもある。
しかしヴァージニア州ノーフォークの医師ヘンリー・R・バイビー博士は、次のように述べた。
「私の正直な気持ちから言うと、予防接種は病気や健康被害の一番大きな原因になっている。癌・梅毒・口唇ヘルペスなど多くの疾患の直接の原因は、予防接種である。ヴァージニア州やその他多くの州に住む親達は、子供がこの処置を受けるよう強制される。ところがその一方で医療関係者達は、このサービスを施すことで報酬を受け取るだけでなく、素晴らしい将来の患者をも製造しているのである。」

 当の筆者もヴァージニア州で1920年に子供時代を過ごしたが、今でもよく覚えているのは、政府の命じた強制予防接種の承諾書を何週間も親から貰わずに、学校に登校した時のことである。毎朝、担任の教師は授業の始まる前に「クラレンス君、今日は君の予防接種承諾書を持ってきたかい?」と尋ねるのが常だった。このような用件を授業や学習よりも優先させるということは、明らかにこれが学校体制全体で、最も急を要する仕事であることを意味していた。

 (略)

 ○著『カナンの呪い』の中で私は、我々の子供達が宗教儀式の生贄として捧げられていることについて述べた。この儀式は、およそ5000年前に「バール神崇拝」の崩壊と同時に消滅したと思われている。しかし不幸なことに、「バール神崇拝」は今でも現代の既成支配階級の中にしっかり根を下ろしているようである。それは「死の兄弟団」Brotherhood  of Death という通称で知られている。

 いわゆる教育専門家が我が国の学校において、子供達に対する新たな攻撃を次から次へと熱心に導入している様子を見ると、私達は不安に駆られてしまう。道徳や宗教について少しでも触れようものなら、彼等は口を極めて罵るのだか、その一方で、性行為における「もう一つのライフスタイル」(つまり同性愛)の長所を6歳の子供に真面目くさって教えこむのである。
全米教育教会NEAの現在の目標は、教師が毎日の授業の前にクラスの生徒達にコンドームを配布することを義務づけることのようである。

 私が予防接種を強要された理由は、ロアノーク市で伝染病が蔓延していたからではなかったし、実際その後の60年間にも、伝染病が発生したことは一度も無かった。
その理由は、バール神崇拝への奉仕行為、即ち幼児虐待者が祭壇に捧げるための生贄としての役割りを、たった一人の子供にも免れさせるわけにはいかない、という理由によるものであった。医療独占体制にとっては、たとえ一人の生徒であっても、強制予防接種の代金を払わない者を放っておくわけにはいかないのだ。なぜなら、これは奴隷が主人に捧げる貢ぎ物だからである。

 この予防接種について、高い名声と長い経験のある医師がロンドンから警告を発している。ロンドン・癌病院の外科医長ハーバート・スノー博士は、次のような懸念を表明した。
「近年、まだ若いうちに突然死する人が多くなった。特に宴会や晩餐会に出席した後に死ぬ例が多い。このような死の約80%は、以前に受けた予防接種が原因であると私は確信している。予防接種が原因となって、長期に及ぶ重い心臓病になることはよく知られている。しかし、検視官はこの種の心臓発作をいつも『自然発症』として真実を揉み消してしまう。」
このような警告は、医学の教科書や一般の健康関連書籍のどこにも載っていないであろう。

……もう一人の医師、インディアナ州のW・B・クラーク博士は、次のような驚くべき発見をした。
「癌という病気は、牛痘ワクチンを使った種痘が強制される以前は、実際はほとんど知られていなかった。私は今までに少なくとも200人の癌患者を診たが、種痘を受けていない者の中には、癌の患者は一人もいなかった。」
……これは調査すべきトップニュースではないだろうか?……しかしどうやら癌教会は、この情報を追及しないようである。
メモリアル・スローン・ケタリング・癌センターの立派な玄関の石の表札に、「私は種痘接種を受けていない者の中に癌の患者を見たことがない」と彫り込むのも悪くない。しかし「現代医学教」の大祭司が、4つの戒律の一つを廃止する事などおそらく出来ないであろう。

 (略) 

 ここで再び、我々の文明を襲った2つの疫病について考えてみよう。それは癌とエイズである。予防接種は我々を脅かすこれらの疫病には何の効き目もない。
「百日咳さん、さようなら。ジフテリアさん、さようなら。エイズさん、こんにちは」
である。医療支配者達は、この2つの病気に対して「免疫化」は出来ないかと必死になって研究している。しかしある種のワクチンは病気そのものよりも恐ろしいのではないか、といった疑問を彼等は最後まで懐かないであろう。

 エイズが発見された当初から、我が国の最も権威ある医学者達は、エイズは治らない病気であると誇らしげに教えてきた。しかしこの態度は我々が予想しなかったものであった。何故なら彼等は今まで、どんな病気も薬で治せると、我々一般市民に信じ込ませようとしてきたからである。もう一人の著名な医師、サンフランシスコのJ・M・ピーブルズ博士はワクチンについて著した本の中でこう述べている。
「予防接種は政府が黙認することで義務化され、医療従事者によってあらゆる機会に強要されている。しかし予防接種は、単に成長期の子供達の健康にとって重大な脅威や危険をもたらすというだけでなく、米国市民の医療選択の自由を踏みにじる暴虐行為の最たるものである。天然痘を予防するという奇妙な信仰の為に、人間の血液を獣から抽出したリンパ液で毒するという強制的な種痘接種は、19世紀最大の汚点である。」

ピーブルズ博士は、痘種ワクチンは「18世紀ヨーロッパにおける啓蒙主義運動の時代に特有の発明」の一つであると述べている。しかし私が『カナンの呪い』で指摘したように、「啓蒙主義運動の時代」はバール神崇拝教団にとって単に最近のプログラムであったに過ぎず、その幼児生贄の儀式は様々に形を変えながら、5000年の間我々につきまとってきたのである。この目的故に、医療独占支配体制は「子供を不具者にする集団」とも呼ばれるのである。
ピーブルズ博士の批判で最も重要な発言は、おそらく「獣から抽出したリンパ液」について述べた点であろう。この物質の注射と今までよく分からなかった種類の癌、悪性リンパ腫との間に関連は有りうるのだろうか。悪性リンパ腫は一番よく見られるタイプの癌であると同時に、腫瘍が全身に急速に広がるため、治療が最も困難な癌である。……もしスノー博士やピーブルズ博士が、予防接種に関する著書を書いて、有りもしない危険を吹聴していると思うなら、米国国内で争われた予防接種をめぐる多くの裁判の記録を見るだけでよい。

 カンザス州ウィッチトー市陪審は、ワイエス・ラボラトリー社に対して8歳の少女に1500万ドルの損害賠償を支払うよう命じた。この女の子はワイエス社の三種混合ワクチンを接種された後、一生治らない重い障害を受けたのであった。この少女ミッシェル・グラハムは、生後3ヶ月の時に受けた予防接種が原因で脳に障害を受け、一生涯活動不能となった。ワイエス社の弁護団は否定しようとしたが、グラハムの弁護士は脳障害の原因は全て予防接種にあることを立証した。

 経済的利益を期待して、医者達は乳幼児への予防接種をもっと幼いうちに受けるよう毎年要求している。最近、米国小児医学会AAPの予防接種委員会は、乳児へのインフルエンザ予防接種の年齢を現行の生後24ヶ月から18ヶ月に早めるよう求めた。委員会はフィンランドでは既に乳児に試験済みであるとして、新しい型のインフルエンザワクチンの採用も薦めている。
サイエンス誌❲1977年3月4日号❳の記事で、ジョーナスとダレル・サークは次のように警告している。
「インフルエンザやポリオの生ワクチンは、予防するはずの病気を逆に生み出している可能性がある。麻疹や流行性耳下腺炎の生ワクチンは、脳炎などの副作用をもたらす恐れがある」

 子供達に強制される予防接種が、もしこのように現実の危険をもたらすのが明らかであるならば、誰がこれを強制しているかを探る必要がある。

 米国であらゆる感染性疾患の解決法として予防接種を耐えず活発に推奨しているのは、次のような政府機関である。
即ちジョージア州にある疾病管理センターCDC、保健教育厚生省HEW、公衆衛生局PHS、食品医薬品FDA、米国医師会AMA、世界保健機関WHOなどである。

 政府機関の職員が永年、予防接種の義務化をこのように熱心に奨めながら、そのワクチンを製造販売する巨大製薬会社に「天下り」してきたのは、偶然の一致とは考えられない。医療独占支配の代理人達が立案した予防接種義務化の法律を「国法」化するために画策したのは、これらのの政府機関であった。

 (略)

 間違いなく、この法案は、予防接種の危険性を十分に知った医師が立案したのであろう。しかし1909年においてさえ既に、医療支配者達はこの法案を葬り去るだけの力を持っていた。
つまり、法案は票決にさえ付されなかった。それどころか逆に、何処かの州議会がこのようにして医療独占体制の犯罪的陰謀を未然に防ぐことを恐れ、ロックフェラー組織犯罪集団は、全米の全ての州議会を支配するための手段を確立しようと全力を傾けた。そしてその目標は、「州政府連絡会議」をシカゴに設立することによって達成された。その後、連絡会議からの「勅令」が全米の州議会議員に定期的に伝えられた。その全体主義的な支配が極めて強いために、以来、連絡会議の命令に従わない州議会は一つも出ていない。


⚫強制予防接種が天然痘・ポリオ
 ・インフルエンザの流行を招く

 エドワード・ジェンナー❲1749~1823❳は、天然痘という18世紀を襲った災厄への対策として
、牛痘ウイルスを人に接種する方法を「発見」した。しかし、実際には、天然痘の勢いはその頃既に衰えていた。
また専門家の中には、様々な要因によって天然痘はいずれにせよ18世紀半ばには消滅していたはずである、と断言する者もいる。英国では種痘接種が広まってから天然痘の流行が始まり、2万2081人が死んだ。そして予防接種の普及とともに、天然痘は毎年拡大し、1872年には4万4480人が亡くなった。種痘は英国では現代医学の幕開けに最も「貢献した」ものの一つとして広く宣伝されたが、結局英国政府は1948年に種痘を禁止した。しかしこのような決定が下されるまで、何年間も強制種痘が実施された。この時代には危険な予防接種を受けることを拒否する者は、直ちに刑務所へ送り込まれたのであった。

 日本は1872年に強制種痘を導入した。しかし1892年には16万5774人の天然痘患者が発生し、2万9979人が亡くなった。今だに日本では種痘を強制しているが、米国軍の駐屯する国なので、現在の日本政府がロックフェラー医療独占体制に服従しているとして国民から非難されることは、おそらく無いであろう。

 ドイツも強制予防接種を採用したが、1939年(ナチス政権時代)にドイツではジフテリア患者の数が15万人と天文学的に増大した。一方、予防接種を一度も導入しなかったノルウェーでは、同じ時期に患者はわずか50人であった。
米国でもポリオの予防接種を義務化した州では、ポリオ患者が逆に700%も増加している。

……当時は第一次大戦の真っ最中であったが、この戦争は全ての兵士が強制的に予防接種を受けた初めての戦争であった。ボストン・ヘラルド誌が報じたところによると、一ヶ月に47人の兵士が予防接種の為に亡くなり、そのため陸軍病院は戦闘で負傷した犠牲者ではなく、予防接種の犠牲者でいっぱいになってしまった。

このインフルエンザの大流行は
「スペイン風邪」と呼ばれたが、これは流行の原因を故意に隠すための誤った呼び名である。

この風邪による死亡者数は2000万人にのぼった。生き残ったのは以前に予防接種を拒否して受けなかった者達であった。



 以上第4章途中までとなります。