ドロレス・キャノン

世界的催眠療法師(ヒプノセラピー)の話 ②

 
 ⚪ドロレスのヒーリング


 ドロレスはクライアントにヒーリングをしている時には、偉大なる力(Great  Power)を呼んで一緒に作業をするという。
そのGreat  Pawerは彼女にヒーリングの力と情報を与えてくれているのだという。

 この力の存在と接触する方法は、精神科医が定義しているサブコンシャス(潜在意識)とは違うもので、ドロレスの言うところによれば、「マインドの中の子供っぽい部分」だという。

ドロレスは
「オーバーソウル( the  Higher  Self )、
ハイアーセルフ( the  Higher  Conscioushess )
とは違い、巨大なもので全ての答えを持っています。これが名前が無いので、とりあえず『サブコンシャス』と呼んでいます。彼等は「私達と一緒に仕事をしましょう。」と言ってくるんです。これは美しくて素晴らしいエネルギーです。クライアントのどんな質問にも答えてくれるだけでなく、瞬間的にヒーリングができるんです。クライアントのその人の為に私がそのエネルギーを呼び入れると、その人にエネルギーが通り抜けてヒーリングされるんです。」
と言っています。

※※ここで、ドロレスのインタビューの説明がスピリチュアルの専門的な用語が出てきますので、下にハイアーセルフについて簡単にまとめて抜粋させてもらいました。


《 aitree.net>haiya-serufutunagaru 》
 より参考 

ハイアーセルフとは…。
自分の魂の中の高次元の側の側面のこと。
ハイアーセルフは、自分自身の学びの為に地上に降り立つ前に今生で何をするか(課題)を決定している存在。
私達は人生の課題を魂の奥にしっかり刻んでいる。その課題を忘れたように感じていても、潜在意識の中ではしっかり覚えている。
そして、その課題をこなし、感情を磨く中でより魂の向上を目指す。
今生で自分が決めた役目をまっとうするために色々なイベントをセッティングしたりする。
しかし、明らかに進む方向が間違っている時には、環境の変化などを起こし軌道修正したり、ハイアーセルフがアドバイスをくれる。

 
  ハイアー=より高い
  セルフ=自身  
スピリットガイド・守護天使・守護霊と言われる事もある。しかし、あなたを守る霊的な存在ではない。
❴宇宙の叡智とつながることの出来る高度な能力を持った、あなた自身の潜在意識の一部❵

 あなたが何をどのように感じ、何を望み、どのような人生を送れば最高の幸せな一生となるのかといったことを、あなた自身よりもよく知っている。そして24時間休みなくあなたが最高に幸せな人生を送れるように100%間違いないアドバイスを送り続けている。
またハイアーセルフは、あなたの身に迫っている危険なトラブルなども事前に察知して避けるように導いてくれる。

ハイアーセルフは、あくまでも潜在意識の中に存在するもう一人の自分。つまり厳密にいえば潜在意識の中に住んでいる別人格である。

スピリチュアルの世界では、サムシンググレートとか、守護霊・守護天使(ガーディアンエンジェル)などと言われる存在。
宗教では、神性・仏性・霊性などと言われる。
心理カウンセリングや心理療法においてはハイアーセルフということになる。

また、ハイアーセルフとは瞑想と深い関係があり、似通ったものである。

また、ハイアーセルフとつながると直感が冴える。この直感がハイアーセルフからのメッセージである。この無意識のメッセージを上手く受け取れると物事がスムーズに運ぶようになる。

また、ハイアーセルフとつながると自分の本当の望む夢を見つけられる。

…となっています。


 ドロレスはこのサブコンシャスが、クライアントのどんな質問にも答えてくれるだけでなく、瞬間的にクライアントをヒーリング出来ると語っているのです。

つまり、スピリチュアル的にドロレスの言っている事を解釈すると…。
この普通の私達一人一人にも存在するであろう、潜在意識の中の宇宙の叡智とつながる事の出来る能力を持つ一部の別人格よりも、
ドロレスの場合は更に巨大であり、全ての答えを持つ今は名前が無いのでドロレスが名付けた「サブコンシャス」を彼女は呼び寄せる事が出来ていて、そのサブコンシャスがドロレスに話し掛けてくるわけです。
「私達と一緒に仕事をしましょう。」と。
(普通、個人のハイアーセルフの人格は一人だと考えるのですが、ドロレスのサブコンシャスは複数形になっています。)
そして、クライアントのどんな質問にも答えてくれて、瞬間的にヒーリングまでこなしてしまうと言っているのです。

ドロレスの言葉を繋げます。
「私は何十人もの人とセッションしていますが、その人のために私がそのエネルギーを呼び入れるとその人にエネルギーが通り抜けてヒーリングされます。今や世界中から私の所へヒーリングを受けに来ています。あらゆる病気、手術の必要だった人も大丈夫になります。…マインドがその人を病気にしているからマインドを治せばいい。どこからその病気が来たかを見つければいい。そうしたら彼等、サブコンシャスの霊がその人の身体にエネルギーを与えて瞬時に癒してくれるんです。」
と説明しています。

 もう、この辺りの話は、前回キリスト教の宗派で「ペンテコステ派」を説明しましたが、それと全く同じバージョンになってきています。

 彼女は言い替えれば、宇宙人がどうのこうのというよりも、悪魔側の※※汎神論を広める為に選ばれたスピリチュアル系の司祭のようです。

(※※汎神論とは、神と宇宙、または神と自然とは同一であるとみなす哲学的・宗教的立場である。万有神論、汎神教ともいう。スピリチュアル系は神は一切万物(または宇宙・世界・自然)とが同一てあるとする思想を元にしたものがほとんどである。)

 アセンションはスピリチュアル系を強める役割と、より世界に人格個性のある真の創造神ではなく、人格個性のない宇宙神(ただ秩序正しい巨大な意識体・エネルギー体)を信じるようにさせるための作られた虚偽なのです。

 ドロレスはこのサブコンシャスに言われたのか、ETに言われたのか知りませんが、このヒーリングの治療法はやがて来る「未来の治療法」であると彼等が言っているといいます。
そして、ドロレスは新たな使命として人類のために、このヒーリングのやり方(サブコンシャスとつながれる方法)を世界中で教えているのです。

 ドロレスは実際、サブコンシャスを3日間のクラスで教えています。

 ドロレスは
「一歩ずつステップを踏んで、私がセッションをやっている方法を行っていく。どうやってサブコンシャスとつながるのか。ステップ、バイステップの過程です。上級クラスもあり指導しています。」と言っています。

 このヒーリングの教室はもちろんタダではありません。世の中にタダで教えてくれるスピリチュアルヒーリングはありません。
なんだかんだと言い訳を用意していますが、全てお金儲けになっています。
ドロレスも、宇宙の高次元の神に近い霊達のエネルギーをお金に変えているわけです。
高次元の神がお金を必要としないのは当たり前です。お金を必要なのは人間だけです。
残念ながら現在はドロレス・キャノンのジャパン事務局が無くなってしまったのか詳細が掴めませが、ちょっと前に見た事があった時の受講料は(すみません。値段を忘れてしまいました。)安くないと感じました。
大体、こうしたスピリチュアル系のヒーリング資格を唄うビジネスは、安くないということは、皆さんもよくご存知と思います。

 果たしてこれは本当に人類を救うための
ヒーリングなのか?
それとも逆に、人類に霊的なビジネスを広め、金欲を掻き立てさせたり、もしくは自分も宇宙の高次元の神に近い存在だと認められているんだ。自分の魂は高いんだというナルシストっぽい自己愛。もしくは自己顕示欲を満たす「イゼベルの霊」と呼ばれている悪魔的な活動を広めるためなのか?
これはおのずと後者が正解になります。

 日本発祥の「レイキ」も同じ、決まった作法とマントラ(呪文)を唱えながら空に文字を描き、クライアントにヒーリングを手かざしで行います。むろんこのレイキもまともな高次元の霊者ではないことを請け合います。よくレイキヒーラーは両手で三角のピラミッドの形を作る仕草をし、太陽のパワーを受けるのです。

 また、レイキヒーラーはクライアントの数をこなせば、こなすほど癒しのエネルギーが高まると言われています。そして、パワースポット(お寺や神社、山の山頂など)があるとされる地に行きそこで祈ったりすることを薦め、瞑想をすることでパワーアップするのだと教えています。
なので、普段からも瞑想は宇宙の神々とつながれる力が得られるからとして、レイキヒーラーは、毎日瞑想をやった方がいいとも言っているのです。
(※瞑想は宗教的な崇拝行為の意味があり、その宗教の神は悪魔サタンであることも、以前のブログ内で説明しています。)


 どんな世にあるヒーリングも、
 人間のパワーではありません。
人間はどう逆立ちしても神にはなれず、神のような、もしくは高次元の霊のようなエネルギーやパワーを得ることも、与える事も出来ません。それが可能なのは人間以外の霊的な者、その初めから霊者として創造された者達(神の御使い・天使達)だけです。
つまり人間のヒーラー側の肉体は、ヒーリングをやらせている霊者(堕天使)のただの器になっているだけなのです。
 
 あなたが、もしこのことを認める事が出来る人であれば、霊的な目で、よく世の中を吟味して観る必要があるのです。

 ヒーリングする事は確かに素晴らしいことのように思えますが、その行為に潜む本当の目的「裏の悪意」があるのだという事です。


 ここでまた、アセンションの話に戻すと、
巷ではこんな名前達を耳にします。

 ・インディゴチルドレン
 ・クリスタルチルドレン
 ・スターシード
 ・アセンテッドマスター

 これらの名前の意味は…
 
 インディゴチルドレンとは、
ドロレスの話でいえば【第三の波】の魂達の年代に生まれてきた者達らしく、クリスタルチルドレンは、2000年前後に地球に来た魂の群を指しているそうです。
みんな宇宙のETの魂達です。

 そしてスターシードとは、
地球のアセンションを助けるために高次元の星から来た魂で、それぞれ使命があるらしいです。
スターシードって、だったらインディゴやクリスタルと同じじゃない?と思ってしまうんですが…ちょっとその辺りは私もよく分かりません。ただ違う箇所は、宇宙の創造神の所からやってきた魂ではなくて、別の惑星の高次元の星からやって来た魂ってことでしょうか?


 私的には、< 次元 = あの世 >  と捉えなければ
もはやアセンションの仕組みが理解出来ません。

 私が昔読んだ日本の有名な霊能者の本の中で、あの世の天国から地獄を表した図式も、正にこの世と同じピラミッド式であり、底辺は地獄、てっぺんは天界(神々の世界)となっており、それぞれ魂の段階が付けられていました。地獄・幽界・精霊界・仏界・天界…のような仏教的な名前でしたが、西洋の死後の世界も同じような説明がよく見られます。
 例えばカバラがそれであり、カバラの宗教的な理解も同じような段階があります。
魂が神に向かって進化するピラミッド式の教えです。

(※また、スピリチュアルの人々はこのカバラ数秘術をエンジェルナンバーに置き換えて、天使の名前や妖精の名前を付けたり、そのカバラ数秘に魔術的(占い)などの意味や物語のような興味を引くエピソードなどを加えて広めています。また、カラーセラピーも瞑想チャクラと同じ意味です。)

ということで、すっかりスピリチュアルが語る霊的な世界と、アセンションの世界の話が噛み合ってくるのです。

 では最後のアセンテッドマスターの
  意味とはなんでしょうか?
 
 アセンテッドマスターとは、
天界に居る高尚な魂を持つ人達の事だといいます。そして、その代表格がイエス・キリストや仏陀であるというのです。
このアセンテッドマスター達は、具体的に私達が人生の目的を理解し、想いを形にする力を育めるように協力してくれるのだそうです。
そして彼等は、私達人間をサポートする事で、自らの霊性を高めているのだとしています。

 これがもし本当なら、随分イエス・キリストも仏陀も利己的な人物に映ってしまいますね。

 神に近い存在ならば、基本人間を助けるだけで、愛を与え続けるだけで満足してくれる霊性であってほしいものです。
このアセンションの説明では、人間を助けないでいると自己の霊性が高まらないから助けている。と、まるでイエスや仏陀が見返りを求めているかのように受け取られてしまいます。
何より、この安っぽい理由では聖書に登場するイエスの高貴な人格のイメージがガラガラと壊れることになりますし、イエスは聖書の中でも個人の霊格について何も述べられていません。


 よくスピリチュアル系では、この世を、来世高い魂の世界へ行くための「修行場」であるとか、この世は「魂を磨くための学び舎」であるとか、不幸や苦労は起きるべくして起きた、決まっていた運命だったとか、それこそカルマ取りの為の試練だとか言っている人達がいます。
 
 かつての私も、スピリチュアル系に属しており、ずっと長い間そうなのだろうと信じていました。前世も来世(輪廻)もあり、苦しみ悲しみは魂の修行なんだと…。来世高い位の霊層に上がるため、カルマを刈り取り、魂の進化をさせるんだと…。
しかし真実は全く違っていました。ある時本当に全てがデタラメであることを知ったのです。


 終わりにスピリチュアルが言っている他のアセンテッドマスターの名前を紹介しておきます。

聖母マリア・大天使ミカエル・モーゼ・ラクシュミ・マハコハン・ラユハジー・イシス・トト・マイトレーヤ・シバ・観音・マザー・テレサ・ヨガナンダ・ガンジー
などです。

 ……やはりメチャクチャですね…。