またひとり、武満徹さんと関わりのあった方が旅立った。
RYUICHI SAKAMOTO
坂本龍一さんにとって武満徹さんの存在は、
「認めるから批判できる」
そういう敬意のある繋がりだったのだろうと思う。
ただただ批判するだけとは違う。
実際仲が悪いわけでは決してない。
まして、武満さんは感想を求めるような人だったはずだから。
そういうのは尊重し合う関係だ。
あぁ、あちらは、ビッグメンバー揃いになっていくな...。
小津安二郎学会より「001 坂本龍一インタビュー」
https://www.ozuyasujiro.jp/001
そしてまだ"ここにいる者”には、やることがある。
また、坂本龍一さんで思い出すのは、
別の面でも音を残す結果となった、
2006年のPSE騒動だ。
(※PSE法(電気用品安全法)。PSEマークのない電気製品が売れなくなるという改正法。これによりPSEマークのない価値のある古いもの、使えるはずの中古電気製品の売買ができなくなるとの混乱が起きた。その後経産省は方針を変更。)
この時、坂本龍一さん含む名立たる音楽家などたちが、
中古楽器や音響機器、またその他古い電気製品への影響にも触れ、それらを守る活動をした。
坂本龍一という存在は大きかったと思う。
なんでも捨ててしまわず、
古くても価値のあるものを、
また、使える電気製品を使い続けることができているのは、
あの時音楽家たちやリサイクル業者たちが声をあげた運動のおかげでもある。
日本の数々の才能や、そこから生まれるもの、繋ぐもの、文化も守られたというのは、決して大げさではないと思う。
"昔のそのもの"にしかない音に触れることは、
音楽家たちにとってはとてもとても貴重で大切な宝だ。
2016年2月、アンディ川合さんの記事
2006年3月、日経xTECHの記事
音楽家は余韻を残し、去っていく。
それぞれに、それぞれの音が、
風に乗り、くるくると落ちていく種のように。
そして
また風がふく。
坂本龍一
享年71。
(1952.1.17-2023.3.28)
合掌
※リンクは勝手に紹介しています。情報は当記事投稿時現在のものです。

