ドロレス・キャノン
世界的有名なヒプノセラピーの話 ①
 

 もし、あなたがSF映画が好きで、UFOや宇宙人ネタに興味があり、彼等宇宙人が絶対に存在していると信じるなら、次に紹介する人物の話はワクワクするような内容かもしれません。
また、ニューエイジ系でこの人物を既に知っている人もいるかもしれません。

 ドロレス・キャノンという、世界的有名な催眠療法師(ヒプノセラピー)をしていた人です。現在は亡くなられています。(2014年10月没)
因みに彼女の夫は海軍出身です。
彼女は、話題の人物をインタビューする番組「プロジェクト・キャメロット」のロングインタビューに答えています。

『ドロレス・キャノン「入り組んだ宇宙」』
 1〜6まであります。日本語字幕
 ophiawingsさん配信
  (2013/11/30公開)

このインタビューの内容を紹介し、宇宙プロパガンダの虚偽を暴いていきたいと思います。

《2010年4月のインタビュー》

 インタビュアーはケリー・キャシディさん。

 ドロレスはまだ、ニューエイジとかの関連の本も誰も「輪廻転生」とかの言葉も知らない時代から催眠療法、ヒプノセラピーを始めました。
このインタビューではヒプノセラピーを始めたのは40年前だったといいます。彼女が始めたのは退行催眠であり、そのヒプノセラピーすら世の中にあったのかどうか、とにかく手探りの状態から始めたようです。
(心理療法でも退行催眠のようなことやるようですが…)

そして、始めは簡単なセラピーだったのが次第にクライアントが退行催眠をしている間に過去世を語り始めたというのです。そこで、人間には前世があり、「輪廻転生」を繰り返しているのだと知ったといいます。
しかし、この退行催眠は、地球人だった前世以外に、他の太陽系からやってきた魂も含まれていたそうで、そのケースがやっていく内にどんどん増えてきたというのです。
こうしたケースの積み重ねが伝わったのか、25年前にはUFO調査員になるように頼まれたようです。

 ドロレスは「ルーシアス・ファリッシュはユリーカ・スプリングスでUFO会議を開いているんです。22年間続いています。彼は私の親友のようなものです。」と話します。
ドロレスは自分の元に来たクライアントが、ヒプノセラピー中に、まるで霊能者の立場(肉体のみ、クライアント本人の意識は眠ったままの状態なのですが……)のような状態になってしまい、宇宙人と会話をするようになっていきます。(当時、宇宙人チャネラーは世に居ませんでした。)
そして彼女はET達と言ったり、彼等と言ったりしていますが、基本的に話している相手を良い宇宙人と捉えています。
このロングインタビューは、クライアントの退行催眠の話と言うより、ほとんどこのETとのチャネリングによって得た情報の話、地球の歴史、次元の問題、それに関係する人間のマインドの問題が主となっています。

 ドロレスはクライアントをセラピーしている時、クライアントの口から突然、「あなたをスキャンしています。」と言われ、実際その時に自分の身体に振動が通っていく感覚を体験したといいます。
更に「そうです。彼女です。我々が話すことになっているのは彼女です。」とクライアントの口から話したと言うのです。
「私達は誰にでも情報を与えるというわけではありません。これを生かせる者に与えるのです。」
これはクライアントにETが乗り移った、つまり憑依した形です。あくまでも、クライアントは眠っています。これは誰が見ても、非常に奇妙な現象ですが、でもクライアントが喋るのです。ETとして…。

しかも、ETが「何を知りたいですか?」と聞いてくれたというのでドロレスは興味のあることを次々と質問したそうです。まずはET達について尋ねました。

 彼等は次元間を旅していて、何処から来たと言われても意味がないこと。宇宙船には様々な種族が乗っていること。彼等は実は地球の誕生の頃から知っていて、人類も自分たちが創造したと言います。
これは、ETの存在を信じる人達には当たり前の情報かも知れませんが、世界最古と言われているシュメール文明の粘土版を1976年に世界で初めて解読出来たとされる、シュメール語研究家、ゼカリア・シッチン説が有力とされています。

 こちらを詳しく知りたい人は
   「シュメール文明の謎  
      Zecaria  Sitchin  Sumeru 」
  yuuichi  higuchiさん配信
    (2011/12/16公開)
でも良いですし、

 宇宙人説を堅く信じる人で、ゼカリア・シッチンの崇拝者である、はやしひろし氏を覗くともっと詳しく出てきます。

「2768 [02] Gods Wars  On  Earth 神々の戦争or 地球+神々はどのように戦争を繰り返してきたかby  Hiroshi  Hayashi. Japan」
   (2018/9/25公開)

これはつまり、有名な「アヌンナキ」説です。つまり、ET達が地球人を創造したのだから、その頃から人間の面倒をみているとしているのです。まずこの説を理解した上での次のドロレスの話になります。

 ドロレスはたくさんのET達と話をしたと言い、レプティリアンやグレイの話もしたようです。
因みにグレイについては作業用に作られたロボットだったと言っています。
また、ET達の能力については、一般に言われている彼等の大きな瞳が彼等のマインドだそうです。そして、その『マインドの瞳』でこちらの世界をどう見ているかについて、
ドロレスが「彼(ET)が言うには、彼等は高速道路の上空にいる宇宙船に乗っているのだが、ここから沖までずっと見渡せるし、山も見渡せるし、高速道路の両側が全部見え、同時に高速道路の車の中の人々も全部見え、小さな船に乗っている人達全部が見え、また同時に家々の中に居る人達全員も見える。って言うんです。それが彼等の知覚の仕方なんです。」

「また、彼等はお互いに考えていることが分かるんです。グレイ達は、人間の色々な血管をずっと見回しているんです。どうやって血が血管を巡って行くかを見ているんです。彼等には彼女(クライアント)の体の中が見えるんです。そして内蔵などがどんな風に脳と一緒に機能しているかなどが見える、全部見通せるんです。」と語っています。


 また、ドロレスはET達から得た大切な情報、メッセージを熱心に語ります。
そして「3つの波」についてです。

 彼等(ET)は、私達を常に監視している。それは私達が宇宙の評議会(カウンシル)の歴史の本に載る記録の一部だからだと言います。彼等は全ての星の歴史を保存しており、起こったことは全て歴史の本に書いてあるとか。
いわゆる宇宙の歴史図書館でしょうかね。

そして、ET達は地球が必要とする時に、新しいエネルギーや才能を地球人に与えているのだと言います。ドロレスは、映画「スター・トレック」を例にして話します。
「彼等が私達に与えたプレゼントを自由意志でどう使うか。それを彼等は観察しているんです。しかし、1945年終わりに第二次世界大戦の時、人類が核爆弾を落とした時にET達は注目して、『下に降りて行って、この子供達が何をたくらんでいるか見たほうがいいようだ。』と地球にやって来たのです。そして地球人を見て言いました『時期尚早だ。』と。」

「つまり、人類はまだあのエネルギーを持つべきではなかったのです。これは彼等の時系列には載っていなかったのです。私達が原子力を受け取ることになる時はいつでも平和的な目的に使う為であって、武器としてではなかった、そういう計画もされていなかったんです。彼等はそこで、何か地球に援助しなければならないと確信しました。そうしなければ地球人はこの星を破壊してしまうから…。」

「地球はまだ十分に進化していない星。未だにカルマの輪に足を突っ込んでいて何も上手く操作出来ていない。」と。
ドロレスの話によるとそこでET達はカウンシルを開き、地球に介入することに決めたといいます。
このままでは、地球人が地球を破壊してしまうかもしれないから。そうすると、その破壊の反響のせいで太陽系を貫き、何次元をも貫く可能性があるからだというのです。

 ここまで聞いていて、なんか新しい宗教色の強いSF映画の話かな?なんて思ってしまいますね。
そもそも、なんでいきなりET達がカルマの話するの意味分かりません。
チベットのカルマの概念が何故ET達に有るのか?地球のカルマって何?地球は一度も死んだ事ないし…。全くおかしな話です。

それに、ドロレスが最初にクライアントの口からETが話し始めた時にどうして、それがETだと信じられたのでしょうか?
時代背景を考えれば、先にUFOや宇宙人という存在をTVとか別の情報で聞いたり、見たりしたことがドロレスにあった為に、クライアントの口が告げるまま宇宙人が話していると信じたのではないでしょうか?(※このインタビューでドロレスは約40年前からヒプノセラピーを始めたと言っていますから計算すれば1970年代になります。1947年にあのロズウェル事件が起きていますから、UFO情報は既に世にあったわけです。)
もし、世間にそんな UFOや宇宙人の話がなければ何者か得体の知れない存在、それこそ一昔前なら悪魔が乗り移って話しているのだ! とか、死者の霊がふざけて憑依してからかっているんだ! と思ったはずです。

 更にETの介入のやり方も、核爆弾作ってる時点とか、それ以前のあらゆる悲惨な戦争とかの時点で介入出来たはずでは?! って突っ込みたくなります。
確かにETの言う通り、地球が破壊されたら太陽系や次元に影響出るのかもしれないけれど、後付の理由というか、なんともわざとらしいとしか思えない話です。

ドロレスの話によると、「ですから…、1940年代の最後を思い出して貰えれば、この頃に私達がUFO を見るようになり始めた。彼等(ET)は私達を監視して見ていたわけです。」
と続いています。この時点で聞いている側に了解を得ているかのようです。

因みに、ドロレスの話では、宇宙のカウンシルは複数あり、全ての太陽系ごと、全ての星雲ごとにあり、そして各カウンシルは星雲内のコミュニティで起こる全ての事について明確なルールと規則があるとのこと。

肝心のET達の解決策は、
「私達は外からは介入出来ないが、中から影響を及ぼすとすればどうだろう。地球の人々はカルマにはまっていて進歩出来ず、先にも進めなくなっていると…。」

「だから、そのアイデアというのが、純粋な魂、つまり地球に一度も来たことのない魂、一度もカルマを積んだ経験のない魂を投入すればいいのでは?」ということにET達は決めたらしいです。





…次回に続けます。